共産党一党独裁を徹底批判






新発売・沖縄内なる民主主義7 1620円(税込み)A4版
沖縄県民は翁長知事に騙されている
沖縄地方紙のプロパガンダに成り下がった佐藤優
事実を隠蔽する最低ジャーナリスト金平茂紀


本土取次店 (株)地方・小出版流通センター
http://neil.chips.jp/chihosho/ TEL.03-3260-0355 
chihosho@mxj.mesh.ne.jp
県内取次店 株式会社 沖縄教販
電話番号098-868-4170
shopping@o-kyohan.co.jp

みなさんの意見・感想は
ヒジャイ掲示板へ

ヒジャイ掲示板


クリックお願いします
にほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村

共産党一党独裁国家を徹底批判
 プーチン大統領が興味ある発言をした。レーニン批判をしたのである。レーニンはロシア革命を実現した人間であり、神聖化された人物である。レーニンを批判するということはロシア革命を否定することになる。
 今までスターリンは批判されたがレーニンが批判されたことはなかった。プーチン大統領はレーニンを批判したのである。
プーチン大統領は21日、学術に関する諮問会議を開催。詩人パステルナークがレーニンを批判した詩を引用した学者の発言を受け「レーニンの思想がソ連を崩壊させた」と言った。

プーチン大統領は、
「思考の流れを管理するというのは正しい。ただ必要なのは、その考えが、正しい結果をもたらすようにする事だ。 しかしレーニンの考えはそうではなかった。最終的に、その考えは、ソ連邦の崩壊といったことをもたらした。
そこには、自治など多くの考えがあった。つまり、ロシアと名付けられた建物の下に、原子爆弾をセットしたのだ。 ロシアは、その後、大爆発を起こした。世界革命なども、我々には必要ではなかった」と言い、「レーニンとか糞だろ、あいつの革命はわが国に必要なかった!」
とレー二ンを完全に否定した。

海外の共産主義に対する反応である。
・私は共産主義の理念自体は理解出来るし、それが本当に実現できるなら素晴らしいと思ってるけどね。
・全ての富が平等に分配され格差のない平等な世界になる。これはいかにも素晴らしく聞こえるが、実際こんなのは不可能なんだよ。共産主義を素晴らしいと言ってる人達はなぜそれに気づかないのか?
・共産主義の考え方は理想論に過ぎないんだよ、だからうまく行く訳がない。
人間というのは誰しもが自分が1番でありたいと思うからだ。
・共産主義は皆が平等な世界って言うけど、それはつまりいくら頑張っても意味のない世の中ってことだからな。そんなの誰も頑張らない世界になっちまうだけだよ。
・共産主義国家って大量虐殺ばかりやってるじゃん、その時点でイメージが最悪だよね。
共産主義の概念がいくら素晴しくても拒否反応が出てしまうよ。
・共産主義で大成功した国があるだろうか?
ソ連も崩壊したし、中国だって今は資本主義を導入してる始末ではないか。
・ソ連、中国、こんな国のようになりたいと思う奴がいるのだろうか?
・ソ連も、中国も共産主義で大失敗してる国じゃんか。
共産主義が駄目だってのは既に歴史が証明してるのさ。
・共産主義が本当に優れているのなら、この世界はもっと共産主義国家で溢れてる筈だと思うんだけどな。
・共産主義で繁栄した国家はまだないからな。
・共産主義の考え方では国は豊かにならないんだよ。
・いくら働いて頑張っても評価は同じ、そんな世界では真面目に働くのが馬鹿らしくなってしまう。そしてそれはやる気や生産力の低下を招き、国が衰退する。
・資本主義は金が全ての世界だけど、頑張れば報われる世界でもある。
・共産主義は全ての人達が平等になる世界だって言う人がいるけど、私はそれは違うと思ってる。
・共産主義ってのは頑張った人が報われない世界なんだよ、だっていくら頑張ったって他の人より沢山お金が貰える訳じゃないんだからね。
・そもそも全ての人が平等になれる社会システムなど実現不可能なんだよ。
 仕事だって重労働から軽作業まで色んなものがある、共産主義では重労働者と軽作業者の対価をどうするつもりなんだ?まさか同じにするつもりじゃないよね?それじゃ平等じゃなくて不平等な社会だろ?
・共産主義では皆やる気がなくなって怠け者になるから、結局ノルマなどを課すことになりかねないんだよ。そんな社会が羨ましいと思うかい?
・共産主義ってのは貧乏人にとっては羨ましく見えるものだよ。だって共産主義の世界になれば金持ちも居なくなるんだからね。今貧困に喘いでいる人達からすれば正に理想の世界ではないか。
・共産主義って実は相当不平等なもんだぞ。才能や実力がいくらあっても意味がないんだからな。国を維持し運営していくには様々な仕事が必要だ、そしてそれには楽な仕事もキツイ仕事もある。給料が皆同じだったらキツイ仕事をする人は不平等だろ?
・人間が生きて行くために一番重要で必要な物は向上心なんだよ。
・共産主義社会は人からそれを奪ってしまう。一番大切な物をね。
皆誰しも夢や野望を持ってると思うが、共産主義社会は人からそれすら奪ってしまう。
・全ての人が平等な社会と聞く、それはとても健全な社会のように錯覚してしまうが、実はその実態は不健全そのものなんだよ。

