ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

脳を休めてから活性化し生命力を高め心を清めるー逆腹式呼吸

2012-04-26 06:37:28 | 逆腹式呼吸

 私の我流の逆腹式呼吸は、素直に静かに1時間、座って行なっていれば、自然と脳をストレスから解放した上で、更に脳を活性化し生命力を高め、心が清められてくることを、感得することが出来ると思っています。

 あちこちの座禅会では、30分1回か、30分2回という場合が多いようですが、30分では野球で言えば、肩慣らしをしてウォーミングしているだけで、そこから先には進まないのです。 30分を何回行なっても同じことです。 そのことが分かって座禅会を行なっているかどうか、私には分かりません。

 呼吸法を伴いながら胡座を組んで座って、静かになるには時間が必要なのです。 心は勿論のこと体の微細な部分も含めて、静かになるには最低45分から1時間は必要です。 私はあえて1時間にしております。1時間を更に上回れば、もっと深まってきます。

 私の友人で仏性の高い方が、いつも30分のお経を読み30分の座禅を行なっていました。 友人には、いつも30分では深まることはありませんよ、1時間は座禅を行なって下さい、と話しておりました。

 そんなある日、1時間以上座っているようになったと話した上で、崇高な至福感を感得しましたと、話されました。 私は、友人は友人なりの深まり方があると、喜びました。

 深呼吸の要領で、大きく息を吸って出来るだけゆっくりと吐きます。吐く時に息を体の中へ吐きます。 体の中へ入って息を追うようにして、そのことだけに意識を集中しながら、あぐらを組んで座ります。 体の中へ入っていく息が体感出来るように、息音が聴こえるように吐きます。 体の中へ吐く呼吸に慣れたならば、今度は一転して、出来るだけ息音が聴こえないように吐きます。 息をしているかどうか分からないぐらいに、吐きます。