唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
32人目のF1ワールドチャンピョン誕生
記事を書くのがすっかり遅れてしまったが、周知の通り2010年F1は最終戦アブダビGPまで四巴の戦いが持ち越され、レッドブルレーシングのRB6を駆るセバスチャン・ベッテルがPole to Finishを決め、ポイントランキング3位からの大逆転でチャンピョンシップを獲得。1950年に始まるF1ワールドチャンピョンシップ60年の中で32人目、そして最も若いチャンピョンの誕生である。
しかしだ、ベッテルのチャンピョン獲得の条件は優勝が絶対条件であったが、自力でのチャンピョン獲得は不可能。アロンソが6位以下であることがもう一つの条件となっていたわけだが、そのアロンソも序盤のタイヤ交換戦略の失敗により後退。これによってベッテルのチャンピョンが決定した訳だ。
それにしても皮肉なものである。アロンソより前でフィニッシュしたロズベルク、クビサ、ペトロフはいずれも序盤のセーフティーカー投入時にタイヤ交換し上位に進出した訳だが、セーフティーカー投入の原因を作ったのがアロンソ加入以前のフェラーリでワールドチャンピョンとなったミヒャエル・シューマッハ。そのシューマッハが、アロンソがチャンピョンになる芽を摘んだことになる。
一方、ベッテルの側に立ってこの状況を振り返れば、自身が優勝するだけで不足でアロンソが6位以下と云うもう一つの条件を整えてくれたのが、ベッテルと同じドイツ人の偉大な元チャンピョン、ミヒャエル・シューマッハであった。それにしてもミヒャエル、まったくお粗末なドライビングであったな。
アロンソにとっては何とも皮肉な結果であるが、ベッテルにとっては郷土の偉大な先輩かつヒーローがチャンピョン獲得の後押しをしてくれたことになる。ただし、アロンソにはドイツGP時のチームオーダーによってマッサに献上させた7ポイントの「問題」があるから、アブダビGPで仮に5位以内に入りチャンピョンとなったとしても、後味の悪いものになったことだろう。そんなことを考えると、アロンソの今年のチャンピョンシップ2位は妥当な結果とも云えるんじゃないかな。
例によって今日の記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、落ち茶花。お茶の木は椿と同類だから花も同じように花弁が散るのではなく時期が来るとその全体が落花する。ちなみに、「茶花」とは普通はお茶席(茶室)に飾る花の事を云うが、ここではまさしく「お茶の木の花」の事である。
しかしだ、ベッテルのチャンピョン獲得の条件は優勝が絶対条件であったが、自力でのチャンピョン獲得は不可能。アロンソが6位以下であることがもう一つの条件となっていたわけだが、そのアロンソも序盤のタイヤ交換戦略の失敗により後退。これによってベッテルのチャンピョンが決定した訳だ。
それにしても皮肉なものである。アロンソより前でフィニッシュしたロズベルク、クビサ、ペトロフはいずれも序盤のセーフティーカー投入時にタイヤ交換し上位に進出した訳だが、セーフティーカー投入の原因を作ったのがアロンソ加入以前のフェラーリでワールドチャンピョンとなったミヒャエル・シューマッハ。そのシューマッハが、アロンソがチャンピョンになる芽を摘んだことになる。
一方、ベッテルの側に立ってこの状況を振り返れば、自身が優勝するだけで不足でアロンソが6位以下と云うもう一つの条件を整えてくれたのが、ベッテルと同じドイツ人の偉大な元チャンピョン、ミヒャエル・シューマッハであった。それにしてもミヒャエル、まったくお粗末なドライビングであったな。
アロンソにとっては何とも皮肉な結果であるが、ベッテルにとっては郷土の偉大な先輩かつヒーローがチャンピョン獲得の後押しをしてくれたことになる。ただし、アロンソにはドイツGP時のチームオーダーによってマッサに献上させた7ポイントの「問題」があるから、アブダビGPで仮に5位以内に入りチャンピョンとなったとしても、後味の悪いものになったことだろう。そんなことを考えると、アロンソの今年のチャンピョンシップ2位は妥当な結果とも云えるんじゃないかな。
