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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。

二期制の学校は通知表のコピーを忘れずに

2012年10月11日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
二期制の学校は、多くはありませんが、それでも現在秋休み中の学校もあるかもしれません。

二期制の学校の場合、これで出願まで通知表が帰ってきませんから、必ず、コピーを取っておいてください。

その際、保護者通信欄を書いてからコピーするのか、そのままでもいいのか、迷われる方もいらっしゃると思います。

結論から先に言えばどちらでも構いません。書いてからコピーしてもいいし、そうでなくてもいい。

その通信欄の記述が何らかの選考基準にならないからです。

通知表のコピーを求めるのは、在籍証明がとりたいから。

以下は過去の記事ですが、要はその子が本当に小学校6年生で在籍しているのか、を確認することにあります。だから、通信欄が書いてあろうが、なかろうが、関係ありません。

ただ必ずコピーを用意しておきましょう。


通知表のコピー

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家庭がイニシャティブを持つ
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ルーティンを身につける。
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オリジナル問題集のすすめ

2012年10月10日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

例えば、月の満ち欠けが今一つ、よく出来ない、という場合があるとしましょう。

普通に考えれば、テキストを見直したり、それについている問題をやってみる、ということが多いと思います。しかし、それはできたりするのです。つまりパターンが簡単だから、ということになるのでしょう。だったら、入試問題を横断的に解いてみるのが良いと思います。

昨日もいくつか天体の問題を見直していたのですが、やはり出るものはある程度決まってくる。月の満ち欠け、太陽の南中高度、北天の星の動き。

数問ずつピックアップしてやれば、それなりに理解が深まってきます。しかし、分厚い過去問を開くのも大変だし・・・。

そんなときはオリジナルの問題集を作ってみると良いでしょう。

要領は、いろいろな学校の入試問題が載っている電話帳と呼ばれる分厚い入試問題集を使います。そして、付箋を用意。

例えば地震の問題と決めたら、すべて地震の問題をピックアップします。そして付箋をはっていく。あとはスキャナーでコピー、PDFにしてしまえば、自在にプリントにできます。

やる分量を決められるのも好都合です。時間的に1時間半で6問ぐらい解いてみよう、ということであれば、その分だけ問題を取り出せます。

すべての分野で、こういう手間はかけられないでしょうが、「不得意だ」と思っている分野は一気に集中して勉強すると、案外すぐに「得意」に変えられてしまうので、ぜひ試してみてください。

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第52回 安全校の選び方
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10月10日の問題
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着手率を上げる

2012年10月09日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
どこの中学でもだいたい合格ラインは上で70%ぐらいでしょう。(たまに75%という学校もあるでしょうが。)

ということは、おおむね3割は間違えても合格するということです。

子どもの得点というのは着手率と正解率の積です。

つまり10割の問題に手を付けて正解率が7割であれば70点になる。

逆に7割の問題に手を付けて、正解率が10割でも70点になる。

で後者の子どもが合格しやすいというお話はこれまでもしている通りで、だから正解率を上げるということは大事なことです。

しかし一方で着手率を上げるのも大事です。

難しい問題はやらなくていい、というのはセオリーですが、しかし、本当に難しいかどうかはやってみないとわからない。

算数の応用問題の場合、複数小問がある問題が多いわけですが、(1)は比較的解きやすい問題が多い。だから(1)まではやる、というような工夫は必要なことなのです。

試験を積み重ねるにつれて、だんだん自分の試験のやり方が出てきますが、結構「あきらめの早い」子が見受けられるのです。

「え、これは簡単じゃないの?」
「でも、難しそうだったから。」

難しそうだった、というのは実は問題を読んでない。ぱっと見て、「あ、いやな感じ」で決まっている。しかし、読んでみると「なんだ、簡単じゃん」ということはあるのです。

つまり解くか解かないかの判断の精度を上げていくことが、着手率を上げる源ですから、あきらめるのが早くならないように注意してください。


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n進法
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中等部の一次合格ライン
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見栄を張る子

