米兵女性暴行は県、県警、ホテル業界、革新にも責任がある






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米兵女性暴行は県、県警、ホテル業界、革新にも責任がある

那覇市の米兵による準強姦事件に対してキャンプシュブでは抗議集会が行われ、沖縄の市町村議会や県議会も抗議を採択している。
 県議会米軍基地関係特別委員会の新垣清涼委員長らは沖縄防衛局、在沖米四軍調整官事務所、在沖米総領事館、外務省沖縄事務所を訪ね抗議決議や意見書を渡した。
 沖縄側は沖縄防衛局や米軍に抗議文や意見書を渡し、事件事故の再発防止を要求するだけである。それだけである。
 事件・事故の責任のすべては米軍にあるというのが県議会や革新側の主張である。果たしてそうだろうか。事件が起こったのは那覇市にあるホテルである。事件が起こった原因は米軍の教育管理が疎かであっただけとは言えない。ホテルの管理にも問題があったといえる。
 米兵の婦女暴行は絶えないというのを革新の政治家は繰り返し言っているし、沖縄二紙も繰り返し記事にしている。今度の事件が起こった時も同じことを述べている。
  米軍キャンプ・シュワブで行われた抗議集会主催者の女性代表、高里鈴代さん(75)は「新基地建設だけでなく基地存続に拒否の声をあげよう」とあいさつ。稲嶺進・名護市長は「これまでも婦女暴行、殺人、住居侵入など数えればきりがないほど起こっている。基地がある限りまた必ず起きる」と言っている。

沖 縄 県 八 重 瀬 町 議 会「米軍人による準強姦容疑事件に関する意見書」を議決した。

去る 3 月 13 日、那覇市内のビジネスホテルで、米軍キャンプ・シュワブ所属 の海軍 1 等水兵が、沖縄に観光で訪れていた女性宿泊客に性的暴行を加えたと して、準強姦容疑で逮捕される事件が発生した。 多くの観光客が宿泊し、安全・安心であるべきホテルで発生した今回の卑劣 な事件は、女性の尊厳を踏みにじる蛮行であり、平穏な観光旅行を脅かすもの で、県民、観光客と観光関連業界に大きな衝撃と不安を与えている。 本町議会は、米軍による事件・事故が発生するたびに抗議を行ってきたものの、綱紀粛正などの取り組みの実効性は全く上がっていない。米軍は、今回の 事件が過去の不幸な事件を想起させ、県民及び観光客が一層恐怖にさらされて いる現実を受け止め、抜本的な方策を講じ、具体的かつ実効性のある事件・事 故防止策を実施すべきである。 よって、本町議会は、県民、観光客の人権と生命、財産と観光関連業界の経 営を守る立場から、米海軍兵による許しがたい準強姦容疑事件に関し、激しい 怒りをこめて厳重に抗議するとともに、関係機関に対して、下記事項の徹底、 実現を強く求める。


以上
1.被疑者に対する厳正な対応と、被害者への謝罪と完全な補償を行うこと
2.米軍人の教育徹底と綱紀粛正を図るとともに、県民、観光客と観光関連業者 が安心して生活し営業できる実効性のある抜本的な再発防止策を講じるこ と
3.日米地位協定の抜本的な見直しを図ること
4.在沖米軍基地の整理・縮小と米兵の削減を促進すること 以上、地方自治法第 99 条の規定により、意見書を提出する。

平成 28 都市 3 月 25 日
沖 縄 県 八 重 瀬 町 議 会
あて先 内閣総理大臣、内閣官房長官、外務大臣、防衛大臣、沖縄及び北方対策担当 大臣

 沖縄で米兵の事件・事故は数えないほど起こっていて、基地がある限り必ず起こると断言していながら、彼らは米軍と政府に沖縄が安全になることを要求するだけであり、米兵の事件・事故を防ぐための自分たちがなにをしなければならないかは追及していない。
 基地がある限り必ず事件・事故は起こると断言しているならば自分たちも防ぐ努力をしなければならないと考えるのが普通である。ところが彼らはそれは一切考えない。要求するだけで自分たちはなにもしない。事件・事故が起こったら米軍と政府を非難するだけで終わる。それが沖縄の政治である。
 そのことを4年前の2012年11月のブログて指摘したことがある。

