原発事故は自民党の責任


原発推進が悪いとはいえない。地球温暖化の問題もあるし、エネルギーを石油だけに頼るわけにはいかない。だから54基の原発があるのは問題にはならない。問題は、自民党が献金や天下りで甘い汁を吸うために原子力発電推進に絡んできたことだ。東電の社長は派閥政治時代の無能な首相と同じだ。原発事件が起きた途端に病気で倒れ、事故対策を全然指揮を執らなかった。緊急事態に的確に対応するためには社長が総指揮をとらないといけない。ところが東電は社長抜きで原発事故に対処した。東電の社長が無能であることが表面化した一ヶ月だった。これでは東電が原発事故に適切な対応ができるはずがない。

「水素爆発は起こらない」と菅首相に進言した原子力安全・保安院もその無能ぶりが表に出た。
東電にしろ保安員にしろ、自民党時代につくられたものだ。今度の原発事故で顕著になった彼らの無能ぶりの原因は自民党と原子力発電会社とのずふずふの関係にある。自民党が厳しい態度で原発に向き合わなかった責任は非常に大きい。

民主党は保安員を改革して、有能な原子力専門家を保安員にするべきだ。原発会社も刷新して、天下りや献金に厳しい制限をしたほうがいい。

昨日のたけしのTVタックルで菅首相はさんざんに避難され、首相は交代するべきだと言っていたが、東日本大震災にしても福島第一原発にしても、対応のノウハウが自民党時代につくられていなくて、暗中模索の状態で対応したからもたもたしたのであり、菅首相避難には賛同しかねる。

大災害が起こってから対策マニュアルを作ったのでは遅い。ところがそのマニュアルがなかったのだ。

自民党時代に大災害対策マニュアル、原発事故対策マニュアルをつくっていなかった。この一ヶ月間の適切な対応ができなかった責任の第一は自民党にある。

しかし、これからの復興対策は菅政権に責任がある。二大政党の基盤をつくるまではずっこけてくれるなよ菅首相。
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