goo

ミス率

試験が終わってから、答えを見ずにもう一度、問題を解きなおしてもらいます。

別に答えを見てもかまわないが、いずれにしても解きなおしてもらって、実はどの問題が「とれる問題だった」のかを明らかにします。

そして、実際に帰ってきた答案から

落とした問題の点数/満点×100(%)

を計算してください。

いわゆるミス率。つまり、ミスをしなければできた問題の割合。これを算数、国語、理科、社会の各教科について計算します。

驚愕の数字になったりすることがありますが、そこはぐっとこらえてタンタンと記録する。

そして、具体的にどうすればこのミスが減るかを子どもと考えてください。

くれぐれも怒ってはいけません。だんだん腹が立って来たりしますが、ここはぐっと我慢して。

そして、また模擬試験。

ミス率を計算。

これを減らすことで、確実性が増すわけですが、残念ながらこういうデータは、どの模擬試験も出してくれません。(当たり前ですが。)

そしてここがポイントですが、この数字の方が「合格可能性」よりも、よほど重要だということなのです。

入試というのは、難しい問題を解き上げることよりは、むしろ「みんなができる問題を落とさない」ことに合格のツボがあります。

だから、このミス率を計算して、原因を探り、少しでもいいからこれを減らす工夫をすることです。

で、例えば社会でも理科でも、このミスはおきる。

「正しくないものを選びなさい。」と問題に書いてあるのに、「正しいものを選びなさい」としっかり勘違いするなど。

だいたいこういう問題の書き方が、すでに子どもたちにミスを起こさせようとしているわけです。親切な作問なら「間違ったものを選びなさい。」と書くわけですから。

こういう失敗をしたら、例えば正しくないの「ない」にグリグリマークをつけて、確認する、みたいな作業を加えることで、減らそうという手に出ればいいわけです。

この繰り返しの中で、子どもたちは点を取るコツを身に着けていきます。これが模擬試験では一番大事な勉強です。

しっかりやってください。

==============================================================
今日の田中貴.com

平面図形の問題
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

9月18日の問題
==============================================================
お知らせ
算数4年後期第5回 算数オンライン塾「まとめのテスト」をリリースしました。
算数4年後期第5回 算数オンライン塾「まとめのテスト」
算数4年後期第5回 算数オンライン塾「まとめのテスト」
==============================================================








にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村
コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする