閑居シニアの写真館

リタイヤして30年、いろいろと写真を写し続けています。最近は身近な風景を見たまま気ままに写真を楽しんでいます。

昭和記念公園 コスモス 7

2012-10-31 10:59:43 | 

マクロ撮影

ソニー α NEX5N  18~55ミリ

今回はマクロレンズは持参しなかった。写真は55ミリの最短距離で撮影したもの。コスモスは花茎が細く、一寸した風でも動いてしまう。コンデジのマクロ機構を使って撮影することは出来るのだが、花が揺れるとピント合わせが上手く出来ない。マクロ一眼レフのピント合わせもコンデジと同じ方法なので、一眼レフでありながら風で揺れる花の撮影は難しい。

花の揺れが止まった瞬間を狙ってシャッターを切る。

ソニー α NEX-5N  18~55ミリ

このコスモスの丘は頂上付近と、丘の中腹辺りに遊歩道があり、そこから下に向かって撮影する場合が多かった。その理由は花が太陽の方を向いていて、花の正面から写しやすい条件になっているからだった。反対方向の上を向いて花を撮影しようと思うと逆光線になり写しにくくなる。従って反対方向を向いて撮影する人は殆どいない。

今までの写真はすべて坂の上から下を見下ろすような感じでの撮影だった。

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昭和記念公園 コスモス 6

2012-10-30 14:15:59 | 

複数の花

ソニー α NEX-5N 55~200ミリ

複数の花となるとフレーミングが非常に難しくなる。写真のようにピントが合った手前の花は良いとして、ボケたバックの花に重なるように蕾が写りこんでいる。そのためにバックの花が死んでしまっている。蕾が邪魔になった例だ。

ソニー α NEX-5N 55~200ミリ

前ボケと後ボケを使った雰囲気のある写真だが、真ん中の蕾が多すぎて気になる。なければもっとすっきりとした写真になっただろう。

ソニー α NEX-5N 55~200ミリ

この写真は邪魔になるものが比較的少ないが、蕾のひとつが花に重さなり上手くない。この蕾がなければ何とか見られる写真になった。カメラアングルをもっと下から撮影すれば、花がバックの暗いところに入り、引き立ったと思う。

ソニー α NEX-5N  55~200ミリ

花夫々の位置は良いが、右端のボケた赤い花が現在位置より斜め左上の空間に来ていれば何とか纏まったと思う。なたバックの白いものが無ければもっと良くなった。

このように一寸したことで写真が良くなったり、悪くなったりする。主役になる物だけに注意を払うのではなく、脇役である周りの物にも細心の注意を払う必要がある。

多くの場合主役の物だけに注意を集中するきらいがあるため、フレーミング自体も甘くなりがちなので注意したい。

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昭和記念公園 コスモス 5

2012-10-29 09:43:25 | 

複数の花

ソニー α NEX-5N 55~200ミリ

複数の花の撮影となるともっと複雑になる。狙った複数の花の整理とバックの関係がより難しくなる。

2~3輪の花はまだ整理がしやすい。コスモスの花の整理というよりは花の近くにある蕾をどのように整理するかが、すっきりした写真になるか否かの別れ道になる。

ソニー α NEX-5N 55~200ミリ

複数の花を取り入れた。花が一様に太陽のほうを向いているため、画面内の花すべてが正面になっている。出来るだけ蕾の少ない場所に咲く花を選び、尚且つ主役の花以外をぼかした。アート感覚の写真になった。

ソニー α NEX-5N  55~200ミリ

暗いバックを選び4~5輪の花を写す。たまたま日が射し花に陰影が出来、花に立体感が生まれた。ここまでは良かったが、中心部の花が2輪重なってしまったのが上手くない。

ソニー α NEX-5N 55~200ミリ

バックに林をぼかして入れ込み、3輪の花を写す。極力蕾を避けて花だけを取り込むようにした。

蕾を避けるといっても、なかなかままならないものだ。花畑の中に入り込むことは出来ず、ましてや蕾お切り取るなどと言うことは考えられない。肉眼でフレーミングを決める時に如何に蕾を避けるか、入れ込むならばどのように花とのバランスを上手くとるかを考える必要がある。

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昭和記念公園 コスモス 4

2012-10-28 09:55:58 | 

距離と角度

ソニー α NEX-5N  55~200ミリ

ソニー α NEX-5N  55~200ミリ

上と下の写真は縦位置と横位置との違いはあるが、同じ被写体だ。写真の違いはそれだけではなく、レンズの焦点距離と撮影位置が違っている。

花の形は勿論、バックのボケ方、フレーミングの違いでやはり写真の性格が変ってくる。最初に被写体に出会ったとき、それをどのように表現するかを確り決めたた上でシャッターを切ることだ。もし迷うことがあれば数枚色々と条件を変えて撮影すればお気に入りの一枚が出来るはずだ。