2012年10月08日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
この時期になってくると、やはり人が自分をどう見ているのか、気になる子は増えてきます。やはり精神年齢の成長が早い女の子に多く見られますが、身に着けるものにしてもいろいろ関心が増えていくる。親が出すものを黙って着る、などということはありえない。これは子どもが大きくなって来れば、当たり前に起こってくることです。

しかし、それがファッションだけにはとどまらない。自分の成績、自分の志望校、いろいろなところで人にどう見えるかが気になる。逆に人がどこを受けるか、どういう成績かも気になる子がいるものです。

で、そちらに関心が行きすぎ出すと、今度は勉強に支障を来し始める。つまり、「わかっていないこと、できないこと」をごまかし始めるのです。

「わかった?」

「はい!」

「じゃ、この場合は?」

と聞くと、できない。なんだ、やっぱりわかってないじゃないか、と思うことが多くなります。

こういうときは、よくその子だけを呼んで話をしていました。

「受験と言うのは、自分の問題なんだ。自分が行きたい学校に合格するかどうか、ということに集中しないといけない。だから、人がどう思おうと、自分はこの問題が本当にわかっているのか?本当に次解けるのか? 自分に聞いてみて、自信がなければ『わかった』と考えてはいけない。」

というような話をします。まあ、その時は殊勝に聞いているが、おおむね、まだわかっていない。

ところがこれがもう一段、成長してくると、非常に頼もしくなってくる。

「これができなかったの。もう悔しくて。」

というような話が素直にできるようになると、一皮むけた、と言う感じになります。つまり、外側を最初に気にするのはステップとして必要で、でもそれに振り回されている自分が「ばからしく」なってくるから、ストレートに自分が満足できるかどうか、に視点が向き始める。人がどう評価するか、よりも自分が納得がいくか、と言う観点で勉強を進めるようになると、合不合は別にして成長したなあ、と感じます。

ただ、時期的に「単純に人の目に振り回されている」だけで終わってしまう場合もありますから、そういう風に見えたら、やはりしっかり話をしてあげることが大事なことだと思います。

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記述の問題はぬかさない
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10月8日の問題
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足元を見て、と言われるが

2012年10月07日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

この時期に、塾の先生から、「第一志望を変更してはどうだろうか?」という話をされる方がいらっしゃるかもしれません。

現時点での模擬試験の成績を考えれば、到底合格は難しいので、第一志望をもう少し現実的なものにしてはどうですか? やはり足元をしっかり見て、と言われる。いや、もう少しきっとやわらかいものの言い方をされるかもしれませんが・・・。

私は第一志望尊重派ですが、塾の先生によっては「入らない試験は受けても仕方がない」と見る向きもあるようで、したがって「いくら狙ったって無理だろう」という話になる可能性はあるのです。

確かにデータを見せてもらうと先生の言うことはわかるが、子どもがやる気を出す前に「やらせる」ことが多くなれば、自信を失い、やる気を失い、となって成績が上がっていかない面はあるわけで。そこへ来て、受けたい学校も受けさせてもらえないということになれば、いったい何のためにやってきたのという話になるわけです。

私は中学受験は子どもが最初に自分の力で挑戦する試験だから、そしてまだまだ子どもの先はあるのだから、あまり安易な妥協はすべきではないと思います。

止めるところはしっかり止める、でも狙うべきは狙う、という考えで良いのではないかと思うのです。

受験する学校はあくまで、家族が決めるものであって、塾が決めるものではありません。

うちの子だから、こういう教育方針のこの学校に入れたい、そういう気持ちがあって挑戦することが重要だと思います。

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志望理由は親子で考える
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ニュートン算
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塾だけで合格する

2012年10月06日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
最近は塾の日数を増えたし、拘束時間も長い。

