キャンプ・シュワブ前県民集会の照屋寛徳衆議員を批判する




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キャンプ・シュワブ前県民集会の照屋寛徳衆議員を批判する


 3月25日のキャンプ・シュワブ前県民集会で沖縄革新の国会議員が次々と演説をしたが、最初に演説したのが照屋寛徳衆議員(てるや かんとく、1945年7月24日 - )であった。彼は2003年、第43回衆議院議員総選挙に沖縄2区から社民党公認で出馬し、当選した。そして、44・45回の総選挙でも沖縄2区で当選を重ねた。2010年、社民党国会対策委員長に就任。福島瑞穂党首の4選後、党幹事長への起用が持ち上がったが、照屋氏は社民党歴の浅さを理由に辞退した。
 社民党は衆議員2人、参議院2人の少数政党である。社会党時代は自民党の対立政党として存在し、政権政党になったこともあるが、皮肉にも政権党になったその後は支持者が激減し、今では政党を維持できるかできないかの瀬戸際まで追い詰められている。議員4人の中で照屋氏だけが選挙区当選者であり3人は比例で当選している。

 ヘリパッド建設阻止運動で4つの容疑逮捕・起訴された沖縄平和運動センターの山城議長も社民党員であるが、照屋議員とは前原高校の先輩後輩の関係であり、照屋議員が山城議長を同志というほどに二人はとても親しい関係にある。山城議長が拘留された時は毎週面会をしていた。
 
 照屋議員はマイクロバス上の演説で、山城議長の152日間の拘留は国家権力の弾圧との闘いであると言った。山城議長は大衆運動家であり議員ではないから彼の闘いの場はヘリパッド建設の現場であったりキャンプ・シュワブであったり、いわゆる彼の闘いは議会ではなく現場である。彼の闘いの目的は議会で建設を阻止するのではなく現場で建設を阻止することである。だから山城議長の闘いは建設を進めるために反対運動を排除する国家権力である警察との闘いになる。山城議長が国家権力の弾圧との闘いであるというのは理解できる。しかし、照屋氏は山城議長のような大衆運動家ではない。国会議員である。国会議員は国会で法律をつくる闘いをするのであり、現場で実力で建設工事を阻止する闘いをするのではない。国会議員はいわゆる国家の法律をつくるのだから国家権力者である。たとえ野党であっても国会議員であるから国家権力者である。社民党が社会党であった時は政権を握ったこともある。社会党議員の村山富一氏は首相にもなった。政権を握るか握らないかは国会で過半数を握るか握らないかで左右されるが国会議員であるなら野党であっても本質的に国家権力者である。政権を握ったら権力者であり、政権を握らなかったら権力者ではないというのは狭い考えである。国会で自分が反対した法律が決まっても国会議員であるなら決まった法律を国民に守らせる義務がある。法を守らせる立場の国会議員は権力者である。野党だから権力者でないと思うのは間違いである。

山城議長は4つの容疑で逮捕された。容疑の中に彼の政治思想は含まれていないし思想表現も含まれていない。日本は思想心情の自由を保障しているし、表現の自由も保障している。山城議長を逮捕した4つの容疑は威力業務妨害、公務執行妨害罪、傷害罪である。思想とは関係がない。どんな思想を持っていようと、右翼であろうと左翼であろうと、そして政治には無関心なノンポリであろうとキャンプ・シュワブの前にブロックを並べたり、機動隊や防衛局職員に暴力を振るい傷を負わせたならば警察が逮捕するのは当然である。
左翼イデオロギーの塊である山城議長は自分の行為を正しいと信じているから逮捕・拘留を権力の弾圧であると思い込むのは納得できるが、照屋議員は国会議員である。運動家ではない。国会議員である照屋氏は議会制民主主義を根本的に理解し、国家を担わなければならない存在である。例え、山城議長とはイデオロギーが同じで彼と同志であったとしても、山城議長が過激な運動によって違法行為の疑いで逮捕されたことは国会議員としては認めなければならない。もし、照屋議員が山城議長逮捕・拘留を権力の弾圧であると考えるならば運動が正しければ日本の法秩序を破ってもいいと照屋議員は考えていることになる。照屋議員がそのように考えているならば先頭に立って法を守るべき国会議員である照屋氏が法の破壊者となってしまう。
国会議員としての責任があるならば、たとえ辺野古基地建設に反対であっても法を守った反対運動をやるべきであると山城議長を指導するべきである。国会議員である照屋議員は国会で辺野古建設阻止の闘いを展開するべきである。

演説の照屋議員は日本には中央政府と地方政府があるといい。中央政府対沖縄政府、名護政府の闘いを想定している。国会議員であるなら法律を制定する国会、県議会、市議会が重要な存在であり、辺野古建設阻止も議会で追及するべきであると考えるべきであるのに照屋議員にはその考えがないようである。照屋議員には国会議員としての自覚はない。だから、国道329号線という違法な場所で県民集会を開いても平気なのだ。

照屋議員は弁護士であり、しかも国会議員である。そんな照屋議員が山城議長の違法行為を正当化し、違法な国道の県民集会に参加するのである。弁護士として国会議員として失格である。
照屋議員に沖縄の未来を語る資格はない。山城議長と一緒に辺野古基地建設阻止運動をしたいのなら国会議員を辞めてキャンプ・シュワブで違法行為をしたほうがいい。
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