 ほとんどの人が共産党一党独裁国家を共産主義と思っている。それは勘違いである。共産主義は共産社会を目指した思想であるが、共産社会は理想社会である。それは搾取のない人間の自由な社会である。共産主義は単純な平等社会を目指しているのではない。

ウィキペディアの共産主義の説明
共産主義とは、政治や経済分野での思想や理論、運動、体制のひとつ、財産の一部または全部を共同所有することで平等な社会をめざす。その理念、共有化の範囲や形態、あるいは共産主義社会実現のための方法論などには古くから多数の議論があり、このため「共産主義」の定義は多数存在している。一般にはスターリニズムの別名、恐怖政治の代名詞としてブラックプロパガンダ的に指弾の対象とされる。

共産主義の源流とされる思想の歴史は古く、プラトンの国家論[、キリスト教共産主義などの宗教における財産の共有、空想的社会主義と呼ばれる潮流における財産の共有、フランス革命でのジャコバン派、一部のアナキズムによる無政府共産主義などがある。19世紀後半にカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスが共産主義思想を体系化し、市民革命で確立した私有財産制を制限し、共有化する財産の種類を資本に限定した、資本家による搾取のない平等な社会をめざす「マルクス主義(科学的社会主義)」が共産主義思想の有力な潮流となった。また十月革命の成功によるソビエト連邦の成立により、ウラジーミル・レーニンによる革命的な党の組織論などをマルクス主義に総合した「レーニン主義」が影響力を高め、後に「マルクス・レーニン主義」として定式化された。更にレフ・トロツキーによるマルクス主義の概念である「トロツキズム」、毛沢東による当時の中国の状況に適合させたマルクス主義の解釈である「毛沢東主義」など、マルクス主義は革命の起こった国の指導者の考えや国情により多数の思想や理論、運動、体制となり世界へ広まっていった。ソ連崩壊以降は「正統派マルクス主義」の影響力は世界的に大きく低下したが、マルクス主義または非マルクス主義の、各種の共産主義の思想や運動が存在し続けている。
                     「ウィキペディア」
 マルクスは人間の本質は労働し生産することであると述べている。しかし、労働者は生産をしても、生産した物は生産手段を所有している資本家の物となる。資本家は労働者を搾取し支配している。搾取・支配をなくす目的が社会主義であり共産党一党独裁国家である。ウィキペディアは社会主義と共産主義を混同している。
 共産社会とは搾取や支配のない人間が自由に生活する社会のことであり、共産主義が求めているのは共産社会である。共産社会は完全なる民主社会と重なる。

