二択でも三択でも辺野古埋め立てに関係なし 茶番な県民投票



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二択でも三択でも辺野古埋め立てに関係なし 茶番な県民投票
 県民投票は二択から三択になった。二択の時には五市長が県民投票に参加しないことを表明したが三択になったので参加する。二択から三択にすることによって玉城デニー知事と与党がつくった土俵が崩れるのを防いだ。
 三択とは賛成・反対に「どちらでもない」を加えたものだ。「辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票」であるのに賛否以外にどちらでもないの選択を入れるのはおかしいが県議会は全会一致で「どちらでもない」を加えた三択案を議決した。県民投票には値しない県民投票を与野党の全会一致で決めたのが沖縄の県議会である。
玉城デニー知事は県民投票が「3択」で全県実施されることが決まったことを受け、「今回の改正の趣旨を御理解いただき、積極的に投票に参加して自身の意思を示してほしい」と述べ、「積極的に投票に参加してほしい」と県民に呼び掛けた。

県民投票要請署名を2択で集めてきた「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表は、
「3択になることには複雑な思いもある」
と胸の内を明かしつつも、3択という選択肢でも2択と同様、「賛成」「反対」の選択肢を選ぶことは可能あると強調し、
「賛成、反対の民意を明確にしていきたい」
と話した。県民投票まで残り1カ月。「議論を深めていきたい」と述べた。
「やった。粘ったかいがあった」。同会の安里長従副代表は喜びの声を上げた。
県民投票を巡っては、投票を実施するか否かの入り口で議論が止まっていた。安里氏は「結果的には投票権の重みなど県民がいろんなことを学ぶ機会になった」と指摘。次は「辺野古の埋め立てという本質的な議論を進める環境をつくっていきたい」と話した。そして、
「結果的には投票権の重みなど県民がいろんなことを学ぶ機会になった」
と指摘し、次は
「辺野古の埋め立てという本質的な議論を進める環境をつくっていきたい」
と話したという。

保守系市町村議員の勉強会で「(投票事務の)予算案を否決することに全力を尽くすべきだ」などと呼び掛けた文書を配布した自民党の宮崎政久衆院議員(比例九州)、賛成と反対に「どちらでもない」を加えた3択での実施を県議会与野党が合意したことについて
「県議会与野党の各議員など多くの方が努力した成果だ。評価する。県民投票はきちんと実施すべきだ」と歓迎した。
 三択に野党の自民党も賛成し、五市長も投票するように進めるという。与野党が辺野古埋め立て工事になんの影響も与えることができない県民投票の実現に懸命になっている。

三択の県民投票に危機感を抱いている辺野古移設反対派の人物がいる。目取真俊氏である。目取真氏はブログ「海鳴りの島から」に「県民投票に向けて埋め立て工事は加速する。それに対処しないで県民投票の成功はない。」を掲載している。目取真氏は強力な辺野古移設反対派であり、現場の建設工事を実力で阻止しようと活動している。現場の工事が進んでいることに彼の危機感は大きい。県民投票も埋め立て工事を阻止する効果がなければならないと彼は考えている。現場を軽視した県民投票を彼は批判している。

辺野古新基地建設にそんなに関心があるなら、どうして現場に足を運ばないのだろうか。インターネットで情報を得れば十分ということか。では、だれが海の破壊を止めるのか。県民投票で1票を投じれば工事は止まるのか。
勤め人に仕事を休んで来いとは言わない。しかし、だれかがやってくれるだろう、と他人まかせにしているうちに、埋め立て工事は加速する。県民投票を有利に運ぶために、沖縄防衛局はこんなに工事が進んだと見せつけたいのだ。埋め立てが進めばあきらめムードも広がる。圧倒的に反対票を集め、県民投票を成功させようと思うなら、現場での運動の盛り上がりが必要だ。
「海鳴りの島から」
 目取真氏にとって県民投票は県民の民意を確認するためのものではなく、辺野古新基地建設反対の票を獲得して建設を阻止するための手段である。だから、現場で建設工事が進んでいる現実に危機感を募らせている。
 目取真氏が指摘しているように建設工事が進めば移設は仕方がないと容認する県民が増えていくだろう。現在進められている辺野古側の埋め立て予定地が半分以上埋まれば埋め立て反対の県民は減るだろう。目取真氏が指摘している通り現場での建設工事を阻止する運動が盛り上がらなければならない。しかし、デニー知事、与党は県民投票を全県で実施することに努力するだけである。現場の闘いを疎かにしていることに目取真氏は危機感を募らせているのだ。目取真氏から見れば全県民が投票することを優先して五市が参加するために三択にしたことは現場の闘いを軽視して辺野古移設阻止を真剣に取り組んでいないように見えるだろう。
 
 目取真氏は全県民が投票するために三択にし、建設工事現場での反対運動を疎かにしていることを批判しているが、二択のままであっても現場の反対運動は弱く、埋め立て工事を阻止することは不可能である。
県民投票が二択にしろ三択にしろ、全県民が投票するにしろ。五市が投票拒否をするにしろ、埋め立て工事には一切影響がない。
埋め立ては着々と進み、「2―1」工区(約6・3ヘクタール)は四月に埋め立てが終わるし、三月には隣の新たな工区(約33ヘクタール)の埋め立てが始まる。県民投票で埋め立て工事を止めることはできない。

 埋め立て工事になんの影響も与えることができないのに埋め立てを問う県民投票は茶番である。茶番に明け暮れているのが沖縄の政治である。
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