お粗末極まりない専門家会議 さっさと解散しろ 


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お粗末極まりない専門家会議 さっさと解散しろ 
 新型コロナウイルス感染を完全に終息させることができるのはワクチンと治療薬である。ワクチンと治療薬ができるまでは新型コロナ感染とうまく付き合っていくしかない。感染を押さえていくアイデアはすべて使っていくしかない。しかし、新型コロナ感染を止めることだけにのめり込めば経済が破綻する。経済が破綻しないように新型コロナを押さえていくことがこれからの大きな課題である。

 緊急事態宣言で休業要請をしたのは、遊興施設、大学学習塾、運動・遊戯施設、劇場等、集会・展示施設、商業施設である。密集空間をつくり新型コロナ感染をする恐れがあるから休業要請をした。休業すれば収入がなくなる。収入がなくなれば生活ができなくなる。長期間休業宣言をすることは生きる権利を奪うことになる。
 安倍首相が5月6日までという期限で緊急事態宣言をした。一カ月弱という期間であるなら収入がなくてもなんとかなるし、政府は全国民に10万円支給するし、休業事業者にも100万円から200万円の保障をするというので、新型コロナの感染を封じ込めることができるならばと国民は外出自粛、休業要請に応じた。
ところが安倍首相は専門者会議の要求通りに緊急事態宣言を延期して5月6日以降も続けるという。それはおかしい。
 感染が広がったのなら仕方がないが、専門家会議は感染が収まりつつあると評価したのである。全国の実効再生産数は、3月25日の時点で「2」であった。「2」の場合は新規感染が倍化する。先月10日は「1」であった。「Ⅰ」は新規感染は増加しない。4月末はさらに下回り、「0.7」となった。新規感染が減少したのだ。東京は全国よりも低く「0.5」である。新規感染増加率が「2」から「0.7」になったのである。ところが「0.7」になったにも関わらず緊急事態宣言を延長するように要請した専門家会議は身勝手すぎる。
 国民の努力があったからこそ「0.7」になったのである。私は「0.7」になるとは思わなかった。よくて「Ⅰ」か、「Ⅰ」より少し上になるだろうと思っていた。全国の潜在感染者は増えていただろうし、感染拡大は避けようがない状態だった。そして、政府は命令ではなく要請しかできなかった。罰されることはないから要請に応じない国民も多いだろうと思っていたから「Ⅰ」より少し上になると思っていた。しかし、「0.7」になった。素晴らしい。
「甘い」「温い」と内外から批判されたロックダウンであったが二週間で実効再生産数を「0、7」にした。世界で初めてである。米国、欧州の国々は日本より厳しいロックダウンをしたが感染者は爆発的に増えた。ほとんどの専門家は二週間後にはニューヨークのように感染爆発すると予想していた。「0、7」になると予想した専門家はほとんどいなかった。絶対に感染爆発はしないことにじしんがあった私であるが「0、7」には驚いた。

 国民の自粛は私の予想を超えていた。これほどまでに自粛するとは。私の脳裏に浮かんだのは敗戦して物がなく飢えている状態でも、配給を奪い合うことはしないで列をつくって配給を受け取っている映像である。列をつくってじっと待っている日本人の姿は世界でも有名になった。自分の欲望を押さえて協力しあうのが日本国民である。太平洋戦争の時は「贅沢しません。勝つまでは」と窮乏に耐えた日本国民である。国の大きな目的のためには自己犠牲をいとわない日本人の精神があるから「0.7」が実現したのである。西浦教授は、「接触を8割減らさないと、日本で約42万人が新型コロナで死亡する」というショッキングな予測が「0.7」にしたのではない。そんな極端すぎて理解できない予測に国民がビビったから「0.7」にしたのではない。国民が感染を押さえて日本国民が安心して生活ができることを望んで積極的に自粛したから「0.7」になったのだ。  
専門家会議は突然の緊急事態宣言でありながら政府の要請に懸命に応じた国民の努力に感謝するべきである。しかし、専門家会議にはそんな気はない。
 尾身茂副座長は、全国の感染状況について「新規感染者が減少していることは間違いないが、スピードは期待したほどではない。(対策の期間は)半年か1年か誰も分からない」とまだまだ国民の努力が足りないと言い、そのくせ国民の自粛は半年なのか1年なのかの検討をつけることさえできないのである。そして、「誰も分からない」と無責任なことをいうのが専門家会議のトップなのだ。専門家会議はロックダウンを要求しただけでそれ以外は何もしていない。無能者の集合体といってもおかしくない。