 ウィキペディアは「資本家による搾取のない平等な社会をめざす」のは共産主義ではなく科学的社会主義と書いている。ウィキペディアはマルクス主義が共産主義思想の有力な潮流となったと書いているが、マルクス主義が共産主義であるか否かはマルクス主義が共産社会を目指した思想であるかどうかを検討しなければならない。
 共産社会は搾取のない社会であり人間が自由な社会である。いわゆる理想社会である。「平等な社会」というのが「そもそも全ての人が平等になれる社会システムなど実現不可能なんだよ。仕事だって重労働から軽作業まで色んなものがある、共産主義では重労働者と軽作業者の対価をどうするつもりなんだ?まさか同じにするつもりじゃないよね?それじゃ平等じゃなくて不平等な社会だろ?をつくる」というイメージをつくってしまう。また、現実にソ連などの社会主義国家はその傾向があった。その原因はソ連=マルクス・レーニン社会主義が共産主義ではなかったからである。
 マルクスのいう共産主義は搾取のない自由な生産ができる社会である。資本主義社会で労働者から搾取するのは資本家である。しかし、共産党一党独裁国家では資本家は存在しないというのは間違いである。資本とは工場とか生産する道具、原料などである。資本主義社会では資本家が資本を所有しているが、共産党一党独裁国家では資本家は居ないのではない。資本は国のものになるから、資本を所有しているのは共産党である。共産党が資本家になっているのが共産党一党独裁の社会主義国家である。資本家共産党が労働者を搾取したのが社会主義国家なのである。共産党一党独裁国家では資本の所有が資本家から国=共産党に移った。資本が労働者のものになったのではない。
 社会主義国家では国が労働者を搾取することによって賃金が一律になったのである。だから「いくら働いて頑張っても評価は同じ、そんな世界では真面目に働くのが馬鹿らしくなってしまう」ということになる。それは共産主義ではなく共産党一党独裁から生まれたのである。
マルクス主義は革命の起こった国の指導者の考えや国情により多数の思想や理論、運動、体制となり世界へ広まっていったが、それは共産主義ではなかった。労働者を搾取する社会主義であった。

民主主義は直接民主主義国家と間接民主主義国家があり、日本、米国など民主主義国家は議会制民主主義国家である。民主国家ではない。「民主主義」は「民主」を目指すことであり、まだ民主社会ではないことの裏返しである。完全な「民主社会」も国家を必要としない社会であると言える。だから、共産国家がないように民主国家もないということである。
 共産社会とは搾取する階級がなくなった社会である。生産物は生産した者の所有になり、人間は自由であり、何者にも支配されない。働きたいときに働き、読書したいときに読書をする。ある意味、完全なる自由な社会が共産社会である。それは完全民主社会と呼んでもいい。
 民主主義と共産主義の違いは、民主主義は、リンカーンの演説で有名な「人民の人民による人民による政治」である。共産主義は、人間には支配し搾取するブルジョア階級と支配され搾取されるプロレタリア階級があり、支配し搾取するブルジョア階級をなくして資本がプロレタリアートのものになることである。共産主義のほうが民主主義より現実的な思想である。

 高校時代、リンカーンの民主主義論は素晴らしいと思っていたが、しかし、どうして金持ちと貧乏人が居るのか、「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る」の啄木の短歌のように農民の父は懸命に働いているが、なぜ私の家は貧乏なのかという疑問にリンカーンの民主主義論は答えてくれなかった。大学でマルクスの搾取被搾取の階級論を知った時、私の疑問が解けた。人間の本質は生産することにあるというマルクスの理論も私は納得した。
 マルクスの理論とマルクス主義の理論には大きなずれがあることも分かった。

