日本は絶対に海外のような感染爆発は起こらない。断言する2


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日本は絶対に海外のような感染爆発は起こらない。断言する2
 安倍首相が非常事態宣言したことに対して、国内外のマスディアは「遅い」「甘い」と批判した。そして、「今のニューヨークが二週間後の日本である」の予測が国内外の専門家から発表された。今でも日本の感染爆発を予想する専門家が多い。

 世界で一番新コロナ封鎖に成功した台湾の徐丞志准教授は「悲観的シナリオ」としては、日本の感染者数のピークは4月26日前後になり、日本全体の累計感染者総数は5万人に達する可能性があるという試算を発表し、「楽観的シナリオ」として、日本の感染のピークは4月16日となり、累計の感染者数は2万人以上に達するとする試算を発表した。他の専門家の予測に比べれば徐准教授の予測は少ないほうである。少ない予測であるがまだまだ多い。
今日は20日である。1万0804人であるから徐丞志准教授の楽観的シナリオの半分である。楽観よりも少ない日本の感染者数まのだ。悲観的シナリオは4月26日前後の5万人であるがシナリオの3分の1に留まるだろう。断言する。
徐丞志准教授の楽観的シナリオさえ間違っているのが日本新コロナ感染の増え方である。

徐准教授は生物医学が専門で公衆衛生や感染症の専門家ではないが、1月から新型コロナの拡大予測を学生向けに解説し、フェイスブックなどで公表してきた。感染の最初の発生地となった武漢のある中国・湖北省や韓国のケースで徐准教授の予測が的中に近い形となり、英雑誌『エコノミスト』にも紹介され、台湾のメディアなどから注目されるようになった。
徐准教授は、
「隣国の日本については台湾でも非常に関心が高く、日本の状況を知ってもらうことに役立てれば」という考えで、湖北省や韓国のケースで予測を的中させた統計理論を用いて日本についても予測をしたという。しかし、徐准教授の予測は外れた。日本の厚労省統計などに基づいて感染症の流行過程を算出する古典的なSIRモデルを使用して検証したが外れたのである。外れたのは徐准教授が日本の新コロナ対策であるクラスター潰しを予測に導入することができなかったからである。国内の専門家の多くがクラスター潰しの効果を認知していないのだから徐准教授が導入しなかったのは無理もない。
クラスター潰しを知らない徐准教授は、「即座に大掛かりな検査の拡大をして、潜在的な感染源を可能な限り探し出し、予防的隔離を講じることが必要であると指摘する。ここ2週間の陽性率は1カ月前の陽性率よりも高くなっていることは、水面下で感染の拡大が進んで、日本国内に未確認感染者が大量に存在する可能性があることを示していると徐准教授は思っている。徐准教授の新コロナ封じはPCR検査を拡大して陽性の人を隔離することと都市封鎖(ロックダウン)である。

徐准教授は日本と台湾の新型コロナ対策における取り組みの違いについて、
「日本と台湾は2月から3月にかけて、同じように、感染者は低いレベルを維持していました。しかし、3月下旬から現在まで、日本の感染者数は大幅に増加した結果、台湾とは大きく差が開くことになっています。日本は3月下旬の春分の日の三連休など休日の外出が制限されなかったことと、大きな関係があるのではないでしょうか。(行楽地などへの)大規模な人の移動が、新型コロナウイルスの拡散を引き起こした可能性があります」と人と人の接触を禁じなかったことが感染拡大の原因としている。
 3月まで新コロナ感染者が少なかったのは第一波である中国からやってきた新コロナをクラスター潰しで押さえることができたからである。しかし、第二波のヨーロッパから侵入してきた新コロナを押さえることができなかったために新コロナ感染が増大していった。特に東京、大阪の都市部では感染経路が不明の感染者が増え、クラスター潰しができないケースが増えた。感染経路不明の感染者が多くなったことが感染者を増やすことになった。外出禁止をしなかったことが本当の原因ではない。感染者拡大の本当の原因を知っていないから徐准教授は予測を間違ったのである。。
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クラスター潰しは新コロナウイルスの感染パターンを徹底して調査したクラスター対策班の独自の感染封じであり、歴史的な新戦術である。

新コロナは人から人に感染する。それは過去の感染病と同じである。普通に考える感染の仕方は一人から二人、二人から四人と倍々式の増え方である。それが今までの感染病の増え方であった。しかし、新コロナの場合は感染の仕方が違っていた。そのことを押谷教授のグループは発見した。
例えば10人の感染者が居た場合、新コロナは全員が感染させるのではなかった。感染経路を調査していくと10人の内2、3人の感染者だけが5、6人以上に感染させていた。押谷教授グループは新コロナの感染のやり方を知ったのである。それでは感染させた人に特徴があるかというと特徴はなかった。重病であったり感染していることを自覚しない軽い感染者も同じように感染させた。動きが活発であるかそうでないかにも関係がなかった。感染に関係するのは人ではなく空間てあることを見つけたのが押谷教授グループであった。空間とはライブハウスのような密着する集団の空間である。だから、密室空間を見つけて潰していって感染する空間をなくせば感染を防ぐことができる。それがクラスター潰しである。厚労省のクラスター対策班とは文字通り、新コロナ感染のクラスターを見つけて潰すのを目的とした班であるのだ。
日本の死者が少ないのはクラスター対策班によってクラスター潰しが行われたからだ。クラスター潰しは日本国全体に展開している。クラスター潰しを参考にしない感染予測は高めになってしまう。徐准教授の予測が高くなったのはクラスター潰しを知らないからである。徐准教授の予測を日本に紹介したのがジャーナリストの野嶋剛氏である。日本人でありながらクラスター潰しの効果を知らないのである。

多くのジャーナリストが海外のように厳しい都市封鎖をしていない日本は感染者が倍増していってニューヨークのようになると予測している。彼らは2月26日に結成されたクラスター対策班の活動を軽視したり無視したりしている。そして、安倍首相の非常事態宣言が遅い、甘いと批判し、日本の新コロナ感染者が急激に増加すると予測するのだ。彼らの間違いは5月に明らかになる。
日本は絶対にニューヨーク州のような感染爆発は起こらない。ヨーロッパで新コロナ対策が成功していると認められているドイツよりも感染者、死者は非常に少ない結果が待っている。
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