 クラスター班の押谷教授はクラスター潰しをやる目的は医療崩壊と経済破綻をさせないことであるといっていた。新型コロナが終息するのは治療薬とワクチンがつくられた時だ。それまでは感染力の強い新型コロナが終息することはない。薬ができるまで医療崩壊、経済破綻をさせないように新型コロナの感染を押さえ込んでいくしかない。その目的でクラスター対策班はクラスター潰しをやったのである。しかし、専門家会議には医療崩壊、経済破綻をさせないというような発想がない。ロックダウンの次の手は考えていないのだ。
実効再生産数の値を基準にするなら、非常事態宣言を解除する数値を最初に設定にするべきだ。「新規感染者が減少していることは間違いないが、スピードは期待したほどではないというなら一週間で期待する数値、二週間で期待する数値を最初に設定するべきだ。設定しないで「期待したほどではない」とは無責任だ。東京は「0、5」である。期待する数値は「0、3」なのかそれとも「0、Ⅰ」なのか。もしそのような数値を期待しいるのなら現実離れした期待数値である。実現は不可能に近い。そもそも、西浦教授の接触8割減要請というのも国民の現実を無視した机上理論である。
西浦教授は「八割接触削減」について、「七割は政治側が勝手に言っていることで、私は一切言及したことがありません。八割が絶対必要という主張をしてきました」と八割でなければならないと主張している。国民が八割削減をできるかどうかを問題にしていない。ただ単純に机上で独自の計算法を使って計算したにすぎない。国民のことは完全に無視している。

西浦教授は八割削減すれば倒産する会社がどのくらい増えるか、職を失う労働者は何人かなどは全然割り出していない。八割削減要請が原因でホテル、居酒屋など接客業の事業が次々と倒産している。これからもどんどん倒産していくだろう。八割削減を二週間するか、一カ月やるか、二カ月やるかで日本経済への影響は違う。八割削減は確実に経済悪化をさせる。経済悪化させないで八割削減をする方法はないかを追及するのも専門家会議の問題にしければならないと思うが、その気は全然ないようである。というより机上の世界に生きている彼らには八割削減と経済悪化の関係を追及する能力かない。

専門家会議が無知をさらけ出した。
専門家会議は感染を調べるPCR検査件数が少ない原因は、重症急性呼吸器症候群(SARS)などが世界に広まった際、国内で多くの感染は確認されず、検査態勢の拡充が諸外国よりも遅れたからだと分析した。信じられない。呆れてしまう。SARSに深く関わった押谷仁教授はSARSと新型コロナの違いを知り、新型コロナ感染を防ぐにはクラスター潰しが最適と判断し、厚労省にクラスター対策班をつくり、クラスター潰しのためにクラスター関係者を優先的にPCR検査をしたことと、PCR検査をどんどん進めると軽症者も入院させなければならないから医療崩壊が起こる。医療崩壊を避けるためにPCR検査を押さえたのである。そんな当たり前のことさえ知らないのが専門家会議の代表者である。無知丸出しである。クラスター対策班がどんなことをやってきたか、クラスター潰しで新型コロナ感染をどれだけ押さえてきたかも知らないのが専門家会議なのだ。
専門家会議はPCR検査+ロックダウン論者の集まりである。WHOを中心として感染病の対策はPCR検査と隔離、そして封じ込めとしてのロックダウンの二つの方法で対処するというのが主流である。これが日本も含めて世界中の学者に共通する。この2カ月の間新型コロナについて調べている内に気が付いたことである。だから、世界の国々はPCR検査と徹底したロックタウンをしたのである。ロックダウンをしても感染爆発が起きたがそれ以外に打つ手はなく、あとはピークが過ぎるのを待って経済復興をするだけである。米国や欧州は新型コロナ感染のピークは過ぎたと経済復興に政策を切り替えつつある。
 
専門家会議にとってPCR検査はなくてはならないものである。彼らが学んだ世界共通の本に書かれているからだ。PCR検査が新型コロナ感染抑え込みに全然効果がないことを専門家会議は知らないのだ。
専門会議はさっさと解散して30人しかいないクラスター対策班メンバーを100に増やしてクラスター潰しをもっと強化したほうがいい。その方が新型コロナ抑え込みに何倍も効果がある。
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