集団自決の怨念に憑依された女性




「かみつく」の内容紹介
「沖縄に内なる民主主義はあるか」の内容紹介
翁長市長が
「米軍基地が返還されたほうが経済が発展する」を根拠にしているのが
県議会事務局が発表した
「米軍基地全面返還したら9155億5千万円の経済効果がある」だ。
それは真っ赤な嘘。効果はゼロだ。
私は「沖縄に内なる民主主義はあるか」
で誰でもわかりやすいように説明し、
ブログに掲載した。
米軍基地全面返還したら9155億5000万円の経済効果は真っ赤な嘘

県議会事務局の嘘が蔓延している。
自民党までもが信じるとは・・・・。

「かみつく」「沖縄に内なる民主主義はあるか」を
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ブログ 
狼魔人日記
メール ezaki0222@ybb.ne.jp
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宮古南店 ・宮古島市平良字松原631番地・TEL・FAX(0980)79-0013

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おお、4位から5位に下がった。
残念だ。
これから這い上がるのか・・・・
落ちるのか・・・。

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モーニングで連載している「社長島耕作」が尖閣問題でいよいよ佳境に入ってきた。
中国艦は自衛艦に砲門を向けて、
「釣魚島は我が国固有の領土である。従って我々はその島に漂着している漁民を救出する権利と人道的な義務を有している。その行動を阻もうとするなら力の行使もやむを得ない。我々は一時間後に島に向かうことを通告する」
と自衛艦に告げる。尖閣から連絡が入った防衛大臣は応戦の許可を出す。自衛艦は中国艦に警告を出し、一触即発の状態になる。
自衛隊を載せたオスプレイが不法上陸をした中国人を確保するために尖閣に向かった。

私が心を打たれたのは、島耕作の会社は全員中国から退避することになるのだが、母子が空港に向かう途中でデモ隊に見つかり、車を叩かれながらもなんとかデモ隊から脱出する。その後の母子の会話である。
「陽菜、安心して。もうこんな中国に二度と来ることはないと思うわ・・・。
中国人が嫌いになったでしょう。」
陽菜ちゃんは涙を流しながら、
「ううん、だってしようがないよ。戦争だから。中国人の中にもいい人はいっぱいいるし、友達のチーランもコウホウも大好きだし、うちの前のコンビニのおばちゃんもとてもいい人だったし、戦争はダメだけど、中国人が嫌いなわけじゃないよ」
という。
「陽菜、お母さんが知らないうちにあなたはずいぶん大人になったわね。
さ、日本へ帰りましょう」

空港へ走り去る自動車の後ろ姿の絵で続くとなっている。

陽菜ちゃんの「戦争はダメだけど、中国人が嫌いなわけじゃないよ」は胸にジーンとくるセリフだ。中国人にしろアメリカ人にしろ韓国人にしろ、いい人もいれば悪い人もいる。そういうことだ。中国人でも戦争に賛成する人もいれば反対する人もいる。もし、中国人がすべての情報を知れば、戦争に反対する人は多いだろう。
民主主義国家である日本と韓国が竹島問題で戦争まで発展することはありえない。民主主義国家である台湾と日本が尖閣問題で戦争になることもあり得ない。
もし、中国が民主主義国家であれば尖閣問題が戦争に発展することはないだろう。民主主義国家どうしであれば必ず政治交渉で解決する努力をするだろう。

革命や独立戦争は民衆が自ら起こす戦争であるが、尖閣のように国家の領土争いは一部の権力者の利益獲得のために起こる戦争である。中国は共産党が独裁支配している。領土拡大は共産党幹部の多大な利益になる。共産党幹部の利益獲得のために尖閣紛争が起こっているのである。

尖閣問題がどんなにこじれても、中国で反日デモがどんなに激しくなっても、私たちは、陽菜ちゃんの「中国人の中にもいい人はいっぱいいるし、友達のチーランもコウホウも大好きだし、うちの前のコンビニのおばちゃんもとてもいい人だったし、戦争はダメだけど、中国人が嫌いなわけじゃないよ」の気持ちを大事にするべきである。

集団自決の怨念に憑依された女性


集団自決の怨念に憑依された女性がいる。宮里洋子さんである。宮里洋子さんは集団自決を生き延びた一人である。宮里さんは座間味島出身、72歳である。67年前の沖縄戦で、島民は「集団自決」に追い込まれた。教師であった母親はカミソリを手にし、宮里さんの姉と弟の首を切った。当時、宮里さんは4歳。壕の中で「死ぬのはいや」と叫んで逃げ出し、生き延びた。
姉と弟も生き延びたが、首には深い傷跡が残っているという。

「ここは観光地ではありません。(戦没者の)慰霊碑があるところです」
宮里洋子さん(72)は嘉数高台を訪れた安倍晋三首相に訴えた。いつもの黄色い拡声器を手にして。




「母の苦しさを考えると腹が立つ。肉親同士の殺し合いなんて冗談じゃない」
宮里さんは集団自決への怒りを黄色い拡声器から放つ。
幸い弟も妹も生き延びたが、宮里さんの集団自決への怒りはふつふつと燃え上がる。集団自決の怨念に憑依された宮里さんはオスプレイ配備に反対し、普天間飛行場に反対し、辺野古移設に反対する。

