愚かな志位共産党委員長の「衆院解散・総選挙」



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愚かな志位共産党委員長の「衆院解散・総選挙」
 東京都議選で自民党都連が大敗したことだけを根拠にして、共産党の志位和夫委員長は「首都東京の審判は安倍政権へのレッドカードをはっきり突き付けた」と言い、「野党と市民が力を合わせ、自民党と公明党とその補完勢力を少数に追い込もう」と衆議員の解散と総選挙をまくし立てた。

 議会制民主主義の選挙は政党と立候補の政策を見て、賛同する立候補者に市民は投票する。政策を競うのが議会制民主主義の選挙である。だから市民が支持してくれる政策を掲げて他の政党より当選者を多く確保するのが議会制民主主義の選挙である。決して特定の政党を少数に追い込む目的で行うのが選挙ではない。
 ところが共産党の志位和夫委員長は自民党と公明党を少数にする目的の衆議院選挙を主張しているのである。政策を競う選挙ではなく敵視している政党の議席を減らす目的の選挙なんて議会制民主主義の選挙ではやってはいけない。

 東京都議選で自民党は大敗したが、大敗させたのは共産党でもなければ民進党でもなかった。都民ファーストであった。都民ファーストは共産党や民進党と連携したのでもなければ政治の方向性が同じでもない。方向性は違う。むしろ都民ファーストの方向性は自民党と同じである。
 小池都知事は自民党議員であった。去年の東京都知事選の時、自民党都連の古い体質を改革して新しい都政を築くために立ち上がり、都知事選に立候補した。そして、野党や自民党推薦の立候補を破り当選した。注目するべきは小池知事は都知事選に立候補した時も、そして当選して都知事になってからも離党届を出さなかった。東京都議選が終わるまで小池都知事は自民党員だった。
小池都知事が都民ファーストを立ち上げたのは古い体質の自民党都連と決別するためであった。だから都民ファーストの選挙公約に第一に掲げたのが「古い都議会にNO」であった。都民ファーストが勝利したのは、都民ファーストなら古い都議会を改革して開かれた政治をしてくれるという都民の期待があったからだ。

志位委員長やマスコミや評論家は、都民ファーストが勝利した根本的な理由をそっちのけにして、自民党の大敗は「共謀罪」法の採決強行や森友・加計学園に関する疑惑など、国民の不安や疑問に向き合おうとしない政権の「おごり」に民意が強く反発した結果だと決めつけている。もし、これだけだったら大敗はしなかっただろう。多分、都民ファーストと自民党は五分五分に近かっただろう。
大敗したのは都民ファーストへの期待が高かったことが第一である。自民党の自滅がなくても都民ファーストが勝利していただろう。それに付け加えて自民党の自滅があったから大敗したのである。
大敗した第一の原因は都民ファーストの「古い都議会にNO」を掲げた政策である。第二の原因が自民党の自滅である。東京都民は自民党にレッドカードを突きつけたのではない。自民党より都民ファーストを選んだのである。これから都民ファーストの政治が始まるが、もし、都民の期待を裏切ってしまうと支持が反支持に変わるだろう。

自民党都連が大敗した原因を分析することもなく、大敗したことだけを取り上げて、「首都東京の審判は安倍政権へのレッドカードをはっきり突き付けた」と単純に決めつけ、「国政の私物化、憲法を壊す政治を続けていいのか。解散・総選挙によって全国民が審判を下す時だ」と東京都議選では全然選挙の争点ではなかったことを理由にして解散・総選挙をしようというのである。志位委員長は的外れの審判を国民に下させようとするのである。それは馬鹿げた発想であり、愚かな共産党の姿をさらけ出した解散・総選挙論である。

市民が支持する政策を掲げないなら「野党と市民が力を合わせ」ることを市民が拒否する。共産党、民進党、社民党を支持する市民だけは「野党」と力を合わせるだろうが、そんな市民は少数であり、大多数の市民は野党と力を合わせることはない。
都議選で共産党はたった2議席増えただけである。民進党系は離党した議員を合わせると10議席も減らしている。社民党は0議席のままである。東京都民は野党も支持していないということだ。自民党を大敗させたのは都民ファーストであって共産党などの野党ではない。それなのに自民党の大敗だけを取り上げて解散・総選挙を主張するのは他人のふんどしで相撲を取っているのと同じである。ずるい志位共産党委員長である。

政策による国民の支持獲得競争では自民党に大敗する運命の共産党である。しかし、自民党を倒すのが共産党の最大目標である。そんな共産党だから自民党のアラを見つけて非難し、自民党の信頼を落とすのに狂奔している。
自民党を政権の座から落とすために他の野党との共闘をしようとしている共産党であるが、共産党と共闘しようとしている民進党では異変が起こっている。共産党と共闘するのを嫌っている保守系の議員たちが離党をしているのである。
都議会では民進党を離脱して都民ファーストに入党した議員が続いた。民進党の大敗は共産党が原因であるのだ。そんなことを無視しているのが共産党である。
国会でも共産党が原因で民進党を離党する議員が後を絶たない。志位委員長の「野党と市民が力を合わせ」というのは野党を弱体化させていくだけである。愚かな志位委員長の解散・総選挙論である。
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