だから、家ではあまり勉強しないが、塾で何とか合格までこぎつけられる子が増えているそうです。

これはある中学校の先生から聞いた話。

「塾でやらされて合格する子というのは、結局、自分では勉強しない。ところが中学に入るとそこまでいろいろやらされないから、まあ、勉強しなくてもなんとかなっちゃう。成績は悪いですが、退学になるレベルでもない。まあ、こういう子は大学受験に失敗します。一浪は間違いない。一浪して、そこそこ気が引き締まればそれでだいたいはうまくいく。しかし、ここで遊びを覚えると多浪になって身を持ち崩す子もいます。やっぱり、努力する子が伸びますわね、最後は。」

塾は入れることに力をいれるから、当然といえば当然なのですが、だからこそ、考えておかないといけないことかもしれません。

入学した時は、僅差の勝負ですから、それぞれの力はある程度接近しています。

つまりは横並びの状態なわけですが、そこからやはり伸びる子とそうでない子は、やはり自分で勉強できるか、努力できるかにかかっている分、それを中学入試で経験させることは必要なことです。

「やっぱり、あの3か月は勉強したんだよ。」

という状況があって合格してほしいと思うのですが。


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てこと浮力の問題
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10月6日の問題
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急ぎの虫

2012年10月05日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
子どもたちはこれまで、たくさんの試験を受けてきました。

組分け試験、月例テスト、模擬試験。きっとたくさんの答案があるでしょう。

その結果として、
「テストは急いでやるものだ」
という感覚が身に付いています。時間が決まっているのだから、急ぐに決まっている。

私が「急ぎの虫」と言っているのはこれです。

だから、何でも急いでやる。例えばテストのページをめくるのだって、ゆっくりやらない。で、2枚めくって1問抜かしてあとから慌てたりするのです。

子どもたちの最大の敵はこの「急ぎの虫」です。ミスの原因は慌てること、急ぐことなのです。

太郎君が次郎君を追い越すのが、いつの間にか次郎君が追い越すことになっている。間違ったものを選ぶはずなのに、正しいものを選ぶと考えて悩んでいる。

問題文の読み違い、計算間違い、

ですから、演習する際にこの「急ぎの虫」をどう抑えるか、を考えて行かないといけない。

問題文を読み直す。計算をその場で見なおす。全体の問題を最初にすべて見回してみる。つまりは決めごとを作って行くことです。ルーティンと言ってもいいかもしれない。

スポーツ選手は、良く自分のルーティンを作って自分のペースで試合に入って行きますが。それと同じです。

決めごとをその通りやっていくことによって、落ち着いて問題に向かうようにする。だから自分なりのルーティンを作って行くことです。これは普段、過去問を解きながらやっていき、模擬試験で試してみる。その繰り返しによって、だんだん定着し、それが入試本番でもできるようになればいいのです。

ルーティンを決めて急ぎの虫を抑える、ぜひこの秋、練習してください。

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5年の秋は全部やろうと思わない
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中等部運動会
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ピークを考える

2012年10月04日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

カリキュラムの進行が速くなるということは、総復習や演習の時間が以前にくらべて長くなります。

ただ、5年前に比べて中学入試に出題される総範囲は変わったのか?と言えば、あまり変わらない。だから、子どものピークが早くくる可能性があるのです。

子どもの実力は、演習量が増えていくのと平行して上がっていきますが、それでもあるところでピークを迎える。

そのピークが入試前に来てしまうと、その後、力が落ちる可能性があるのです。

なぜ、落ちるのか?