レーニンに対する意見
・どのようにしてレーニンがソ連を崩壊させたというのか?
レーニンはソ連を作った男であり、またそのレーニンなくして現在のプーチンも存在しなかったと思うのだが。
・ソ連を作った人がソ連を崩壊させたってどういうことだよ!?
・ソ連が崩壊したのはゴルバチョフの時じゃん。
・共産主義を作ったこと自体が間違いだったということだろ。
・簡単に崩壊するようなシステムを作ったことに怒ってるんだろプーチンは。
・ソ連の建国者であるレーニンをこんなボロクソ言っちゃっていいのかよ(笑)
・プーチンはスターリンについてはどう思ってるのだろうか?
・プーチンはレーニンよりスターリン派なんだよ。
 だってプーチンのやってることってスターリンにそっくりじゃん。
・スターリンを多少マシにしたのがプーチンだからな。
・実際にプーチンに逆らった人達が失踪したり死んだりしてるからな。
これはどう考えても粛清だろ・・・。
・レーニン、スターリンと続いて最悪なことになったからな。スターリンが一体どれだけの国民を粛清したのかってことを考えれば、その責任はレーニンにもある。
・レーニンがもっと長生きしてれば、スターリンがあんな暴走することもなかったと思うんだけどな。そうしたらきっとソ連の歴史はもっと良い物になってたはずだよ。
・俺から言わせればレーニンもスターリンも大量虐殺者だよ。
はっきり言ってヒトラーと変わらない存在だ。
・レーニン時代はスターリンのような大量虐殺はやってないだろ。大量虐殺を次々とやるようになったのはレーニンの死後、スターリンが権力を掌握してからだよ。
・レーニンはそのソ連を作った男だぞ、そして彼のせいで少なくとも300万人が犠牲になってる。
・レーニンは飢餓を引き起こして何百万人も殺してるよ。
・共産主義はナチスよりもよっぽど最悪だよ。ロシアでは共産主義の犠牲となった人の数は累計で4000万人以上とも言われている、中国では毛沢東も6000万人の命を奪ってる。大二次世界大戦でナチスが虐殺したのは最大でも1000万人だ。左翼の人達はそれをよく理解した方が良いと思うね。
・ロシア国民はレーニンを愛してる人達が多いんだろ?プーチンはこんな発言しちゃって大丈夫なのか?
・プーチンは現在ロシアで圧倒的な支持率を持ってる。だからこの発言でどうこうなることはまずないだろうよ。
・しかしこれでもしプーチンが死んだ時に、霊廟の間に置かれてるレーニンの遺体がプーチンに変わったら笑えるな。

 ソ連崩壊の原因はスターリン主義にあるという意見が多い。革マル派や中核派は反スターリン主義であり、最近は共産党もスターリン批判をしている。三者に共通しているのはマルクス・レーニン派であることである。レーニンの国家論と革命論に賛同し共産党一党独裁の国家を目指しているのが共産党・革マル派・中核派である。
 三者の違いは共産党一党独裁国家を樹立する戦略・戦術の違いである。

共産党・・・マルクス・レーニン主義・二段階革命論・国会で多数を占める。大衆運動を通じて党員を増やし、国会と大衆運動で社会主義革命を起こす。議会主義・暴力革命容認。
革マル派・・・マルクス・レーニン主義・反スターリン主義・二段階革命論。職場における大衆運動で党員を増やし、大衆運動の質を転換して暴力革命を起こす。議会主義否定。
中核派・・・マルクス・レーニン主義・反スターリン主義・暴力革命。議会主義否定。

革マル派も中核派も共産党からの分派である。
ハンガリー動乱
1953年にスターリンが死去すると、共産圏全土で非スターリン化がおこった。ジャーナリストや文筆家からも労働環境の改善や言論の自由が要求され、学生も大学の狭き門と学ぶ環境を改善しようとして当局から独立した学生の組織を設立していた。国民全体から不平不満が巻き起こる中、独裁政党であったハンガリー勤労者党内でもラーコシらスターリン主義者を批判する改革派が台頭。そこへソビエト共産党内部で行われたニキータ・フルシチョフのスターリン批判演説が、幹部たちに大きな議論を呼び起こした。1953年6月、ラーコシはモスクワの圧力でナジ・イムレに首相の座を譲らされた。ナジはラーコシ時代の経済政策を改めようとしたが、なお書記長に留まっていたラーコシ派の巻き返しによって1955年4月に失脚した。
1956年10月23日、ハンガリーの市民が政府に対して蜂起した。彼らは多くの政府関係施設や区域を占拠し、自分たちで決めた政策や方針を実施しはじめた。ソ連軍は1956年10月23日と停戦をはさんだ1956年11月1日の2回、このような反乱に対して介入した。1957年の1月にはソビエト連邦は新たなハンガリー政府を任命し、ハンガリー人による改革を止めようとした。

