ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

先ず胸いっぱいになるように息を吸うことから始めます

2012-04-30 07:19:41 | 逆腹式呼吸

 我流の逆腹式呼吸を行うときには、先ず胸いっぱいになるように、息を吸うことから始めます。 下腹は当然凹みますが、映像で見かける素潜りをするときや、ヨガの呼吸法で見かけるように、下腹が背中の皮に付くぐらいに、凹ます感覚で行います。

 ぜい肉が一杯ついている我が身にとっては、とてもではありませんが出来ません。 あくまでも、そのような気持ちでいることが、大切なのです。

 大きく胸いっぱいに拡げるということは、息を吐くときに長く吐けるということです。 吐く時には、出来るだけ長く吐くために、吐く息を細くして吐きます。 また吐く時には、息を体の中―下腹にある臍下丹田に向けて吐きます。

 体の中へ息が入っていくのを実感するために、自分自身で息音が聴こえるように吐きます。 普段の生活で、体の中へ吐く息音が聴こえるぐらいになるまで続けます。 私は、よく家人から、うーんうーん言っているの、うるさいわよと怒られました。 道を歩きながらも、自然と体の中へ吐く息音が聴こえたりしました。

 そんな体の中へ吐く息に十分慣れたと感じた時に、今度は一転して、出来るだけ静かに体の中へ息を吐きます。 息音は殆ど聴こえなくなり、息をしているかどうか分からないぐらいにして、呼吸を行います。

 体の中へ吐く息を追うようにして、そのことだけに意識を集中して、静かに胡座を組んで座ります。 自然と体の中は微妙な変化を生じ、静かに座っていることを楽しみます。