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幼い子の強み

幼い子の一番の特徴は

頭でわかっていても実行できない

というところです。

「あなたの受験でしょ?」
「その通り」

「勉強するのはあなたよね。ママではないわ。」
「その通り」

「塾に行きたいといったのはあなたでしょ?」
「その通り」

ぜーんぶ、わかってますって。頭の中では。でも漫画を読んでいるのです。なぜ?

「そこに漫画があったから」

だと思いますね。つまり、わかっていても、コントロールが効かない。本来受験勉強はがまんが必要です。そのがまんができないから、幼い子の受験は苦労する。本人に悪気があるわけではない。確かに計算はやらなきゃいけない。その前に漫画がある。漫画の方がおもしろい、と感じる。(感じるのです。あくまで。)だから漫画を手にする。

これが少し成長すると、

「まずい。これを見られると、今月のおこづかいがなくなる。」とか「宿題が終わらないと、明日先生に怒られる」とか、「この問題ができないとA中学には受からない」みたいなことを考え出せるようになり、この行動にストップがかかります。

が、幼い子はかからない。

しかし、子どもは同じところにはいません。やはり経験を積み、ママやパパにに怒られ、少しずつ考えるようになる。これが成長です。

ただ、幼い子のままでいてほしいところがあります。

それは勢いに乗ると強い」ところ。

イケイケ、ドンドンになるともう調子に乗りまくっていく。ネガティブなことは一切考えない。「え、僕ができなくて誰ができるの?」みたいな雰囲気です。入試ではこういう子は強い。

入試は短期勝負ですから、そこで一気に調子が出てくれたら、今までの偏差値だってひっくり返す。ところが、少しずつ精神的に成長すると、この勢いが減るのです。

「もしかすると、ミスするかも」

と思うと、ミスをする可能性が高くなる。しかし、勢いに乗った子はミスをするなんて考えない。だから思い切り力を発揮してしまうのです。

だから幼い子は調子に乗せてしまうのが良い

「君は勉強してるねえ。」

「こんなに勉強するのはえらいねえ。」

ほめることばを多くすると、その気になってきます。調子に乗るぐらいで良い、と思ってどんどんほめてあげてください。

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