ウクライナは総力を挙げて東・南戦でロシア軍撃退を

ウクライナは総力を挙げて東・南戦でロシア軍撃退を

解放されたウクライナの北部のブチャでは300人以上がロシア軍に拷問を受けたりして、殺害されたことが判明した。調査が進めば犠牲者はもっと増えるだろう。ブチャに近接するボロディアンカでも「最も大きな人的被害が確認された」と言われている。
ロシア軍による民間人殺害、拷問、性的暴行、即決による処刑したこと明らかにされている。市長や自治体当局者が拉致された後に殺害されたことも相次いで判明した。ゼレンスキー大統領はロシア軍による「ジェノサイド(民族大量虐殺)」であると世界に訴えている。世界の国々もロシアに対する批判が高まっている。
しかし、戦争は終わっていない。北は解放されたが東や南はロシア軍が制圧している。プーチン大統領は東を占領してロシアの領地にしようとしている。北ではロシア軍が占領していた時の残虐な行為が問題になっている、それはすでに終わったことである。検証は始まったばかりであるが過去の出来事の検証である。ウクライナの東と南で起こっていることは現在進行形である。ロシア軍の残虐行為を絶対に阻止しなければならない。
ロシア軍の攻撃が続くウクライナ南東部のマリウポリは数日から数週間以内に陥落するとの見通しをフランス軍は示した。また、クリミア半島も含めた南部一帯もロシア軍が掌握しつつある。マリウポリではすでに5000人の民間人が殺害されているという情報がある。民間人の犠牲者がこれからも増えるだろう。東、南ではロシア軍の攻撃が拡大している。犠牲をなくすためにはウクライナ軍は総力をかけて東、南で戦い、ロシア軍をウクライナから撃退するしかない。
チェコがウクライナに対し、旧ソ連製の戦車を提供した。攻撃兵器を提供したのは初めてである。ウクライナと同じようにソ連時代はロシアに弾圧されていたチェコである。ウクライナが勝たすために戦車を提供した。同じ歴史をたどったポーランドはミグ29戦闘機を提供しようとしたが米国やドイツに止められた。チェコの戦車に続いてポーランドもミグ29戦闘機を提供すると思う。旧ソ連圏の民主主義の国々はウクライナを支援している。しかし、強大な軍事大国であるロシアを刺激することは避けていた。今度のウクライナ戦でロシア軍が強くないことが分かってきた。だから、チェコは戦車を提供したのである。これから旧ソ連圏の国々が堂々とウクライナを支援するようになるだろう。武器だけでなく軍隊も派遣して一気にロシア軍を撃退してほしいものだ。
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