蜂起は直ちにソ連軍により鎮圧されたが、その過程で数千人の市民が殺害され、25万人近くの人々が難民となり国外へ逃亡した。ハンガリーでは、この事件について公に議論することは、その後30年間禁止されたが、1980 年代のペレストロイカ政策の頃から再評価が行われた。1989 年に現在のハンガリー第三共和国が樹立された際には、10月23日は祝日に制定された。

ソ連軍がハンガリーの労働者。市民を弾圧したことで、ソ連共産党に反発した日本の共産党員が共産党を脱退して革命的共産主義者同盟を結成する。革命的共産主義者同盟も分裂して革マル派と中核派が誕生する。共産党、革マル派、中核派三党派ともマルクス・レーニン主義である。

革マル派・中核派の歴史
1955年、日本共産党が日本共産党第5回全国協議会(五全協)で決定した武装闘争路線を革命情勢は時期尚早とした上で、それまでの路線を極左冒険主義と自己批判した日本共産党第6回全国協議会(六全協)での決定は、とりわけ武装闘争の担い手だった急進的学生に深刻な動揺をもたらした。また翌1956年、当時のソ連の最高指導者フルシチョフによって、同国の絶対的指導者で死後も個人崇拝の対象であったスターリンが批判され(スターリン批判)、またソ連によって「社会主義国での労働者の蜂起」が弾圧されたハンガリー動乱が起こる。これらの事件から日本の共産主義者の一部は、日本共産党及びソ連=スターリニズムを批判し、それに代わる組織を作ろうとする運動を始めた。そして1957年、日本トロツキスト連盟を前身に革命的共産主義者同盟が誕生した。いわゆる、新左翼の誕生である。中心となったメンバーは太田竜、黒田寛一、西京司など。

革共同は、スターリンを批判したトロツキーの理論によっていたが、そのトロツキズムの度合いや運動方針によって、早くから分裂の動きが出ていた。主に、国際革命組織第四インターナショナル国際書記局を支持するトロツキスト派(西、太田ら)と、「トロツキズムの乗り越え」を主張する反スターリン主義派(黒田、本多延嘉ら)に分かれて、内部対立が続いていた。初期革共同は、学生中心で若干の労働者を獲得した「サークル」の域を出なかった。また、急進的な学生は、共産党から分離して共産主義者同盟を結成し、全学連の執行部を握ったことから、初期革共同は急進的な学生の多数の獲得にも失敗したといえる。
1958年7月、当時第四インターナショナルの各国支部が行っていた加入戦術を日本社会党に対して適用するように主張して却下された太田竜が東京学芸大学と日比谷高校のグループを引き連れて脱党、日本トロツキスト同志会(トロ同-のちに国際主義共産党-ICPに改称)を結成して社会党への加入活動を行う(革共同第一次分裂)。
1959年1月、トロツキズムの乗り越えを主張する「反スターリン主義」を定式化した黒田が、自ら警視庁公安部に日本民主青年同盟の情報を渡そうとして未遂に終わっていたことが発覚。同年八月の革共同第一回大会で「スパイ行為という階級的裏切り行為」として、黒田は除名される。黒田とともに革共同内で「革命的マルクス主義グループ」(RMG)を形成していた本多延嘉らが黒田を追って、革共同を脱党。新たに革命的共産主義者同盟全国委員会(革共同全国委。この時点では中核派とは呼ばれていない)を結成する(革共同第二次分裂)。
1963年2月、革共同全国委から「党建設」と「労働運動」の方針をめぐって「黒田派」が分裂し、日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(革マル派)を結成した。「本多派」は革共同全国委の組織を引き継ぐ形で「中核派」と呼称されるようになる(革共同第三次分裂)。
1965年2月、残っていた西派(革共同関西派)は、最盛期には千名のメンバーを誇っていた三多摩社会主義青年同盟を実質指導していた太田派(ICP)とともに、日本革命的共産主義者同盟(第四インターナショナル日本支部)として再統一した。しかし太田は、翌年に独断で指導した「立川米軍基地突入闘争」(太田竜の項参照)と日韓条約批准反対闘争の総括で批判され、脱党する。

