嘘つきは泥棒の始まり

 近頃聞く機会がめっきり少なくなったような気がする「嘘つきは泥棒の始まり」。そりゃぁそうでしょう。嘘が上手じゃないと議員になれない、知事になれない(^^) だからって神奈川新聞が真似しても、君は議員にも知事にもなれないんだよ。

 という訳で今日の親愛なる神奈川新聞15面に掲載された「(日産自動車が)自動運転車 年内発売へ」と云う記事について書く。

 「自動運転車」ってつまりだよ、「ここからA地点に行きたい」ってデータを入力すると(音声認識させると)、クルマが勝手に運転してA地点に連れて行ってくれる、そう云うクルマのことだよね。郷秋<Gauche>はそんなクルマの登場を待っていたんだよ。だってそうじゃないか。愛車でお気に入りに飲み屋やレストランに乗り付ける。23時に迎えに来てねと云うと勝手に走り去りどこかで時間を潰して23時に迎えに来てくれる。

 たとえグデングデンに酔っ払っていても、クルマに乗り込みさえすればちゃんと自宅まで送り届けてくれて、郷秋<Gauche>が降りた後は自分でいつもの駐車スペースに入り明日の朝まで待機していてくれる。これが「自動運転車」と云うものだ。

 なのにだ、神奈川新聞の件の記事は、本文を2/3近くまで読んでようやく「高速道路の単一車線で自動運転を可能とする技術の搭載車を、世界に先駆けて日本市場に導入する」と云う件が出てくるのだ。要するに神奈川新聞は、追い越しもできず、ただただ現在のレーンの先行車の後ろを追従して、あるいは指定の最高速度をやや下回る速度で走行することを「自動運転」と云い切ってしまっているのだ。

 先に書いた一般的(私が思うところの一般的だが)認識としての「自動運転」と、神奈川新聞が記事本文に書いた(日産がそう説明したのかも知れないが)自動運転の定義があまりにも乖離し過ぎているのだなぁ。ほとんど「嘘」のレベルだ。神奈川新聞としては、神奈川県内に本社がある日産の応援をしたかったのだろうと、小さなスペースの中によりキャッチーなタイトルを付けたかったのであろうと理解はできるが、「嘘」のレベルにまで行くほどのタイトルは如何なものかと、神奈川新聞の定期購読者でもある郷秋<Gauche>は思うぞ。

 横浜の住宅地に残された里山の四季の移ろいを毎週撮影し掲載している「恩田の森Now」。ただいまは5月14日に撮影した写真を4点掲載いたしております。初夏のある日の森の様子をどうぞご覧ください。
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