中日も売却噂が出るかも

中日、来秋沖縄キャンプ撤退へ
 中日は来秋以降、沖縄キャンプを撤退し、地元名古屋でキャンプを行う検討を開始した。16日、秋季練習が行われているナゴヤ球場を井手峻編成担当(61)が訪れて落合博満監督(51)と会談。経費節減策としてナゴヤドーム、ナゴヤ球場でキャンプを行う可能性を検討した。

 井手編成担当は「屋根付きの土のランニングコースがつくれる場所を見に来た。そうすれば地元キャンプができる。現場からも要望があった。監督も地元でキャンプできれば余分な金を使わずにすむと言っている」とした。春は83年から沖縄でキャンプを張ってきたが来秋以降の撤退も視野に入れて対策を検討する。

 関係者によれば昨年、約10億円だった球団赤字は今季、倍近くに膨らむ見込み。井手編成担当は「オーナーがこのままではつぶれると言っている」とも話した。今秋は今月25日から約1カ月間、沖縄・北谷球場で秋季キャンプを行うが、来秋の沖縄撤退の可能性は「大いにある」と語った。

[2005/10/17/07:38 紙面から]

 球団赤字の対策が沖縄キャンプ撤退とはなさけない話だ。結局は自分の給料の上下に関係のない親会社から派遣された球団社長は球団経営に情熱がないということである。会社にしろ球団にしろ経営を左右するのは社長の手腕であるし社長が球団発展に情熱がない限り球団経営が行き詰まるのは当然である。

 野球は公共的な存在であり球団を儲け主義の株式会社には適さないというが、現在の球団の在り方の方が親会社の宣伝のために存在するものであり親会社の私有物にされているのだ。今の球団のありかたは公共的な存在ではない。
 阪神電鉄も阪神は阪神電鉄グループの至宝であると明言している。大阪・神戸の至宝とは言っていないし、大阪・神戸の至宝であるなら大阪・神戸の企業をスポンサーにするべきである。

中日が10億円赤字というのももし中日が独立していたならスポンサーを募集すれば簡単に埋まるだろう。あの近鉄が冠名のスポンサーを募集した時30億円を出す企業が応募してきた。

 球団は株式会社にするかしないかはひとまず置いて、親会社から離れて独立すべきである。球団の社長やスタッフの給料は球団の経営収入からもらうようにすれば球団経営は向上するだろうし、経営が悪化すれば社長を解任して新しい有能な人が社長になればいいのだ。

 「オーナーがこのままではつぶれると言っている」とは情けないオーナーである。球団経営の能力がないのだ。そんなオーナーでは中日の選手が可哀想。さっさと能力あるオーナーに中日を売却した方がいい。



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<内閣改造>「独断専行型」予感させる小泉人事?



 05年秋の内閣改造と自民党役員人事は28日、小泉純一郎首相の指示により、特別国会開会中の31日断行という小泉流の「サプライズ」で幕を開けた。人事日程をめぐっては、自民党の青木幹雄参院議員会長が国会閉会後の来月1日説、公明党の神崎武法代表は来月2日説を表明していたが、与党幹部の予想は日程すら、あっさり否定された格好。衆院選大勝を受け、小泉首相が求心力を増すなかで、従来以上の「独断専行型」を予感させる小泉人事が始まった。
【中村篤志】
 「来月1日に国会が終了すると、(首相は)直ちに党役員、閣僚、内閣人事にかかるものと思われる」――青木氏は28日午前の参院自民党の議員総会で、今回の人事が1日に行われるとの見通しを表明。神崎氏も27日の党中央幹事会で「(内閣改造は)来月2日の予定だ」と述べており、与党幹部は「人事は国会後」との認識で一致していた。
 ところが、青木氏の発言から約4時間後、首相は自民党緊急役員会で「特別国会での法案処理にめどがついたので、31日に党役員人事並びに内閣改造を行いたい」と表明。その後、記者会見した武部勤幹事長は、人事前倒しの理由について「首相は諸課題解決のために、一刻も早く新しい体制で臨みたいのだろう」と推測した。
 もっとも首相は今週に入り、31日人事に向けて、準備を進めていたフシがある。29日夜、首相は京都で来日中のパラグアイ大統領との首脳会談を行うが、当初、会談は31日に首相官邸で開かれる予定だった。首相周辺は「会談日程が発表された25日に、日程が29日に変更された」と証言する。
 ただ、人事日程をめぐる青木、神崎発言と首相方針とのかい離は、衆院選後に見え始めた官邸サイドの「参院と公明党」離れを映し出す結果となった。首相は28日の神崎氏との党首会談で、人事日程について「みんなが1日とか2日とか言っているので(31日にした)」と説明しており、与党内には「与党幹部の裏をかきたかったのではないか」(幹部)との見方が広がっている
 ◇サプライズ人事に緊張感高まる 自民党内
 内閣改造・党役員人事の日程が決まり、焦点は小泉首相の人選に移る。自民党の森喜朗前首相は28日、TBS番組の収録で、先の衆院選での初当選組などの抜てきについて「ないと思っている。本当に重い内閣をつくってほしい」と否定してみせたが、党内では週明けに予想される次の「サプライズ」に緊張感が高まっている。
 今人事の最大の焦点は、「ポスト小泉」候補と目される麻生太郎総務相、谷垣禎一財務相、福田康夫前官房長官安倍晋三幹事長代理、安倍晋三幹事長代理の処遇。首相は衆院選直後の9月12日の会見で「私の後の総裁、首相に意欲を持っている人がかなりおり、できるだけ活躍の場が与えられるよう配慮しなければならない」との考えを示しており、次期首相を占う人事でもあるからだ。
 後継候補育成をちらつかせる首相には、改革姿勢を競い合わせるしたたかさものぞく。27日の政府の経済財政諮問会議では、政府系金融機関の統廃合をめぐり、慎重意見を展開した谷垣氏や中川昭一経済産業相らを公然と批判。首相は28日夜、記者団に対し、谷垣氏ら4氏の処遇について「これから土、日、考えます」と述べるにとどめた。
 森氏は28日の収録で、今月6日、首相と会談した際のやりとりを披露した。森氏がポスト小泉について「4人が競い合うなら、公平に舞台を作ってあげるのが大事ではないか」と、人事での重用を促したところ、首相は「基本的にはそうだ」と断りつつ、こう続けたという。「なかなか難しいなあ」
(毎日新聞) - 10月29日1時7分更新
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