分裂直後から、革命運動のヘゲモニーを競い合ってきた中核派と革マル派は、70年代に入り殺し合いの「戦争」状態に突入し、百名近くの死者と数百名の負傷者を出した。また中核派と第四インターは三里塚闘争の過程で対立し、1984年に中核派が一方的に第四インターを襲撃、頭蓋骨陥没と片足切断を含む8名の負傷者が出た。「ウィキペディア」

革マル派と中核派は思想的には近い。近いために凄まじい内ゲバになった。

レーニンの国家論と革命
 レーニンは国家とは支配者階級の利益のために存在していると定義し、資本主義国家は労働者を搾取するブルジョア階級の利益のためのブルジョア独裁国家であるとする。米国は民主党が政権を握っても、共和党が政権を握っても実質的にはブルジョア独裁国家あるというのがマルクス・レーニン主義の考えである。マルクス・レーニン主義は米国の労働者を解放するにはプロレタリア暴力革命を起こす必要があると考えている。
 そして、プロレタリア革命によって打ち立てた共産党一党独裁国家は支配階級をなくし国家が死滅するのを目指した国家であるとレーニンは著書「国家と革命」で述べている。しかし、共産党一党独裁国家ソ連は国家が資本家になって労働者から搾取する国になり、経済が破たんして崩壊した。革命家や政治家が経営をしたら経済が破たんすることを歴史的に証明したのがソ連であった。経営は経営の専門家がやるべきである。
 
 47年も前のことである。
学生運動に参加している頃、私は琉大図書館の前に立てている立て看板の係りをしていた。字の達筆な謝花先輩が字を書き、私は紙を貼ったり、立て看板を立てるのを手伝っていた。
 私には革マル派の暴力革命論に納得できない点があった。米国は資本主義国家であるからプロレタリア革命の対象になっていた。プロレタリア革命とは暴力革命であり、アメリカ国家を暴力で倒さなければならないという考えであった。しかし、アメリカ国家は議会制民主主義であり、大統領も議員も国民の選挙で選ばれる。国民で選ばれた人間によって運営している国家を暴力で倒すことに私は納得できなかった。

「アメリカも暴力革命をやらなければならないのか」
私は謝花先輩に訊いた。謝花先輩は4歳上の大先輩であり、私を学生運動にオルグした人間であった。
「当たり前だろう。社会を根本的に変えるには暴力革命しかない」
私の質問は一蹴された。
 社会を根本的に変えるには暴力革命しかないかも知れないが、しかし、国民に選ばれた政治家が運営している国家を暴力で倒すというのもおかしい。選挙で選ぶ意義と暴力で国家を倒す意義を深く検討するべきであると私は考えたが、謝花先輩は考える必要はないと言い、他に討論してくれる学生はいなかった。

選挙による議会制ではなく共産党一党独裁にする理由
選挙をすればブルジョアに味方する政治家も選ばれる。封建主義の人間も議員になる。このようなプロレタリアに敵対する政治家が国家の運営に参加させないために共産党一党独裁国家をつくるというのがレーニンの理論であり、共産党、革マル派、中核派の三党派もレーニンの理論を踏襲している。

