刈り取られやがて荒れ地にモール建つ・1212句~1213句



日本初の

アート俳句




1212句



1213句






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245・おーとっと座り損ねた酔っぱらい

244・朧なる夕日に春が暮れていく

243・道端に捨てられゴロリ敗残兵

242・見つめてる君の向こうに青と赤

241・松陰に汗かき座して遥か街





240・今日も行く魑魅魍魎の待つ街へ

239・狂風に吹かれ荒らされ疲れ果て

238・きみとおれあてなく浮世ふわりふわ

237・きみ想うさびしく独り春の酒

236・人はなく車込み合う街の中




235・日暮れれば残波岬に独り立つ

234・暴風雨恐怖に震え家路かな

233・あてもなく居場所もなくつんつんてん

232・歪みゆく俺の心に茜色

231・あはははと陽気な足音窓の外




230・跳ねる雨はしゃぐ草踊れよ踊れ

229・ごちゃごちゃな浮世をピューッと逃げたいよ

228・元気かい俺の心よ灰の空

227・永遠にうごめく波の中の孤独

226・初夏の昼風がうとうと木陰かな



225・走り行く寂しき俺よ吹き上がれ

224・はち切れて喚いて叫び手を広げ

223・分け入って荒れ野に朝顔一輪

222・ありったけを散らして俺の今日の闇

221・赤々と沸き立つ憎悪にキスをする




220・泣いても笑っても時は過ぎてゆく

219・胸きりり疲れた脳にゆがむ朝

218・黙々と農夫は土を掘り返し

217・緑溢る春にネリは果てていく

216・目を瞑り今日一日の臭い嗅ぐ



215・真夜中に何を求めて女三人

214・今日もまた闇の質素な中で寝る

213・強風にへし折られてや哀れバナナ

212・今日もね無事に生きたよ月と俺

211・雲さんよ何を歌っているんだい




210・朽ちる枝花咲く枝の春模様

209・公園の木漏れ日落ち葉昼下がり

208・この杭はなんの杭さあ波は寄せ

207・木漏れ日にまばらな落ち葉の散歩道

206・きみの住む街にエオンと俺の幸



205・きびよ育て育てと少年の日々

204・風が止みふと想いだすきみの香を

203・愛しさを抱きて雪の降る夜かな

202・石の上オオタニワタルひそか生き

201・生きていることにつきまとう不安かな









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