ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

自閉症の僕が跳びはねる理由 の作者 東田直樹さんの放映を観て

2015-05-05 08:14:57 | 
 自閉症の東田直樹さんが、表題の本を書いたのは、8年ぐらい前だったそうですが、アイルランドに住む作家 デイビッド・ミッチェルさんが、その本に出会い翻訳をされて、世界にその本の存在を知るようになりました。

 東田さんは、自分の気持ちを十分に表現できずにいる両親が、直樹くんの良さを伸ばすべく、パソコンや、パソコンのキーボードを置いての話し方が出来るようにし、素直な表現がストレートに出来るようになりました。

 脳神経のお医者さんとの会話で、自分の脳のMRI等の検査が、自閉症になってしまっている人のために役立つのであれば行うといい、検査結果は、脳内の弓状束という神経繊維に異常があるものの、人の感情を読み取る能力には、優れたものがあるという診断でした。

 デイビッドさんは、8年間、日本の学校で英語の教師をしていたことがあり、なおかつ、自分の子どもも自閉症であったため、どのように接して良いのか分かりませんでした。 東田さんの本に出会い、自閉症の子どもが、何を考えているか理解し、是非、その素晴らしい本を翻訳して、自閉症の子ども達に、どのように接したらよいか分からない人々に、知らせたいと思ったようです。

 デイビッドさんは、東田さんに会いに来ました。 一番訊きたかったことは、親としてどのように、息子と接したら良いかということでした。 東田さんは、そのままで十分だとおもいますよ。 お子さんもお父さんのことが大好きだし、そのままで十分だと思っているはずだからです と答えました。

東田さん自身は、昔は自然と一体化しているときが好きでしたが、今は家族と一緒に笑っているときが好きといい、また自分の本を読んで喜んでいる人がいると聞くときが好きだということです。