私は共産党一党独裁には疑問があった
人間は本質的にエゴイストであるというのが私の考えである。共産主義政治家であっても自分や家族や親族の利益を優先させるだろう。共産党主義者といっても所詮は欲のある人間である。一党独裁になれば政権を握っている共産党員の利益が優先されていき、プロレタリア階級の利益は後回しされるだろうというのが私の考えだったから共産党一党独裁には反対だった。革命を起こした一世は労働者階級の利益を優先させるとしても二世三世になると主義よりも自分たちの利益を優先させるのは間違いないと考えていた。中国は私の考えている通りになっている。共産党幹部は国営企業の巨額の収益を自分の財産にしている。彼らは労働者の利益より自分の利益を優先して巨額な財産を所有している。彼らは共産主義者ではなく労働者を搾取する資本家・政治家である。
共産党一党独裁国家は労働者階級を搾取する階級なのだ。

資本主義経済の議会制民主主義国家はレーニンの言う通り、ブルジョア階級がプロレタリア階級を支配するための国家であるだろうか。
資本家とは生産手段や原料を所有することによって、労働しないのに収入を得る存在である。日本も米国も株式会社がほとんどである。株式会社の場合、会社を所有しているのは株主である。株主は労働をしないで会社から配当金をもらう。労働をしないで会社から金をもらうのは労働者からの搾取である。資本主義経済では株主が資本家である。
社長はブルジョア階級であるか。社長は株主ではない。だから資本家ではない。社長は社長としての仕事をやって給料をもらっている。ということは社長は労働者である。
働かないでも会社からの収入があるのが資本家なのであるから働いている社長は資本家ではなく労働者である。だからプロレタリアート階級に属する。
日本、米国はブルジョア=株主が支配している国家であるだろうか。

日本は20歳以上の国民は資本家も労働者も投票できる。圧倒的に多いのは労働者である。それは米国も同じである。労働者が政治家を選ぶといっても過言ではない。日本の国家も米国の国家もブルジョア階級がプロレタリア階級を支配するための国家ではない。

社長などの経営者も労働をして収入を得ている。だから労働者である。社長の給料が高いのは労働の質が高いからである。現場で直接生産をしている労働者と会社全体のことを考える社長とは労働の質が違う。社長の経営手腕によって会社が発展するかしないかが左右されるのだ。社長の労働の質は高いから収入が大きい。
株主が資本家であり、経営者は労働者である。共産党一党独裁国家では共産党が資本家であり労働者を搾取する。つまりは資本家と政治家がひとつになっている国家であったが、資本主義・議会制民主主義国家では政治家と資本家は分離していて、資本家は株主であり政治の実権は握っていない。
政治家は国民が選ぶ。経営者の労働者階級と直接生産の労働者階級によって選ばれる。
経営者は会社の利益と発展を優先し、直接生産者は労働の改善と給料のアップを優先しているから対立が起こる。しかし、それは資本家階級と労働者階級の対立ではない。立場の違う労働者階級内の対立である。政治家は経営者に味方する政治家と直接生産者に味方する政治家に分かれるが、二者とも国民の生活を豊かにするという目的は同じである。

日本の政治の不幸は共産党、革マル派、中核派のように経営者をブルジョア階級、直接生産者をプロレタリア階級と決めつけ、米国や日本はブルジョア階級が支配している資本主義国家であるからプロレタリア階級の国家を暴力革命でつくることを目指して、大衆運動や政治活動をし、それが他の政治家にも強い影響を与えていることである。民主党の左派の政治家はもろに影響を受けている。
自民党が政権を握り続けているが、原因は自民党にあるのではない。資本主義・議会制民主主義に徹することができない野党にある。
共産党、社民党以外の政党は安倍政権に単純反発するのではなく、自民党が衆議院で3分の2の議席を獲得し、安倍政権の支持率が高いことを学ぶべきだ。旧社会党になったのではないかと思わせる今の民主党が政権を取るのは無理だ。

チャンネル桜</h”>

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 佐喜真淳候補... ソ連はブルジ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。