私が思うには、子どもが飽きてくる。あるいはストレスに対する耐性が限界を迎える、といってもいいかもしれません。

ミスをしないように、注意深く問題を解きながら、コンスタントに点数をあげる、ということは大人でもなかなか大変なことです。

したがってそのストレスに耐えてがんばっていくわけですが、とはいっても小学生ですから、それが長続きしない。

だから、そのピークをいかに入試に持っていくか、ということを考えなければなりません。

最近はカリキュラムの終わりが早く、演習が早く始まり、しかも量が多い。

その結果としてピークを迎えるのが11月になってしまった、というケースも時々見かけます。

ところが、どこがピークになるかは、わかりにくい。そしてピークを迎え始めると一気に進むので、止めようがありません。

右肩上がりになっていけば、よしよし、このまま、と思うかもしれませんが、しかし、それは長続きしない。

私の理想としては11月の終わりから12月にかけて、

「お、上がってきた」

となり、模擬試験がなくなってあまり細かなデータを見なくなる2か月ぐらいで、調子があがると、入試がピーク、ということなのですが。

でも、データはもっと早く出て、結果として目標をあきらめてしまうという場合もある。

だから、子どもたちの調子は、良く見ておきましょう。

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大学受験体制のいろいろ
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10月4日の問題
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子どもといっしょに勉強するコツ

2012年10月03日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
自分から勉強しない子に対しては、やはり親がいっしょに勉強する時間をなるべく多くとることがポイントです。

ところが子どもたちは反抗期に片足を突っ込んでいます。(両足を突っ込んでいる子もいるかもしれません。)

したがって、なかなか言うことを聞かない。なぜ、親の言うことを聞かないのか? ここが腹の立つ一番のポイントです。

でも、これは親がある意味甘えている部分でもある。

じゃあ、例えばお父さん、お母さんが家庭教師を頼まれて、この子といっしょに勉強するとしたら、同じ態度をとるでしょうか?

ここで明確に頭の中にいれていなければいけないことは、

1 今、ウチの子は自分で勉強できない子である。

2 しかし、家族として中学受験は成功させてあげたい。

3 だから勉強をさせなければならない。

という3点です。

だったら、これは目的があってしていることである。だから結果を出すために何をやるか、を最初に考えなければならない。

親がそこまでするのですか?という反論が返ってきそうですが、それが中学受験の本質です。

中学受験は子どもが小学生なので、受験生として自立できるかどうかは不透明な状態で受験をします。

しかし、その分親がついているから、受験のデメリットを克服できる、だから「やらせていいこと」になるのであって、そうでなければやめた方が良い、とすら私は思います。

つまり、中学受験をさせる以上、親に相当の覚悟がないといけない。

でも、基本的に多くのみなさんはその覚悟はおありになると思います。ただ、腹が立つ。これは感情の問題ですから、仕方のない部分ではあるが、しかし、やはり結果を出す、ということに眼を向けないといけないでしょう。

例えば親戚の子でも、上司の子でもいいが、とにかく他人の子を預かって、「なんとか中学に入れないといけない」という場面だと想定すれば、どうするか? です。

つまりはその子と良いコミュニケーションをとり、やりべきことを整理し、確実にそれを実行する。

ということが必要になりますね。

そしてここで大事なポイントが「褒める言葉」になるのです。

どんな子でも褒められればうれしい、可能性があるといわれれば気持ちが前向きになるものなのです。

けなされて、怒鳴られて、それに耐えてがんばるなんて、ことは今の子どもたちに期待してはいけません。親子関係に致命的なものをもたらしてしまうことだってある。

だから楽しく勉強する。お父さん、お母さんと勉強すると楽しいと思ってもらえれば、必然的に子どもは勉強したくなるのです。

「お父さん、早く帰ってこないかなあ」って思うようになります。

例えば、お母さんと子どもで国語の過去問を競争してみる。答えあわせをして、

「まだ、お母さんの方ができるでしょ? ちょっと、尊敬した?」

と明るく言ってくれれば、それは楽しいでしょう。しかし、

「なんで、この漢字間違えるかなあ。」

みたいな言われ方をすると、「もう、いい」となってしまうかもしれません。

ポイントは3つ

1 親が自分の子どもだということに甘えない
2 褒める言葉を多くする
3 明るく、楽しく勉強する


です。

受験まで3か月から44か月。そのくらいは思いっきり子どもに付き合ってみても良いのではないでしょうか?

