座禅には、定・戒・慧の修得が必要であるというコメントを、頂いたことがあります。 私には、戒・慧がありませんね、というご指摘でした。
私は、静かに座ることによって、定・戒・慧は感得できる、或いは感得するものだと、いつも感じておりました。 お経の本を読まなくてもです。 勿論、読むに越したことはありませんが。
静かに座ることによって、私は、旨の中心にある情緒を司る中丹田を、刺激されていることを感じます。 今までラジオから流れる歌を聴いても、何にも感じなかったのですが、強く胸を打つ刺激を感じるようになりました。
心の有りようが、いつも問われているような気がします。 清新な宇宙エネルギーが、絶えず私の心を刺激しているためでしょうか。
また、静かに意識を一点に集中する中で、ふと浮かぶ日常的な雑念を考えることにより、宇宙の叡智からサジェスチョンを受け、物事をどのように考えるべきか、どのような価値観を持って考えるべきかを、教えて頂いているような気が、いたします。
清新な宇宙エネルギーは、脳をも全てのストレスから解放し、無心、無欲の大切さを、自然と教えてくれるのです。 また同時に、上丹田にある生命体を、絶えず刺激し、その生命力を高めてくれるのです。
静かに座っている時間は、不思議と自然に長くなってきます