辺野古の埋立てに使うのは土砂ではない 石灰岩だ ガマフヤーの大嘘


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辺野古の埋立てに使うのは土砂ではない 石灰岩だ ガマフヤーの大嘘




木が生えている高台をユンボで切り崩した写真である。削り取った箇所も写真のような木が生えていた。木の根はわずかな土の中にあるように見える。その下は石灰岩である。石灰岩の中に木の根は入っていない。入ることはできないだろう。


沖縄は石灰岩の上にできた島であるから、ほとんどの場所が写真のように草木は石灰岩の上に植わっている。地下は根が入れない固い石灰岩である。

大きい木の根を覆っている枯れ葉や土を枯れ枝で取り除いた。4、5センチ以上は掘れない。土は黒く赤土ではない。枯れ葉が腐って土になった腐葉土である。地中に入っている根より、地表上に伸びている根が多い。地下に入っている根より地上の根の方が太い。調べる前は2、30センチの土砂があると思っていた。予想と違っていた。


土砂はない。あるのは腐葉と石灰岩である。腐葉は土と言えるものもあるが量が少ない。木が生えている周囲は岩の上を根が縦横に広がっていた。根は水と腐葉土の養分を求めて地下ではなく地表にどんどん延びている。


広葉樹は光合成ででんぷんをつくるから生きるための栄養を自分でつくる。水分があればどこでも生きていける。
写真はコンクリート壁に這っている木の根である。コンクリートでもこのように根は縦横に伸びている。


木の根は地下に伸びることができなければ水分を求めて地表に広く延びていくのだ。
 調べて見て土砂がないことに驚いた。大きな木が生えているのだから2、30センチの土砂はあると思っていた。しかし、土砂はなかった。根は地表の岩に巻き付くように延びていた。植物の生命力の逞しさを感じた。
写真は比謝川沿いの高台の家である。

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崖すれすれに家を建てている。もし、地下が土であったら家は崩れ落ちている。石灰岩だから崖すれすれに家を建てることがてきる。崖には草だけでなく木も生えている。石灰岩の崖であっても広葉樹は生えている。

ガマフヤーは土砂が埋め立てに使えないことを知っている
 40年近く南部戦跡地で遺骨収集をしてきた沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表は鉱山の土砂採取をして辺野古の埋立てに使用することに反対してハンガーストライキをやった。それをきっかけに南部戦跡地の土砂採取反対運動が拡大した。
 具志堅氏は40年も南部戦跡地で遺骨収集をやってきている。骨の採掘作業は土砂を掘る作業の毎日である。であるならは戦跡地が石灰岩の上に存在していることを知っている。そして、辺野古埋め立てに岩石を掘削する鉱山には土砂がないことを知っている。鉱山の地表には土砂ではなくてわずかな腐葉土と枯れ葉そして岩石があるだけだ。赤土はない。石灰岩が粉になったわずかな砂はあるだろう。戦跡地の鉱山に土砂はないから辺野古の埋立てに使う土砂を採取することはできない。その事実を具志堅氏が知らないはずはない。
土砂は存在しないから辺野古の埋立ての土砂を採取することはできない。ない土砂は埋め立てに使用できない。このことを知っていながら遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表は鉱山の土砂の辺野古埋立て使用に反対しているのである。存在しない土砂が存在するように嘘をついて県民を騙しているのである。
沖縄タイムスの2021年3月4日のネット版には鉱山開発を計画している業者代表の男性が「採掘するのは地表の下にある石灰石だ。遺骨混入しているという土砂が使われることは絶対にない」と述べたことを掲載している。業者ははっきりと地表の土砂ではなく土砂の下にある石灰岩を埋め立てに使うと言っている。ところがガマフヤー具志堅氏は土砂を辺野古埋め立てに使うことが本当であるように言い続け、嘘が本当であるように広まっている。沖縄の深刻な問題はこのような大嘘が本当であるように拡大することだ。

