辺野古埋め立て反対運動の欺瞞




「かみつくⅢ」は県内書店で発売中



「かみつくⅢ 」の目次
目次

維新の会が沖縄の政治を変革する  又吉康隆

生徒に一番必要なのは学力だ  三
大坂維新の会と沖縄の政党そうぞうが協定を結ぶ 一一
維新の会が沖縄の政治を変革する  一三

橋下市長と慰安婦問題  二八

関西ネットワークの大嘘はまる隠しされた  四九

ブログ・狼魔人日記  江崎孝

稲嶺名護市長、選挙違反で告発さる  七九
浦添市長選「無党派」松本哲治氏(四十五)初当選 八五

ブログ・光と影  古代ヒロシ

那覇から普天間に民間空港を移転できないか?  八八

じんじんのブログ  じんじん

米統治により、
沖縄は近代化されたことを忘れてはダメ   九三
                        
ブログ・沖縄に内なる民主主義はあるか
                     又吉康隆

二年連続教え子へのわいせつ行為ができる島・沖縄 九五


短編小説  又吉康隆
港町のスナックはてんやわんや  九九


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辺野古
十月二十七日は「一〇・二七沖縄マスコミ正常化推進大会in辺野古」を辺野古公民館で行う。十時半に置き、ブログでニュースや狼魔人日記などを見て、一二時過ぎに出発しようと思っていた。狼魔人日記を見て驚いた。なんと大会は午後一時開催ではないか。私は夕方ごろだと思っていた。チラシをちゃんとは見ていなかったのだ。まあ、こういうミスは私にはよくあることである。
 急いでシャワーを浴び、朝食を取らないで家をでた。我が家のある古堅から大湾の十字路を左折して国道五八号線に出た。


 写真は大湾の十字路である。まっすぐ進むと沖縄市に行く。左が嘉手納町に行く。那覇方面から北進してきたら、ここが読谷村の入り口になる。
国道五八号線を北進する。石川でコンビニエンスをやっていた頃は毎日通った道だ。
読谷村を過ぎ恩納村に入ると、国道五八号線を左折して仲泊に入る。仲泊の住宅街の二車線道路がかつての国道五八号線である。仲泊の中央にある三叉路を右折すると東海岸にある石川に行く。この道路が沖縄で東界がと西海岸を結ぶ最短距離の道路である。
石川の南側に出て左折して北進する。石川を過ぎると国道三二九号線は四車線から二車線になる。


西海岸は名護市まで四車線であるが西海岸は二車線なのだ。写真で分かるように走っている車が少ないから二車線で充分なのだ。
沖縄では西海岸は繁栄し、東海岸は反映していない。それが国道の国道五八号線の四車線と国道三二九号線二車線が象徴している。石川の次に金武町がある。金武町はかなり大きい町であるがそれでも石川の繁栄には遠く及ばない。金武町の経済は米軍事基地の影響が強く、もし米軍基地がなくなれば過疎地になるだろう。


金武町を過ぎると次第に車の数は減り、宜野座村の中心街を過ぎると車が見えない場所が目立ってくる。
金武町の役場と反対の西海岸は恩納村の役場である。万座ビーチがあり、ダイヤモンドビーチ、みゆきビーチ、ミッションビーチ、かりゆしビーチ、ブセナリゾートと続く。
一方、東海岸は漢那ビーチがあるだけで、他にビーチはないし、山中道路が多い。東海岸は夕日が見ることができない。早く日が暮れてしまうから観光地に向いていない。だから、西海岸に観光地は集中している。娯楽施設や別荘地も西海岸に集中している。東海岸と西海岸の繁栄の差は歴然としている。



辺野古に近づくにつれて坂が多くなる。

久志、辺野古、二見と遠く離れている場所をまるですぐ隣にあるように恋と絡ませて見事に歌っている。叙事詩と抒情詩を融合させているのが「二見情話」だ。「二見情話」は大好きな歌だった。糸満市に住んいでいた頃、ゼロ番地のスナックで酔っぱらうと、
「二見情話は素晴らしい歌だ。ビートルズのレットイットビーに匹敵するくらいの名曲だ」
などと、レットイットビーを知らないスナックのママにまくしたてたものだった。

