国家の第一は民主主義である。美しさとか品格はまやかしの国家論である。新聞に掲載されている論文を中心に批判する。
品格より民主そして自由
八重山さとうきび生産の実体
5期ぶり10万トン割れか、長期干ばつが影響
郡内の5製糖工場の2011年/12年産のサトウキビの最終生産見込み量がまとまった。生産予想量は収穫面積1648ヘクタール(前期比11.83ヘクタール減)、生産量は前期実績を1万9602トン(16.4%)下回る9万9959トンと、06/07年産以来、5期ぶりに10万トンを割り込む見込み。収穫面積の減少に加え、台風や干ばつ被害などから10アール当たりの単位収量(以後単収)が前期の約7.2トンから今期は約6.07トンへと低下する見込み。5工場すべてで前期からの減産を見込む。操業開始は全工場とも年明け後となっている。
石垣島製糖は収穫面積1211ヘクタール(前期比26ヘクタール増)、平均単収6.106トン(前期7.251トン)。収穫面積が増えたものの、単収低下を予想。生産量は7万4000トンと前期を1万1898トン(13.8%)下回る見込み。操業開始は1月7日を予定している。
小浜糖業は収穫面積が前期を約6.5ヘクタール下回る45.83ヘクタール。単収6.08トン(同7トン)。生産量は2787トンと前期比874トンの減産を見込む。操業は来年3月の新工場完成後を予定している。
西表糖業は収穫面積が128ヘクタールとほぼ前年並み。単収は6.74トン(同7.26トン)と前期を約0.5トン下回る見込みで、生産量は前期を695トン下回る8623トンを予想している。操業開始は1月6日の予定。
波照間製糖は収穫面積が178.7ヘクタールで前期比14.1ヘクタールの減。単収は6.29トン(同8.19トン)と前期を1.9トン下回る予想。生産量は前期を4540トン(28.76%)下回る1万1247トンを見込んでいる。1月5日に操業開始予定。
JA与那国工場は収穫面積84.64ヘクタールと前期比17.2ヘクタールの減。単収を3.9トン(同4.81トン)と、4トン割れを見込み、生産量は3301トンと前期比1596(32.6%)減の大幅減産を予想している。操業開始は2月2日で調整している。
八重山郡の今期のさとうきびの収穫は9万9959トンの予想である。計算が細かくなるので10万トン収穫の場合で農家の状況を予想してみる。
八重山郡の農家の一戸当たりの収入を生活ぎりぎりの350万円だと仮定して農家戸数を割り出してみる。収入が350万であってもその中から肥料代金や農機具、運搬賃などを引くと農家の収入は300万円を割るだろう。また、さとうきび1トン代金は2万円であるが、2万円の内の1万6000円は国の補助金であり、製糖工場の支払いは4000円である。
10万トン×2万円÷350万円=571
八重山郡で農家の収入を350万円と設定すると農家の戸数は571戸である。
石垣市の場合は一戸当たり約6万トンを収穫するという。 農家平均収入は 約6万トン×20000円=120万円となる。肥料代などを引くと100万円以下である。さとうきび専業農家はほとんどいないということになる。石垣市の人口は4万7699人である。さとうきびが経済に及ぼす影響は小さいことがわかる。
JAの主張するようにTPPに参加してさとうきびが全滅すると離島の経済が破綻するという理論は石垣市にはあてはまらないということになる。別の地域を農家の収入を350万円と仮定した時の戸数を表にする。
人口
小浜島 350万円 34戸 631人
西表 40戸 3968人
波照間 34戸 589人
与那国 22戸 1668人
さとうきびの生産には広大な土地が必要であるから、農家の戸数を増やすことはできない。さとうきびで離島の経済を活性化するのは困難である。さとうきび生産を継続するにはさとうきび農家を激減させて一戸あたりの収入を500万円以上する大規模農業を展開しかない。
小規模農業ではじりじりと農業が衰退していく。
郡内の5製糖工場の2011年/12年産のサトウキビの最終生産見込み量がまとまった。生産予想量は収穫面積1648ヘクタール(前期比11.83ヘクタール減)、生産量は前期実績を1万9602トン(16.4%)下回る9万9959トンと、06/07年産以来、5期ぶりに10万トンを割り込む見込み。収穫面積の減少に加え、台風や干ばつ被害などから10アール当たりの単位収量(以後単収)が前期の約7.2トンから今期は約6.07トンへと低下する見込み。5工場すべてで前期からの減産を見込む。操業開始は全工場とも年明け後となっている。
石垣島製糖は収穫面積1211ヘクタール(前期比26ヘクタール増)、平均単収6.106トン(前期7.251トン)。収穫面積が増えたものの、単収低下を予想。生産量は7万4000トンと前期を1万1898トン(13.8%)下回る見込み。操業開始は1月7日を予定している。
小浜糖業は収穫面積が前期を約6.5ヘクタール下回る45.83ヘクタール。単収6.08トン(同7トン)。生産量は2787トンと前期比874トンの減産を見込む。操業は来年3月の新工場完成後を予定している。
西表糖業は収穫面積が128ヘクタールとほぼ前年並み。単収は6.74トン(同7.26トン)と前期を約0.5トン下回る見込みで、生産量は前期を695トン下回る8623トンを予想している。操業開始は1月6日の予定。
波照間製糖は収穫面積が178.7ヘクタールで前期比14.1ヘクタールの減。単収は6.29トン(同8.19トン)と前期を1.9トン下回る予想。生産量は前期を4540トン(28.76%)下回る1万1247トンを見込んでいる。1月5日に操業開始予定。
JA与那国工場は収穫面積84.64ヘクタールと前期比17.2ヘクタールの減。単収を3.9トン(同4.81トン)と、4トン割れを見込み、生産量は3301トンと前期比1596(32.6%)減の大幅減産を予想している。操業開始は2月2日で調整している。
八重山郡の今期のさとうきびの収穫は9万9959トンの予想である。計算が細かくなるので10万トン収穫の場合で農家の状況を予想してみる。
八重山郡の農家の一戸当たりの収入を生活ぎりぎりの350万円だと仮定して農家戸数を割り出してみる。収入が350万であってもその中から肥料代金や農機具、運搬賃などを引くと農家の収入は300万円を割るだろう。また、さとうきび1トン代金は2万円であるが、2万円の内の1万6000円は国の補助金であり、製糖工場の支払いは4000円である。
10万トン×2万円÷350万円=571
八重山郡で農家の収入を350万円と設定すると農家の戸数は571戸である。
石垣市の場合は一戸当たり約6万トンを収穫するという。 農家平均収入は 約6万トン×20000円=120万円となる。肥料代などを引くと100万円以下である。さとうきび専業農家はほとんどいないということになる。石垣市の人口は4万7699人である。さとうきびが経済に及ぼす影響は小さいことがわかる。
JAの主張するようにTPPに参加してさとうきびが全滅すると離島の経済が破綻するという理論は石垣市にはあてはまらないということになる。別の地域を農家の収入を350万円と仮定した時の戸数を表にする。
人口
小浜島 350万円 34戸 631人
西表 40戸 3968人
波照間 34戸 589人
与那国 22戸 1668人
さとうきびの生産には広大な土地が必要であるから、農家の戸数を増やすことはできない。さとうきびで離島の経済を活性化するのは困難である。さとうきび生産を継続するにはさとうきび農家を激減させて一戸あたりの収入を500万円以上する大規模農業を展開しかない。
小規模農業ではじりじりと農業が衰退していく。
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