南部戦跡地の土砂が辺野古の埋立てに使われるとしても私は賛成する
辺野古に米軍飛行場を建設するのは普天間飛行場を移設するためである。


普天間飛行場は住宅密集地の真ん中にある。軍用機が住宅地の上空を飛ぶので騒音被害は毎日である。軍用機が墜落すれば宜野湾市民の命が失われる。普天間飛行場は危険な飛行場である。宜野湾市民が安心した生活を送るために辺野古移設をしたほうがいい。辺野古の海を埋めればサンゴや魚の命が失われるというが、それでも私は移設に賛成する。魚やサンゴより人間の安全、生命が大事であるからだ。辺野古移設に反対する連中は宜野湾市民の生命より辺野古の海のサンゴや魚の命を大事にする連中である。人間の生命よりサンゴ、魚の命を優先するなんて最低である。
辺野古のサンゴ、魚が死ぬとしても私は辺野古移設に賛成である。しかし、辺野古のサンゴ、魚は死なない。日本には公有水面埋立法がある。埋め立てする時は汚染禁止、自然保護しなければならない。だから、辺野古の埋め立て地のサンゴは移植するし、汚染しないから魚が死ぬということはない。ジュゴンも無事である。
普天間飛行場の辺野古移設のための埋め立てで海はなんの問題もないのである。

辺野古移設か普天間固定化か二者択一の選択しかない
普天間飛行場の移設を要求したのは県である。強力な県の要求に押されて政府は移転することを決めた。最初は県外移設を目指した。しかし、普天間飛行場受け入れに応じた自治体は一つもなかった。普天間飛行場を辺野古の沿岸に移設することを認めたのが名護市だった。沖縄県でも普天間飛行場移設を受け入れたのは名護市だけだった。
辺野古はすでに米軍基地であった。それに陸地ではなく沿岸部を埋め立てるから陸地を使用するのを最小限にすることができたし、住宅の上空を飛ばないように滑走路をV字型にした。辺野古飛行場の滑走路は短くなり大型輸送機の離着陸ができない。大型輸送機の離着陸は本土に移された。
自民党政権から民主党政権に代わった時に鳩山元首相は県外移設を宣言して、県外移設を進めた。しかし、本土の自治体が受け入れることはなく県外移設を断念した。そして、辺野古移設に戻った。
県外移設は不可能である。国外移設は中国との緊張が高まり困難である。もし、辺野古移設ができなければ普天間飛行場が固定化してしまう。
今の問題は辺野古移設か普天間固定化の二者択一の選択である。だから辺野古移設を選択する。

南部戦線で殺された人々は辺野古移設に大賛成する
 遺骨が混じった土砂を辺野古埋め立てに使うことは「戦争で殺された人(の遺骨)が土に混じっているのに、基地建設の埋め立てに使うことは、その人を2度殺すことと一緒」だと土砂使用に反対している連中は言う。犠牲になった人々は2度殺されると本当に思うだろうか。思うはずがない。辺野古の海に埋められることを喜んで受け入れる。

辺野古飛行場は普天間飛行場の移設が目的である。犠牲になった人々の魂が普天間飛行場を見てどう思うだろうか。普天間飛行場が住宅密集地の真ん中にあることが信じられないし、見た瞬間に死の恐怖を抱くはずである。離着陸する米軍用機が故障したり、操縦ミスすれば住宅地に墜落し大爆発・・・市民が爆死する・・・・・。こんな飛行場は一日も早く撤去するべき・・・と思うはずである。
 辺野古なら周囲は海である。住宅はない。軍用機事故で沖縄県民が犠牲になることはない。県民が死なないために辺野古に移設したほうがいい・・・・。県民の命を守るためなら自分の骨が辺野古の埋立てに使われてもいい・・・・・。戦争の犠牲になったからこそ普天間飛行場の辺野古移設を切に望むのが南部戦線犠牲者である。
 辺野古の埋立てに遺骨の混じった土砂を使用するのは二度殺すことになるといって土砂使用に反対する連中は「宜野湾市民は死んでもかまわない。宜野湾市民の命より遺骨を野ざらしにするほうが大事だ」と思っている連中だ。宜野湾市民の生命を軽視している連中だ。

 無事に生きることこそがなによりも大事であると南部戦線で生命を奪われた人は思うだろう。たとえ自分の遺骨が米軍基地建設の埋立てに使われようと宜野湾市民の生命を救うのなら喜んで辺野古の海に埋められることを喜ぶはずである。
 真実は遺骨が辺野古の海に埋められることはない。
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