閑居シニアの写真館

リタイヤして30年、いろいろと写真を写し続けています。最近は身近な風景を見たまま気ままに写真を楽しんでいます。

井の頭弁財天 2

2014-02-22 10:27:04 | 井の頭公園

弁天様

フジフイルム  X20    28ミリ

弁天堂の左側には、蛇に巻かれた地蔵のような碑とその先におみくじを結ぶ柵、そして絵馬を奉納する所がある。

   

フジフイルム  X20    50ミリ

弁天様に願掛け絵馬?とちょっと気になるが、何とかも信心からと云うからいいのかも知れない。

フジフイルム  X20    50ミリ

その奥に小さな祠がある。その脇の手水場横に可愛らしい小さな地蔵さんが立っている。

フジフイルム  X20   80ミリ

赤い前垂れが可愛らしい。

昔とは随分と様変わりした井の頭公園。

でも私の故郷ともいえるこの公園が、いつまでも美しく、人々に愛される公園であってほしいと願っている。

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井の頭弁財天 1

2014-02-21 09:57:54 | 井の頭公園

弁天様

フジフイルム  X20   85ミリ

干上がった井の頭池とは対象に弁財天のある池は、水抜きはされていなかった。

フジフイルム  X20    28ミリ

弁財天は、弁天様と云われて市民に親しまれている。その歴史は長く、江戸時代から祭られていたようで、当時の参詣人の寄贈した石灯籠などが残っている。

この橋の手前のところにプールがあった。

フジフイルム  X20    122ミリ

子供の頃、夏の肝試しの舞台になった弁天様。

当時は公園内に街灯もなく、月の無い夜は鼻をつままれても分からないと云った闇だった。

その中を怖々弁天様まで行き、置いてあるお札を持って帰る。あの怖かったことは忘れることが出来ない。

            

フジフイルム  X20    28ミリ

今でも参詣人で賑わっている。

フジフイルム  X20    50ミリ 

フジフイルム   X20    28ミリ

手水場から水生動物園方面を望む。

この写真の右前方、橋のたもとにプールがあった。今は東屋が立っている。

私が泳ぎを覚えたのがこのプールだった。子供用と大人用があり、大人用は15メートル×25メートルで、水深は1メートルから飛び込み台がある付近は3メートルくらいあった。

水は井戸水で交換した時の水温は15度以下と云う冷たさだった。2時間交代で、利用者が入れ替わった。

昔の公園がとても懐かしい。もうあの良き時代には戻れないのかも知れないと思うとどこか寂しい気がする。

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干上がった井の頭池 7

2014-02-20 09:37:23 | 井の頭公園

捕獲した魚

      

捕獲した魚を在来種と外来種に分けたり、大きさを測定したりしてから外来種を取り出し根絶する作業を行っている。

       

       

一方では、捕獲した魚の展示や説明などが行われていた。

昔、この池にいた、鱒、ハヤ、タナゴ、ウグイなどの姿は全く無く、ブルーギル、ギギなど聞いたことの無いような魚が多い。

これらの外来種は多くは家庭で飼育されていたものが、もてあまされるようになり池に放流されたものだと云う。

外来種によって在来種が駆逐され、日本古来の淡水魚が駆逐されてしまった。

亀なども展示されていたが、日本種の石亀はほとんどいなくなり、ミドリガメ等が多く生息するようだ。

池もヘドロで浅くなり、湧水はほとんど無く、水道水で補われているこの池を、私の少年時代のような豊富な湧水で、清らかで透明感のある池に戻ってほしいと思っている。

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干上がった井の頭池 5

2014-02-17 10:47:34 | 井の頭公園

干上がる池

フィジフイルム X20   28ミリ

昔、夏になると子供たちが良く水遊びをした小池、

今は勿論そのような事は出来ないが、その池も干上がっていた。

ここから御茶ノ水方面に歩く。

  

ソニー サイバーショット HX50V 動画より

途中池に数羽のシラサギが飛来し、浅瀬に取り残された魚を捕食する姿が見られた。

ソニー サイバーショット  HX50V ハイビジョン動画より

御茶ノ水近くの池には、外来魚調査活動中の幟が立ち、ボランティアの人たちが活動していた。

ソニー サイバーショット  HX50V  ハイビジョン動画より

御茶ノ水より七重橋方面を望む。

この池は普段はボートなどは無く噴水が池と調和して美しい風景をもたらしている所だ。

泥まみれで働く人たちにとっては大変な作業だろう。

この池の反対側(手前)にお茶の水がある。

フジフイルム  X20   28ミリ

何時もは中央の桝の中から清水がこんこんと湧きだし美しい水が流れているが、ここも全く水が無い。

湧水なのに?なぜ枯れている?