ソニー α NEX-5N  55~200ミリ

この写真も花が真正面を向いているため、フレーミングは良いが、花が平面的で立体感が無い。日が射していれば陰影が出来立体感が生まれ違った写真になったと思う。

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昭和記念公園 コスモス 3

2012-10-27 09:39:22 | 

一輪の花

ソニー α NEX-5N  55~200ミリ

コスモスの花は、ひまわりの花同様太陽の方向つまり南向きに咲いている。花を正面から写すと順光線で花に陰影が無く変化に乏しい。この日は薄曇ということでやはり陰影の変化があまり見られ無い。反面花の様子を確りと見ることが出来る。

写真は暗いバックを選んだ。花の生態は見事に描写されているが写真に味が無い。

ソニー α NEX-5N 55~200ミリ

同じ黒いバックだが下部に明るい花がボケたところを取り入れたことで、バックに変化が出来、ある種の雰囲気が表現できている。

ソニー α NEX-5N  55~200ミリ

バックを黒からグリーンに変えてみる。遠くにある花を比較的大きく取り込みぼかす。花はやや斜めから写すことでいくらか立体的に見える。花に陰影がつけばもっと立体的な表現が出来る。

ソニー α NEX-5N  55~200ミリ

ピンクの花をぼかしたバックを使ってみる。主役の花が生きると同時に奥行き感も出ている。

ソニー α NEX-5N 55~200ミリ

バックに暗い木立を選び、木立を山形にフレーミング、山をイメージする。主役の花の奥には同色の花をぼかして入れ込む。

昭和公園とは思えない山里の感じになった。

出来ればもう少し下からあおるように写したかった。

このようにバックの選定の違いによって主役の花の描写や写真の意味合いが違ってくることが分かる。たかがバックとおろそかにしてはいけない。極端に言えばバックの如何により主役の花のあり方が変ってしまうと言うことだ。

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昭和記念公園 コスモス 2

2012-10-26 09:47:12 | 

一輪の花

 

ソニー α NEXー5N  18~55ミリ

コスモスの丘は数万株?のコスモスが植えられ、5分咲きとは言え花の数は多く、花と花との重なりを避けることは難しい状況だ。

先ず最初に花一輪を狙うことに決める。花の重なり、バックとの関係を重視しながら花を探す。適当な花を見つけたら、肉眼で構図を決め、適当なレンズを選ぶ。

上の写真は確かに花は一輪だが左側の花の重なりが雑然として見苦しい。花が咲く情景としては、遠近感とか広がりなどが出ているが、全体として雑然としている。

ソニー α NEX-5N 55~200ミリ

遠くにある比較的バックがうるさく無いような状況の花を見つける。当然望遠レンズの出番だ。絞りはやや絞り加減で、バックの花の形が多少残るように設定する。

望遠レンズのお陰でバックの花が引き寄せられ、極端に小さくならずに済んだ。ただピントが合った花の後ろ側のボケた花と左端に覗く花弁がやや気になる。

ソニー α NEX-5N  55~200ミリ

こんな花を見つけた。一輪だけを真正面から写す。絞りは開放絞りに設定、バックをぼかす。

確かに花そのものは確りと写っているが花茎が垂直に一本、なんとも味気ない。せめていくらか曲がってくれていたら様子が違ったことだろう。この写真全体に何か情緒的なものが無いように思う。

この日は薄曇で一瞬日が射すといった天候で、ややコントラストに欠ける写真になりがちだった。

ソニー α NEX-5N  55~200ミリ

次に見つけたのがこの花。絞りは開放、バックを極端にぼかす。バックがボケることにより主役の花が生きる。少し曲がった花茎、その左に蕾が脇役として同じような角度で取り込まれ、絶妙なバランスを保っている。一輪の花としては一応成功だ。

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昭和記念公園 コスモス 1

2012-10-24 10:08:05 | 風景

10月14日 昭和記念公園

この日、昭和記念公園にコスモスを見に行った。コスモスの丘は公園の砂川口近くにあるので、玉川上水駅発の臨時のバスに乗って砂川口で下車。そこから歩いて5分、コスモスの丘に着いた。

