久しぶりの夏空

 じりじりと照りつける太陽の下、汗を流しながら森を歩いたのは久しぶりのことでした。今年の夏はいったいいつ梅雨が開けたのかもわからないまま立秋となり、このまま本当に秋になってしまうのかと心配したほどでした。

 勿論歩くのには涼しい方が良いのですが、やはり夏は暑く冬は寒くないと、写真を撮るのにも季節感が写り込まないような気がします。今年もたくさんの蝉が鳴いています。特に先週辺りからは森の中では喧しいほど。

 地面を見ると蝉が長い眠りから覚めて這い上がってきた穴が沢山開いています。廻りには掻い出した土も無くどうしてこんなんにきれいな穴が開くのか不思議です。上を見上げると沢山の空蝉。四つも五つもついている枝もあります。

 日照不足で米の作柄が心配されていますが、これから暫くの間の好天で持ち直すことができるでしょうか。食料自給率が極端に低い日本です。せめて米だけは国内で育て作ったものを食べたいものですね。


 今日の一枚は、青い空と紅葉葵(もみじあおい)。アオイ科ハイビスカス属の多年草でアメリカ東南部原産。大きく切れ込んだ葉がその名の由来。雄しべと雌しべが一つの柱状になって大きく突き出しているのはハイビスカス属の特徴ですね。
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