不思議かも知れないが実はこの桝から出ているのは水道の水だったのだ。

私の少年時代はここは本当に湧水が湧き出していた。

当時は冷蔵庫などない時代で、夏になるとスイカや麦茶などをこの桝の中に入れて冷やしたものだ。

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干上がった井の頭池 4

2014-02-14 10:16:48 | 井の頭公園

排水

フジフイルム  X20   28ミリ

公園の東端、神田川の始まりの小池に向かって歩く。途中、池の排水をする太いパイプが池沿いに敷設されていた。

フジフイルム   X20   28ミリ

池の中からも吸水用のパイプが地上に向けて敷設されている。これだけ広い池の水を排水するのは大変だろう

ソニーサイバーショット  NX-50V ハイビジョン動画より

敷設されたパイプの先は神田川の始点である小池につながり、神田川に排水しているようだった。

ソニーサイバーショット  NX-50V  ハイビジョン動画より

排水パイプからは勢いよく水が排出されていた。  

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干上がった井の頭池 3

2014-02-13 10:28:11 | 井の頭公園

ボート池

フィジフイルム  X20    28ミリ

ボート乗り場前から見た七重橋。

橋の下には全く水が無い。見える橋脚の長さは50センチ位か、水深の浅いことが分かる。

出来ればこのヘドロも取り除き水深1・5メートル位にはしてほしいと思う。

フジフイルム  X20   112ミリ

この橋は、70年前は木造で幅1メートル位の小さな橋だった。

大雨が降ると湧水と雨水で池の水が増え、橋は水没して歩けなくなる。

戦後架け替えられ、コンクリートの橋で、橋脚、橋の手すりなどは木肌に似せていかにも木製のように見せていた。

その橋も狭くなり、現在の手すりが金属製の幅の広い橋に架け替えられた。

スワンボートもヘドロの中に座っているように見える。

手漕ぎのボートはまだ残っている水に浮かんでいた。この水もいずれ無くなるのだろう。

手前には、弁天池からの水の流入を防ぐ砂袋が積まれている。

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干上がった井の頭池 2

2014-02-12 10:04:17 | 井の頭公園

捨てられたゴミ

フジフイルム X20  28ミリ

水生動物園側は殆ど干上がっていた。土止めの柵が完全に露出している。

   

干上がった池の縁には様々なごみが投棄されている。

テレビ報道によると投棄された自転車の数は200台以上に上ると云っていた。

誰が何のためにそのようなことをするのだろうか。私たちの自然財産を自ら破壊するような行為は許せない。

次第に減少しつつある都会の中の自然をもっと大切にしてもらいたいものだ。

池の端にかいぼりの説明文が貼ってあった。

1月に池の水を抜き、生き物(魚)を獲る、それを外来種と在来種に分ける。2月は池底を天日干しする。3月に水を入れ、在来種の魚を戻す。と云った手順らしい。

美しくよみがえった池に在来種の魚が繁殖してくれることを願うのは私だけではないだろう。心なき人の外来種の魚の放魚は止めてもらいたいものだ。

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干上がった井の頭池 1

2014-02-11 10:03:26 | 井の頭公園

かいぼり

フジフイルム  x20   28ミリ

1月のある日テレビで、井の頭池の清掃のためと外来種の魚の捕獲が目的で、池のかいぼり(水抜き)をしているというニュースを見て出かける。

フジフイルム  X20    28ミリ

ボート池の方はまだ水が大分残っていたが、反対側の御茶ノ水方面の池は水が殆んどない状態だった。

フジフイルム  X20   28ミリ

七重橋近くは水が無く、池の島囲いの杭がむき出しになっていた。

それにしても水深の浅かったこと。50センチくらいしかない。

私はこの公園のすぐ近くで幼年期から27歳になるまで育った。

少年時代はこの公園が遊び場だった。池の水深は浅い所で2メートル以上、池の東南端では4メートルを超える深さだった。

池の周辺至る所から清水が湧き出て、水はあくまでも透明で水底まで見えた。

魚も、鱒、虹鱒、ヤマメ、ハヤ、ウグイ、タナゴ、鯉など清らかな水に住む魚が殆んどだった。それらが泳ぐ姿が何処でも見ることが出来た。もちろん釣は禁止。

池での水泳は禁止されていたが、夏の夜は我が家から素裸でこの池に来て泳いだものだ。

子供たちの肝試しも行われた。公園入り口から御茶ノ水を通り、弁天様の境内を抜けて元に戻るコースだ。

夏の夜は食用ガエルがボーボーと不気味な鳴き声を上げる。その声に肝を冷やしながらの肝試しは未だに忘れることが出来ない。

池の周辺は遊歩道以外は鬱蒼たる森林で、しかも湧水のため湿地帯のようになっており、長靴以外では歩くことはできなかった。

その頃から70年たった今、池の様子は見る影もなく、水深は浅くヘドロで濁り、魚の姿を見ることも出来なくなり、しかも外来種の魚に日本古来の魚が駆逐されてしまった。

昔を知る私にとって、情けなく寂しい思いで胸がふさがる。

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