ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

ファンドマネージャー新井和宏さんは社会貢献する会社を支援

2015-05-16 09:49:38 | 社会・経済
今日の早朝のテレビで、ファンドマネージャー新井和宏さんのことを、取り上げていました。 途中から観たのですが、自ら便所掃除をしたり、事務所の周りの清掃をしておりました。 

新井さんは、現在140億円のファンドマネーを動かして、運用しております。 元々は、住友信託銀行やバークレー・グローバル・インベスターを通して、企業年金や公的年金を中心にして、株式、為替、資産配分など、多岐にわたる運用業務に従事し、ファンドマネージャーとして数兆円を動かした実績があります。

然しながら大病を患ったり、リーマンショックをきっかけに、今までの金融の運用方法に疑問を持ち、同じ志を持つ4人の仲間と一緒に、7年前に鎌倉投信株式会社を立ち上げました。

当初は267人の賛同者で3億3741万円の運用でしたが、今や1万人の個人投資家で140億円の運用をするまでになりました。

新井さんは、「日本で一番大切にしたい会社」と云う本に出会い、ファンドマネージャーとしての自分のやるべきことを見つけたのです。 社員が会社を愛し働いている会社、心ざしのある会社を応援しようと思ったのです。

そのためにもファンドの運用には、慎重を期す必要があります。 ファンドは投資する会社に、均等の額を投資するようにしています。 利益の上がった会社からの利潤を、損が出た会社に回すようにして、常に均等額にするようにしています。 その結果5年間で元金は170%に増えたそうです。

そのような利益金の一部を、社会貢献をしながらも、通常の銀行からの融資を受けられないような中小企業者を、支援するように心がけています。

テレビでは、補聴器の会社、タオルの会社、林業の再生産を手がける会社を、取り上げていました。 支援を受けなければ、倒産しかねない会社です。 新井さんは企業を訪問し、特に若手社員が、どのような気持ちを持ちながら働いているかを、重視しているようでした。

番組では、バングラディッシュやスリランカとの国で作られる手工芸品を、賃金を先払いして輸入販売している、フェアトレードする会社の対応が映し出されていましたが、問題点を相手先に示して改善することを勧めた上で、今後ともお付き合いさせていただくようにしておりました。 その時点では支援はされませんでしたが、問題点を解決できれば支援したいということでした。

朝から清々しい気持ちになりました。 そのような方がおられるということで。