国家の第一は民主主義である。美しさとか品格はまやかしの国家論である。新聞に掲載されている論文を中心に批判する。
品格より民主そして自由
民進代表選、野党共闘が争点=党分裂の可能性も
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民進代表選、野党共闘が争点=党分裂の可能性も
昨日のブログで「民進党の危機問題は蓮舫代表にあるのじゃない。保守系と左翼系の野合にある」と民進党の問題は「保守系と左翼系の野合」にあると書いたが、今日の「時事通信」に「民進代表選、野党共闘が争点=党分裂の可能性も」のタイトルでそのことが載った。
野党共闘が争点=党分裂の可能性も
9月上旬までに行われる民進党代表選は、次期衆院選に向けた共産党との野党共闘が主要争点となる。
前原誠司元外相が慎重な立場なのに対し、枝野幸男元官房長官は前向きだ。路線対立が先鋭化すれば、党分裂に発展する可能性もはらむ。
前原氏は30日、京都市内で記者団に「枠組みありきでなく、結果としてわれわれが目指す社会に協力してくれるならば、あらゆる勢力と協力する、というのが望ましい」と述べ、連携の必要性を認めつつ、政策面では譲歩しない考えを示した。
この日は共産党の穀田恵二国対委員長が同市内で与野党幹部を招き会合を開催。当初は前原氏も出席予定だったが、取りやめた。民進党関係者は「代表選を控え、党内の保守系に配慮したのだろう」との見方を示した。
前原氏は昨年の代表選で、野党共闘の「リセット」を訴えている。前原グループの中堅議員は「日米安保条約廃棄を綱領で掲げる共産党との選挙協力は、有権者に説明ができない」と語った。
これに対し、枝野氏は共闘路線を推進した岡田克也前代表を幹事長として支えた。29日のさいたま市内での講演では、共闘に関し「戦術論の話だ。協力、応援してくれるという人を排除する理由は全くない」と語った。
リベラル系議員は「勝った方が代表、負けた方が幹事長だ」と述べ、代表選後の挙党態勢構築に期待を示す。だが、除名された長島昭久元防衛副大臣のように、共産党との共闘に不満を持つ保守系議員は多い。党内では「共闘路線が変わらなければ、小池百合子東京都知事との連携を求め、集団離党するのではないか」(若手)との観測がくすぶる。
「時事通信」
民進党の保守系と左翼系の野合が前原氏と枝野氏の発言で露わになった。問題は左翼系にある。枝野氏は共産党との共闘を政策論を抜きにした戦術の問題であると言い、「協力、応援してくれるという人を排除する理由は全くない」と述べている。しかし、共産党は人ではない。左翼イデオロギーの塊である政党である。共産党はは明確な政治方針があり、政治方針の一致なしには共産党との共闘をしてはいけない。
政治方針ばバラバラな状態で共闘した時、もし、政権を取った時には政策を一致させることができなくなる可能性が高い。バラバラな政策では政権はすぐに崩壊する。政権崩壊するような共闘であるなら共闘をするべきではない。
政党と政党の共闘は政治の基本を一致させなければならない。前原グループの中堅議員の言う通り「日米安保条約廃棄を綱領で掲げる共産党との選挙協力は、有権者に説明ができない」である。共産党を嫌っている有権者は多い。特に保守の共産党嫌いは強い。
東京都議選では民進党支持の多くの有権者が民進党の共産党との共闘を嫌って都民ファースト支持に変わった。このことを民進党は深く認識するべきである。
マスコミは都議選では自民党の大敗と都民フーストの大勝と民進党の大敗を取り上げたが、全体的には保守派が増えたことにはどのマスコミも取り上げていない。保守と左翼が同居している民進党を除外して保守と左翼の増減を調べてみると、
都民ファースト
6議席から55議席 49議席増
公明党
22議席から23議席 1議席増
維新の党
1議席から1議席 0議席増
自民党
57議席から23議席 32議席減
保守系政党の議席増減は18議席増である。それに比べて左翼系は共産党が17議席から19議席になって2議席増えただけである。
東京都議選で保守政党の議席が大幅に増えた。時代の流れは保守増左翼減の流れである。この流れは止まらない。東京都議選で注目するべきことは、自民党政権に代わりうる政党は左翼政党ではなく自民党以外の保守政党にあることである。民進党はこのことを肝に銘じるべきである。
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