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速さの問題を解くときの工夫

速さの問題について、子どもたちの解き方を見ていると、やはり線分図を描いている子が多いようです。

それぞれの場所をイメージする。学校がどこ、駅がどこ、A君の家はどこ、という具合。

しかし、最近の速さの問題はいろいろ工夫があって、その結果として問題文がずいぶん長くなってきました。

駅からすぐ引き返す、途中で速さを変える、忘れ物に気が付く、自転車に乗って速さが変わる、出会うとすぐに折り返す。

まあ、日常ではあり得ないことも多々あるわけですが、それを条件としてしっかりとらえなければならない。

私は良く、グラフを描くことを進めています。いわゆるダイヤグラム。

ダイヤグラムで解くメリットはやはり、変化を理解しやすいというところ。

速さの問題を解くにあたってポイントとなるのは、「同じ距離を動いているところ」「同じ時間を動いているところ」を見つけることなのですが、それが比較的わかりやすい。

デメリットはやはりグラフを書く手間でしょう。実際にグラフを描かずとも解ける問題も多いので、何でもかんでもグラフを描けば良いというわけではありません。

ただ、道具は多いに越したことはないし、問題文の状況が良くわからない場合は、一度心を落ち着けてからグラフを描いてみるのは悪い方法ではありません。

グラフはやはり描きなれてくると、スピードも出来もだいぶ違います。「同じ距離を動いているところ」「同じ時間を動いているところ」も見つかりやすくなる。だから、実際に自分でグラフを描く練習は早くからしておいた方が良いのです。

最近は流水算に変わって動く歩道の問題も多くなりましたが、これも逆行したりして、いろいろ非日常を体験することになりますが、しかしグラフに表してみると「なんだ」ということが出てくるものです。

ぜひ、練習してみてください。

下記は先日、アップした流水算の解き方ですが、グラフを使っていますので、参考にしてください。

流水算

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