F1 2006年シーズン開幕

 待ちに待ったF1 2006年シーズンがいよいよ開幕である。今年は昨年より1チーム2台増え全11チーム22台が18のレースでその速さを競う。増えた1チームは勿論我らがSAF1(SUPER AGURI Formula 1 / スーパーアグリ・フォーミュラ・ワン)。そして増えた2台のマシンをドライブするのは佐藤琢磨と井出有治の日本人コンビである。

 今年のF1の、(日本のファンにとって)最大の見所は勿論SAF1がどこまで戦えるかであるが、他にも注目すべきポイントは少なくない。

その1:ホンダは果たして今シーズン中に初優勝できるのか。これを考える際の大事なポイントは、ホンダの初優勝がジェンソン・バトンの初優勝と同義であるということである。つまり、フェラーリから移籍したバリチェロのドライブでホンダが初優勝するというケースを、多くの日本のファンは想定していないということだ。ホンダの初優勝はバトンのドライブによってもたらされなければならないのである。ただしこれは郷秋<Gauche>の偏見に基づく独断である。

その2:果たしてフェラーリは復活するのか。この問いには複数の要素が絡んでいるのでその予想は大変困難なものとなる。要素の第1は、タイヤである。つまり、BSがミシユランに追いつくことが出来たか。第2の要素はマシン。2005年の敗因が果たしてタイヤにあったのかマシン自体に問題があったのか、そのマッチングに問題があったのか、素人にはわかりにくい。第3の要因はミヒャエルのモチベーションが高いレベルで維持されているかどうかであろう。この3要素のどれが欠けてもだめ。3要素が高次元でバランスされていて初めてフェラーリの復活が可能となる。

その3:コスワース・エンジン搭載のウィリアムズは速いのか。郷秋<Gauche>は「速い」に賭ける。ウィリアムズのシャーシにコスワースのV8だ。遅いわけがない。ほとんど根拠のない郷秋<Gauche>の願望である。

 一般的には注目されるであろう、昨シーズン史上最年少チャンピョンとなったアロンソと、タイトルにこそ手が届かなかったが、誰もが速さ・上手さNo.1と絶賛したマクラーレンのキミ・ライッコネンの戦いであるが、今年はマクラーレン&ライッコネンの「イタダキ」が決まったも同然なので、特に注目するほどのことはないが根拠は、ほとんどない。郷秋<Gauche>が勝手にそう思っているだけである。

 F1参戦5年目となるトヨタの初優勝も気にかかるところではあるけれど、まぁ、ホンダよりも先に勝つのは良いことではない。日本におけるF1のパイオニアにはトヨタといえど敬意を表しその道を空けなければならないのだ。これにはちゃんとした根拠がある。郷秋<Gauche>はトヨタよりもホンダが、確実に、圧倒的に、間違いなく、疑う余地もなく好きだからである。しかしこれは著しく客観性に欠けており、普通はこんなものを根拠とは言わない。

 以上、今シーズンのF1を面白く見るためのポイントである。ただし実に偏った、普遍性に欠ける「郷秋<Gauche>的」ポイントである。
 
今日の1枚は、猫。この頃少しは猫の気持ちがわかるようになって来た郷秋<Gauche>です。
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