2012年11月29日のブログより。
県警、MPとのパロールを断る

夜間外出禁止時間帯の米兵来店、通報体制を検討

 沖縄県を中心に相次ぐ米兵による事件を受け、外務省沖縄事務所は28日、日米両政府や米軍、地元自治体の担当者が事件の再発防止策について意見交換する「協力ワーキングチーム(CWT)」特別会議を那覇市内で開いた。
 米軍側からは、夜間外出禁止令(午後11時~午前5時)の時間帯に飲食店を米兵が訪れた場合、直接米軍に通報できる体制(ホットライン)の設置を検討していることが報告された。

 会議は非公開。在沖縄米軍や県、関係自治体、防衛省沖縄防衛局などの実務担当者ら38人が参加した。

 防衛局側は日米の共同夜間パトロールを提案。しかし県警は、基地外で米軍関係者が事件を起こし、現場に日米双方の捜査員が同時に到着した場合、日米地位協定に基づく日米合意で米側が逮捕すると定められていることに触れ、「米軍憲兵(MP)との共同パトロールはこれまで認めていない」と難色を示したという。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜間パトロールの目的は犯罪者を見つけて逮捕するのが目的ではない。11時以後も那覇市でたむろしている米兵を見つけて部隊に帰すのが目的である。犯罪を未然に防ぎ那覇市民の安全を守るのが夜間パトロールの目的だ。
それをなにを勘違いしているのか、県警は犯罪者を逮捕する権限は米側にあるからといってMPとの共同パトロールを断っている。

夜間パトロールは犯罪者の捜査だと勘違いしている。警察は犯罪者を逮捕するだけが仕事ではない。犯罪防止も警察の仕事だ。
MPだけが夜間パトロールをすることになれば那覇市民の安全をMPが守るということになる。県警はそれでいいのか。

沖縄の安全は県警が守るという自治意識があるならば、むしろ、那覇市の安全を守るための夜間パトロールは県警がやるからMPの夜回りはしなくていいというのが本来の県警ではないだろうか。
もし、米兵が暴れているのをMPが捕まえることが何度もあるとすると、県警よりMPのほうが那覇市の夜の安全を守っていると那覇市民がMPを信頼するようになるかもしれない。「夜はMPがパトロールしたほうがいい。県警は頼りにならない」などと市民が思うようになれば、那覇市の自治が米軍に侵略されることになる。

自治精神が欠落している沖縄の政治家・公務員・警察というところだな。(2012年11月29日のブログより)

 2012年に沖縄の警察が米兵から県女性の被害を守るためのパトロールを断ったのである。県警には県女性の安全を守る思想がないことをその時に知った。
 警察が米兵が事件を起こさないように歓楽街を見回り、米兵が宿泊するホテルにも安全指導を続けていれば今回の事件は防げた可能性が高い。
 女性は米兵が泊まっているフロアと同じフロアに泊まった。そうであるならホテルはその女性に米兵が泊まっていることを伝え用心するように指導するべきである。その指導があったら女性が廊下で寝ることはなかっただろう。
 廊下には防犯カメラが設置されているから、米兵の泊まっているフロアの廊下は注意深く監視するべきであった。米兵たちは20代の若者である。酔って事件を起こす可能性は高い。ホテルが注意深く米兵たちを監視するのは義務である。事件が起きたのはホテルの怠慢もある。そして、ホテルを安全指導しなかった県警にも責任がある。
 同様に、米兵の事件・事故を未然に防ぐ政策をつくらなかった翁長知事、県会議員、城間那覇市長、那覇市会議員にも責任がある。

 米兵の婦女暴行は絶えないと主張しているのに婦女暴行をなくす努力をしないのが沖縄の政治家であるし、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会、共同代表。強姦救援センター等である。事件をなくすために努力をしない彼らが努力をしている米軍を非難するのは筋違いである。

 米兵の事件・事故をなくすには米軍や政府だけに頼るのは間違っている。沖縄の安全を守るのは政治家や県警の義務であるし、米兵の事件・事故を非難する活動家たちも事件・事件をなくすための活動をするべきである。そうすれば米兵の事件・事故はもっと減るだろう。

2016/03/18 に公開
平成28年3月17日木曜日に放送された『沖縄の声』。政府と沖縄県との代執行訴訟は­、政府は「辺野古移設が唯一の解決策」、県は「辺野古移設阻止」という互いに譲らない­まま和解成立となった。本日は、キャスターの又吉康隆が「安倍政権の暫定案和解に失望­」をテーマに政府と県の和解について批判していきます。
※ネット生放送配信:平成28年月3月17日、19:00~
出演:
  又吉 康隆(沖縄支局担当キャスター)
※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千­人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、­全国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
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