沖縄には自決の思想はなかった。農民は「命どぅ宝」「生ちかりーどぅ間は生ちけー(生きれる間は生き抜け)」と、生き延びる思想が強かった。自決の思想は本土からやってきた。「敵に殺されるよりは自決する」という武士道の思想が原点であり、それは軍隊に受け継がれた。
日本が軍国主義国家となってからは「自決」の思想は国の思想となり、国の思想は教育によって国民に浸透していった。
自決の思想は日本独自の思想であり、戦争一般の問題とはかけ離れている。米軍が沖縄に上陸し、沖縄戦があったから集団自決という惨劇は起こったが、それは米軍とは関の係ないことである。

集団自決は軍国主義が原因であるから、軍国主義国家を絶対つくらないこと。軍隊に政治権力を与えないでシビリアンコントロールする政治体制をつくることが二度と集団自決をしないことになるし、本当の集団自決への反省になる。
日本は民主主義国家になり、自衛隊をジヒリアンコントロールしている。アメリカも民主主義国家であり、アメリカ軍は完全にシビリアンコントロールしている。日本やアメリカが集団自決の原因となった軍国主主義国家になることはないし、「自決の思想」を国民に浸透させることもない。

民主主義国家になった日本では集団自決の原因はすでに取り除かれた。私たちはとっくの昔に「自決の思想」から開放されたのである。オスプレイ、普天間飛行場、米軍基地は集団自決とは全然関係のない存在である。
オスプレイ、普天間飛行場、米軍基地は共産党一党独裁国家である中国が日本・沖縄や周辺国への侵略を抑止するために存在している。
米軍はアジアの民主主義国家を守り、アジアで戦争が起きないために沖縄に駐留している。

集団自決の怨念は宮里さんの心の奥深くに棲みつき、宮里さんを苦しめ、宮里さんを悩ました。宮里さんに憑依した怨念は宮里さんから離れることはない。宮里さんの心に棲みついている。67年も前の恐ろしい集団自決を今も鮮やかに宮里さんに甦らせる。まるで、集団自決の現場にいるように。

「母の苦しさを考えると腹が立つ。肉親同士の殺し合いなんて冗談ではない」
宮里さんの怒りは、集団自決の怨念に苦しめられ悩まされている自分の心を調整するための精神作用である。
人の本能は幸せになろうとする。人の本能は苦しみから逃れようとする。苦しみの精神は苦しみを無化するために救いを求める。集団自決の怨念に苦しんでいる宮里さんは苦しみから逃れるために「母の苦しさを考えると腹が立つ。肉親同士の殺し合いなんて冗談ではない」という怒りに心を転換する。
しかし、怒る対象のない怒りははけ口がなく悶々して、新たな悩みが生じる。
怒りは怒る対象がなくてはならない。宮里さんの怒りの対象がオスプレイであり、普天間飛行場であり、米軍基地となったのである。

集団自決の怨念に憑りつかれて苦しむ宮里さんは苦しみを無化するために怒り、怒りの対象を米軍基地にしたのである。宮里さんは、軍隊は戦争するし、集団自決は戦争が原因であると考えているのだろう。
集団自決の本当の原因は戦争ではない。本当の原因は日本の軍国主義がつくり上げた「自決の思想」であり、「自決の思想」を沖縄の県民に浸透させた教育である。宮里さんの母親の教育が集団自決の原因である。しかし、それを認めることを宮里さんの深層心理は拒否する。拒否して、「母の苦しさを考えると腹が立つ。肉親同士の殺し合いなんて冗談ではない」の怒りに転換する。宮里さんの怒りは本当の原因から逃げるという深層心理の作用である。

沖縄にはなかった日本独自の「自決の思想」の歴史を知り、「自決の思想」を理解し、軍国主義を知り、教育者であった母親が「自決の思想」を沖縄に浸透させたことを認め、「自決の思想」は民主主義思想が克服することを学び、日本が民主主義国家であることを認識することによって、宮里さんは集団自決の怨念から開放されるだろう。

民主主義国家である米国の軍隊を非難することでは宮里さんの苦しみは解決されない。オスプレイ、普天間飛行場、米軍基地はアジアの民主主義国家の安全と平和を守るために存在している。共産党一党独裁国家の周辺国への侵略を抑止するために米軍は存在している。
宮里さんに憑依している怨念は集団自決した時にとどまり続け、そこから一歩も動き出さないから、ただひたすら戦争を恨むことしかしない。
宮里さんが戦争反対を叫べば叫ぶほど怨念は増長していく。宮里さんが住んでいる那覇市は普天間基地から遠く離れ、基地被害がほとんどない場所である。しかし、集団自決の怨念に苦しんでいる宮里さんは苦しみから逃れるために普天間飛行場に行き、辺野古に行き、高江に行く。自分からわざわざ基地被害のある場所に出かけて黄色いマイクで怒りを発していく。
しかし、宮里さんの行動は報われない。
「基地まみれ、何を言っても無視される」
宮里さんの怒りはますます増長していく。反戦運動に心の救いを求めている限り宮里さんの怒りは増長し続けていくしかない。

宮里さんの心は反戦運動では救われない。民主主義思想が救う。
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