ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

なぜ深呼吸の要領で行う呼吸法が自然なのか 2

2015-05-25 09:02:54 | 逆腹式呼吸
 私の我流の呼吸法は、口を閉じて鼻だけで呼吸を行います。 舌はそっと上の歯の付け根に付けておきます。 この意味は、いずれの日にか分かってきます。

 吐く息をイメージで体の中へ吐くときには、息は実際には鼻から少しずつ出て行きますが、このイメージしながら長く吐く呼吸を行いますと、自分では分からないとは思いますが、宇宙に無尽蔵に存在するといわれている気が、体の中へ入っていきます。

 体の中へ入っていった気は、殆どが体から経穴と呼ばれる鍼とか灸で施術されるツボから、排出されます。 日常的のこの体の中へ吐く呼吸を行っていると、経穴での気の調節が良くなり、病気になりにくい体を、知らず知らずのうちに造ってくれます。

 この長く吐く呼吸は、自然と出来るようになるまで、日常的なあらゆる時間に行ってみます。 電車の中で座っている時や、事務所で椅子に座っているときに、ちょっと目を瞑って行ってみます。 普段呼吸で吐く呼吸が、体の中へ吐く呼吸になっていたら、しめたものです。

 はじめは大きく息を吸う時には、胸いっぱいに息を吸う感覚がありますが、この呼吸を続けていくと、いつの日にか自然と胸を広げると云うよりも、下腹を大きく凹ましている自分に、気がつくはずです。

 深呼吸の要領で行う吐く息を体の中へ吐く呼吸を行っていますと、当初は胸式肺呼吸であっても、自然と腹式呼吸(ここでは一般的な腹式呼吸を云ってはいません)になります。