どうせ、中学に入ったら変わってしまいますから。

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第51回 勉強してるってどういうこと?
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なぜ、言わないと勉強しないのだろう?

2012年10月02日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
多くの受験生のお父さん、お母さんが抱える最大の問題のひとつかもしれません。

10月に入り、残り受験まで関西、埼玉、千葉は3か月ちょっと。東京、神奈川でも4か月しかない。だったら、もうさすがに言わなくても勉強するだろう?

いえ、してない子が多いと思います。

じゃ、わかっていないのか? そんなことはない。勉強しなければいけないことはわかっているし、「じゃ、受験やめなさい」と言ったら、「絶対やめない」と言い張るでしょう。

でも、しばらくすると元の木阿弥。

え、どうしてなの? と思われるかもしれません。

たまに、自分から熱心に勉強していて、「体を壊すから」というと「大丈夫よ。お母さんは先に寝て」みたいなことを言われたとか、いう話を聞いて、さらに「がーん!」となったりして。

ではそういうお子さんと言わないと勉強しない子は何が違うのだろうか? 

一言で言うと、幼いのです。

では、幼いとは何なのか? 

自立していない。一人でいろいろなことができないことを言います。

6年生になると、いろいろなことができるようになっているから、親としては「もう、大丈夫だろう。」ぐらいに思っているが、まだ小学生です。

一人では当然生きていけないでしょう?

だからいろいろなことができるようになっているが、できないところもたくさんあるのです。

で、そのできないことの中でも結構難しいことが「自分で勉強する」ことなのです。

自分で勉強するというのは、目標があり、欠点を知り、何をしなければいけないかを考え、さらには目標を細かく分けて、ひとつひとつをクリアし。

折れそうになる心を励まして、それでもがんばる、ということなのだから、そりゃあ、大変だあ、と思いませんか?

しかも、最近は子どもの数が少なくなったので、親が子どもに手をかけています。例えば、知らない模擬試験の会場に一人で行く、なんて絶対にさせていない。その分、できないことは増えているはずです。

しかし、お父さん、お母さんは大きくなった子どもたちを見て、「できることが増えた」だけなのに、「何でもできるはずだ」と思ってしまう。

だから、言わないと勉強しない子に腹が立つ

でも「できるようになっていない」だけです。

私は、「自分で勉強できない子を勉強させる方法」を編み出さないといけないと思います。

昔、中学受験は専業主婦でないとできない、と言われたのはこれがあるからです。その当時に比べて今、塾はサービスが良くなったし、家庭教師も個別指導もある。でも、すべての時間をそういう他のサービスに依存するわけにはいかない。

だからメールや電話で確認したり、いっしょに勉強したり、方法を見つけないといけない。

もちろん、簡単ではありません。

自分で勉強しないくせに、いろいろ言われるのはいやだから、

「あっちいっててよ」

という話になりやすい。

「なら、一人で勉強しなさいよ。」

では結局、また元の木阿弥。

まあ、多くのご家庭ではこれをくりかえしているうちに、だんだん試験が近づいてきて、子どもも「マズイかも?」と思うようになるのが11月。だから、私はよく子どもが本気になるのは11月から、というわけですが。

基本的には自分でいろいろなことができるように、早くからくせをつける。朝自分で起きる、自分の部屋の掃除は自分でする、自分の洗濯物は自分で片づける、みたいなことから始めて、だんだん自分でできるようになって、その積み重ねが自分で勉強することにつながるわけですが、しかし、そんな暇は今はない。

だから、まず「自分で勉強できない子」だと思ってください。

そういう子を何とか勉強させる方法を考えるのです。ゲームでつろうが、お菓子でつろうが、方法はそれなりに考えるしかありません。

え、そんなことなら受験しなきゃいいのに?

だって、親が受験やめさせてないのだから、もう、やるしかないでしょう?

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