二見情話

作詞:照屋朝敏
作曲:照屋朝敏

二見美童や だんじゅ肝清らしや
海山ぬ眺み 他所にまさてぃヨ

二見村嫁や ないぶしゃやしが
辺野古崎坂ぬ 上い下いヨ

行逢たしや久志小 語たしや辺野古
想て通たしや 花ぬ二見ヨ

待ちかにて居たる 首里上いやしが
出ぢ立ちゅる際や 別りぐりしゃヨ

行かい行ぢ来うよとぅ 交わす云言葉や
ぬがし肝内に 思い残ちヨ

戦場ぬ哀り 何時が忘りゆら
忘りがたなさや 花ぬ二見ヨ


「乙女椿」の二見情話が好きであるがユーチューブにない。十代の頃の知念梢が歌っている。
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辺野古に到着すると、川沿いに車を止め、公民館に向かった。講演会場の後ろ側にウイグル地区の現状を伝え
るパネルを展示していた。



抗議する者、抵抗する者は殺す。これがウイグル地区の現実である。中国は共産党=漢民族であり、漢民族が支配している国である。共産党=漢民族以外は人間扱いされていない。

いよいよ講演が始まった。
最初に登壇したのはフェンスクリーンプロジェクトキャプテンの手登根安則氏だ。毎週日曜日に普天間飛行場に括り付けられた赤リボンの撤去をしている。


二人目は元警視庁通訳捜査官で一〇〇〇人以上の中国人を取り調べた外国犯罪対策講師坂東忠信氏であった。写真を取るのを忘れてしまったので写真を掲載することができない。
坂東氏は「愛する沖縄県民への警告」で中国人がひどい利己主義であることを体験談を交えて語った。


坂東氏の次に登壇したのがブログ狼魔人日記の管理人江崎孝氏である。江崎氏は「琉球新報の言論封殺の実態」を話し、沖縄二紙が左翼の後押しをしている隠ぺい体質の新聞であることを話した。



沖縄対策本部代表者中村覚氏は「反米・反日報道の行き先は琉球独立」をテーマに、琉球独立運動の内実と警告を話した。


特別ゲストのノンフィクション作家・川添恵子さんは、中国人が世界に進出している実態を話した。



八重山日報代表取締社長宮良薫氏が登壇し、中国漁船の巡視船への衝突をきっかけに尖閣問題を隠さず・捻じ曲げずの方針で報道してきたことを話し、産経新聞と連携するようになったことを話した。
最後に「沖縄マスコミ正常化推進大会in辺野古副実行委員長が登壇した。




講演が終わると、私は辺野古の海岸やバー街跡を写真に撮りたかったので、公民館を出て辺野古の浜に向かった。川沿いを歩いているとあの有名なテントが見えた。テントの前には大勢の人が見える。テントを立てるために五、六人の人間がいるらしいと聞いていたが、二、三十人は居た。



話し声からほとんどの人が本土の人間であることがわかった。

 
辺野古の海岸を撮り、次に旧Aサインバー街に向かった。辺野古区の住民は川沿いに住んでいるが、北側の高台は昔アメリカ兵相手の飲食店で栄えていた。その名残りが現在も残っている。





辺野古のバー街はかなり大きく繁盛していた。アメリカ兵だけが飲んでいたのではない。沖縄人の客も多かった。東村に友人がいたが、彼らの飲むところは名護市か辺野古だった。私は友人に連れられて辺野古のバー街で飲んだことがある。沖縄人相手とアメリカ兵相手のバーに分かれていて、アメリカ兵と一緒に飲まなかった。基地が縮小しアメリカ兵が少なくなり辺野古のバー街は廃れていった。


辺野古のはずれにヘリ基地建設阻止協議会の小屋と立て看板が見えた。



ヘリ基地建設阻止協議会の立て看板には、
〇私たちは静かで豊かな生活環境の破壊を許しません。
〇私たちは、ジュゴンの住む豊かな海を守ります。
〇私たちは、大切な自然を子や孫に引き継ぎます。
と自然を大事にすることを宣言している。まるで米軍基地をつくると海が汚れてしまうような条文である。しかし、現実はどうであるか。写真は辺野古の南側を流れる川と海辺の写真である。赤土で汚れている。豊かな自然に程遠い。