ソニー α NEX-5N  18~55ミリ

さぞかし満開であろうと期待していたが、あんに相違してまだ5分咲き位だった。

ソニー α NEX-5N  18~55ミリ

それでも日曜日とあって、観光客が多くカメラマンも大勢来ており、撮影を楽しんでいた。

 ソニー α NEX-5N   18~55ミリ

ソニー α NEX-5N  18~55ミリ

この二枚の写真はこんな状況で花が咲いているという情景を写したものだが、ただコスモスが綺麗と言うだけで安易に写すと面白みの無い写真になってしまう。

五分咲きの花を見て、どのようなフレーミングで、どんな花を選ぶのか、花を多く取り入れた写真にするか、2~3本の花に絞るか、バックはどうするのか等自分なりに今日の撮影方針を決める。

撮影方針を決めることなく漠然と撮影したのでは、人様に見せられるような写真は写せない。この撮影方針を決めることが良い写真を作るポイントだと思っている。

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宮城前広場

2012-10-23 09:14:17 | 風景

二重橋前から東京駅へ

ソニー サイバーショット HX30V

皇居前広場に車馬の侵入を防ぐための障害物が置かれていた。石作りの太鼓を思わせる重量感のある大きな物だった。

ソニー サイバーショット HX30V

広場に続く緑地帯には色々な人たちが、芝生に寝転んだり、ベンチに腰掛けたり、弁当を食べたり、読書をしたりと憩いの場になっていた。

ソニー サイバーショット HX30V

皇居前を後にし再び東京駅に向かう。

ソニー サイバーショット HX30V

中央郵便局前では、東京駅のスケッチをする人たちが大勢いた。

ソニー サイバーショット HX30V

一人ひとりのスケッチ画を覗かせてもらった。皆さん夫々の思いをスケッチの中に込められて、個性的な絵が描かれていた。

久しぶりに東京の表玄関を散策。半世紀にわたる私自身の思いでに浸る時間を持てた事は良かったと思う。

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桔梗門から宮城方面

2012-10-22 09:38:05 | 日常

桔梗門

ソニー サイバーショット HX30V

手前の櫓の名まえは隅櫓?長年東京に住んでいて、皇居の櫓の名前も分からない。つくずく恥ずかしいと思う。

ソニー サイバーショット HX30V

東京マラソンの時良く紹介される櫓なのに、不勉強もはなはだしい。

ソニー サイバーショット HX30V

ここは桔梗門、何故かここの名前は記憶にあった。人間の記憶など関心が薄いほど曖昧なものなのだと思う。

ソニー サイバーショット HX30V

桔梗門から二重橋前に出る。この風景だけは私の生まれる前から全く変っていない。

ソニー サイバーショット HX30V

この場所は私にとって社会に出て第一歩を刻んだ思い出の場所だ。写真を職業として選び、5年間の写真家の助手生活を終り実社会に出た最初の仕事場だった。

時代は昭和20年代後半、日本中仕事が無く大変な就職難の時代だった。まだ出版界など充分復活せず、写真の需要などゼロに近い時代だった。

そんな時、現在の「はとバス」の前身「新日本観光」と言う会社が創立され、そこの写真部に就職することが出来た。観光バスが東京見物する途中皇居前で記念撮影をし、観光が終わるまでに写真を作り、バスに届けると言う仕事だ。二十二歳の時だった。(ちなみに月給は7000円)

私は二重橋前で、記念写真を撮影するのが仕事だった。その後、浅草雷門前、歌舞伎座前と撮影場所は変ったが、兎に角二重橋前が始まりだった。

半年ほど経って、自分はこんな仕事をするために写真を勉強したのではない、いっぱしの写真家になるのが夢なのだと、その会社を辞めてしまい浪人生活に入った。

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宮城前方面

2012-10-20 16:10:53 | 日常

わだくらばし

ソニー サイバーショット  HX30V

わだくらばしに出た。昔と変らぬ佇まいだった。

ソニー サイバーショット HX30V

わだくらばしから日比谷方面を望む。お堀には白鳥が一羽悠然と優雅な姿を見せていた。

ソニー サイバーショット HX30V

橋を渡ると公園になっていた。公園の南側には池があり、噴水があり涼しさを誘っていた。

ソニー サイバーショット HX30V

北側には小さな池がありちょっと変った噴水?があった。珍しいためかここに来る人は必ずといってよいほど写真を撮っていた。

ソニー サイバーショット HX30V

ビル街を望む木陰には、石作りの丸い円筒形のベンチがあり、どこか近代的な感じがする美しい公園だった。

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