凧揚げ
フジフイルム X30
写真の凧は見たことの無い形をしていた。
国分寺公園の広場では子供たちが凧揚げをしていた。
凧の形も変わった。
昔は長方形の角凧、奴さんの形をした奴凧、セミの形の蝉凧等色々あった。
角凧には「うなり」と云うものを取り付け、揚がった凧からブーンブーンと云う音が聞こえると云うものが有った。
今は外国から伝わった「カイト」と云ったかな?少しの風でも揚がると云う凧が多い。
私の子供の頃の正月の遊びは家の周囲にある草原で凧揚げをしたり、独楽回しをしたり、室内では「いろはかるた」をしたりしたものだ。
小学校の4~5年生のころには「百人一首」を大人に交じって楽しんだ。
独楽回しは「喧嘩独楽」と云って、直径10センチ位の大きさで、周りに厚さ5ミリから1センチ位の金属の「タガ」がはまっている独楽で、結構な重さがあった。
その独楽を先に回した相手の独楽にぶつけながら回し、相手の独楽を破壊もしくは破損させると云った結構危険な遊びだった。
歴戦の独楽の「タガ」はギザギザの傷がついたもので、相撲で言えば横綱級の独楽だった。
現代ではこんな危険な遊びは親が許さないだろうと思う。
とにかく正月の子供の遊びが全く変わってしまった。
子供は風の子、冬空の元で元気に遊んでもらいたいものだ。
野外で遊ぶ場所が無くなってしまったことも原因の一つになってしまったのだろう。