この写真は、辺野古のフェンスから撮った基地内の写真と外側の写真である。基地内は白い砂が見えるが民間側は赤土に汚染されている。



ジュゴンが最初に発見されたのは基地内の海であった。基地内の海はきれいでジュゴンが住んでいたが、基地外の海は赤土に汚染されていてジュゴンは棲んでいなかったというのが事実ではないだろうか。辺野古で「ジュゴンの住む豊かな海」とは米軍基地内の海である。皮肉を言えば、ヘリ基地建設阻止協議会が豊かな海を守るには米軍基地をそのまま維持しなければならないということになる。

海が汚れているのは辺野古区の海だけではない。この写真は辺野古から少し離れた海岸の写真である。



土といってもいいくらいに赤土に汚染されている。
ジュゴンどころか魚さえ住めない海岸である。
「静かで豊かな生活環境の破壊を許しません」
「ジュゴンの住む豊かな海を守ります」
「大切な自然を子や孫に引き継ぎます」と主張するなら辺野古から近いこの海を問題にするべきである。

民間地域だから直接自分たちで改善することができる。県内外の人たちに呼びかけてこの海をきれいにすることが「ヘリ基地建設阻止協議会」のやるべきことではないのか。この海を無視する「ヘリ基地建設阻止協議会」には海をきれいにする気持ちは全然ないということだ。
スローガンはヘリ基地建設の反対運動に利用しているだけだ。

「ヘリ基地建設阻止協議会」は反米主義であり、協議会の目的は米軍を沖縄・日本から撤去することである。そのためには環境、ジュゴン保護主義のふりをしているだけである。
反米主義=共産主義の本性を隠して自然を保護しよう、豊かな海を守ろう、ジュゴンを保護しようという協議会の欺瞞な宣伝に純朴な若者たちは参加していく。純朴な若者の自然愛が反米主義・反保守主義運動に利用されていくのだ。

「ヘリ基地建設阻止協議会」は自然保護、ジュゴン保護には実際は指一本も動かしていない。ただただ看板、チラシに書き、マイクで叫んでいるだけだ。

豊かな生活環境の破壊を許さないのなら、辺野古テント前に流れている川の掃除くらいしろ。辺野古の浜を汚している赤土を除去しろと言いたいが、彼らは聞く耳を持っていないだろう。
テントを立てた時から対岸に見えるのは赤土で汚染された浜であるし、彼らはテントの前に流れ込む辺野古の川が赤土で汚染されているのをいつも見ていた。見ていたが無視してきた。
なぜか、理由はひとつ。
協議会の人間たちは辺野古移設を喰いとめることだけに関心があり、海の汚染には関心がないからだ。

本土には受け入れる場所も住民もいないから普天間飛行場の県外移設は不可能である。
共産党一党独裁国家中国がある限り普天間飛行場の閉鎖、国外移設は無理である。だから普天間飛行場移設先は辺野古しかない。そして、辺野古の埋め立てはやむを得ない。

浦添市と那覇市の境の安謝の海は辺野古よりも大きい埋め立て地である。
豊見城市、糸満市の埋め立て地も広大である。辺野古の埋め立て地の比ではない。
平地が少なく、海岸沿いに集落の多い沖縄では海を埋め立てて集落地を広げなければ住宅地や商業地を確保することができない。それは沖縄だけではない。大阪や東京など本土の多くの海岸でも大規模な埋め立てをやってきた。南部の埋め立てでも海を汚し希少生物の棲む場所を奪っている。それは仕方のないことであり、希少動物を守るために埋め立てを諦めるわけにはいかない。そもそもが日本・沖縄は埋め立ての連続の歴史であった。

同時進行している那覇飛行場の埋め立てには反対しないで辺野古の埋め立てだけを反対するのはおかしい。
ほんとうの自然保護をめざす団体であるなら那覇飛行場の埋め立てにも反対しているはずである。事実、本当の自然保護団体は那覇飛行場の埋め立てに反対の抗議をしている。
「ヘリ基地建設阻止協議会」は反米主義の左翼政治集団だから辺野古移設に反対しているのだ。自然保護、ジュゴン保護は口実であり、市民を反米運動に巻き込むのに利用しているだけだ。


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