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知識は使えなければいけない

夏休みに理科、社会の知識を覚える課題が出る塾は少なくありません。

覚えるには、一問一答式がやりやすいというお話をしましたが、これも繰り返しが大切。覚えたつもりでいても、また忘れてしまう。だから、繰り返さないと定着しません。

かつ、覚えても点数につながらないことがあります。

せっかく覚えたのに、問題演習をしたところ、それが答えだと気が付かなかった。

一問一答で覚えたのはいいが、一方向からの尋ね方で覚えたわけです。

平安遷都は何年?

という具合ですね。しかし、問題はそういう聞き方ばかりをしない。いろいろな聞き方や問題設定があるので、その中で自分の知識を活かす練習が必要になります。

これはもちろん、過去問をやることで練習できるわけですが、

「まず覚えてから」

ということで、どんどん過去問をやるタイミングが遅れてしまうのは、いけません。覚え始めてしばらくしたら、もう過去問などの問題演習をしていく。

自分で覚えた知識は使えなければ得点になりません。そしてここが大事なポイントですが、演習をしているうちに、断片だった知識がつながっていく、ということがあります。

理解が深まる。例えば飛騨、木曽、赤石という名前を単純に覚えている。しかし問題に北アルプス、中央アルプス、南アルプスという呼び名が出てくると、左側(地図で言えば西側)から単純に覚えていたことが、地図上で明確になってくる。そうすると天竜川は中央アルプスと南アルプスの間を下る、というようなことがつながってきます。

だから問題演習は欠かせません。覚えるのはもちろん先なのですが、並行して問題もやっていきましょう。


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