ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

臍下丹田は何処だろうと思いながら長く息を吐いていました

2012-04-01 14:17:37 | 座禅

今では臍下丹田がいつも動いておりますので理解できますが、座禅を始めた当初は、臍下丹田は何処だろうと思いながら、体の中へ吐く息を追いながら、座禅を行なっていました。

もの本には下腹の何センチ下辺りとかの記述がありましたが、ひたすら出来るだけ長く吐く息を吐いていたのです。

いつも体の中に入っていく息を追うようにして、体の内部からしかの視点でしかなかったのですが、ある時、体の外部からーイメージで上斜め上部から見るようにしました。 

下腹のどの辺りだろうかと上斜めから見ていたある日、突然、下腹が心臓のように鼓動を始めたのです。 臍下丹田が鼓動することは、全く知りませんでしたので、一瞬びっくりはしましたが、普段の座禅を通して、自然の流れに任せ自然の摂理に従う気持ちを持ち、楽しんできましたので、その心臓のような鼓動を楽しみました。

今でもそうですが、ひたすら静かに胡座を組んで、座禅を行うことが大切なのです。 何かを求めるのではなく、ひたすら座るのです。 ただし、世のため人のために、何かを祈ることは、決して悪いことではありません。

誰かから教わったことや、ものの本に書いてあることを理解・認識するのではなく、自らの座禅を通して感得することが、とても大切なのです。