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例によって今日の記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、落ち茶花。お茶の木は椿と同類だから花も同じように花弁が散るのではなく時期が来るとその全体が落花する。ちなみに、「茶花」とは普通はお茶席(茶室)に飾る花の事を云うが、ここではまさしく「お茶の木の花」の事である。
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決着は最終戦へ
ブラジルGPを見損ねた。久しぶりに見てみようと思った予選も決勝も。見そびれたのは郷秋<Gauche>が悪いからではない。悪いのは野球だ。2時35分からだと云うから起きたのに、0時55分からだというから起きて待っていたのに。長々と試合をやっている野球が悪い。F1は雨などで速度が落ちてレースが2時間を超えたら、その時点でレース終了である。予定の中継時間が過ぎたら野球中継をとっとと終了し、F1を予定通り放送するべきであるのに、いったいフジテレビは何を考えているのだ! いまだに怒りが収まらない郷秋<Gauche>であるが、気を取り直して、少しだけ書いておこう。
ブラジルGPの結果はご存知の通りベッテルが優勝。2位がウェバーそして3位にアロンソ。その結果、ドライバー選手権のポイントはアロンソが246ポイントでトップ、次いで238ポイントのウェバー、231ポイントのベッテルと続く。ハミルトンもわずか1ポイントでチャンピョンに望みをつないでいるが、チャンピョン争いは事実上、上位3人に絞られたことになる。
アロンソとウェバーのポイント差が8ポイント差と云うことは、次戦アブダビGPでアロンソが優勝ならウェバーが2位でもアロンソのタイトルが決まる。逆にウェバーが優勝してもアロンソが2位だとアロンソがチャンピョンンとなる。ベッテルが・・・、三人の条件を考えると頭が混乱するので考えないことになる(^^;
マシンの優劣は置くとしても、勝つのだと云うモチベーションの高さからはアロンソに分があると郷秋<Gauche>は思うのだがさていかに。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、大きく立派な蜘蛛。秋になると森の中で蜘蛛の巣が増えるのですが、産卵の前の栄養を蓄えるための行動ではないかと思うのですがどうでしょうか。
ブラジルGPの結果はご存知の通りベッテルが優勝。2位がウェバーそして3位にアロンソ。その結果、ドライバー選手権のポイントはアロンソが246ポイントでトップ、次いで238ポイントのウェバー、231ポイントのベッテルと続く。ハミルトンもわずか1ポイントでチャンピョンに望みをつないでいるが、チャンピョン争いは事実上、上位3人に絞られたことになる。
アロンソとウェバーのポイント差が8ポイント差と云うことは、次戦アブダビGPでアロンソが優勝ならウェバーが2位でもアロンソのタイトルが決まる。逆にウェバーが優勝してもアロンソが2位だとアロンソがチャンピョンンとなる。ベッテルが・・・、三人の条件を考えると頭が混乱するので考えないことになる(^^;
マシンの優劣は置くとしても、勝つのだと云うモチベーションの高さからはアロンソに分があると郷秋<Gauche>は思うのだがさていかに。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、大きく立派な蜘蛛。秋になると森の中で蜘蛛の巣が増えるのですが、産卵の前の栄養を蓄えるための行動ではないかと思うのですがどうでしょうか。
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危機回避能力を持つ男
今頃云っても何の意味もないけれど、韓国GPのウイナーはやっぱりアロンソであった。もちろん、ウェバーもベッテルもハミルトンもバトンも、シリーズチャンピョンになるために何としてでも韓国GPでは勝ちたいと思っていたことだろう。しかし、誰よりも強く勝ちたいと云う意思を持っていたのがアロンソ。そしてその意思を貫き通すための強い精神力とテクニックを併せ持っていたのがアロンソである。だからアロンソが勝った。って、やっぱりこれはレース前に云っておかないことには何の意味もないことだけれど。
ますます面白くなった2010年チャンピョンシップだけれど、もう結果は見えているようなものだな。とすると残りのブラジルとアブダビは半ば消化試合の様相を呈して来るわけだが、それでもやっぱりアロンソがレース毎に三度目のチャンピョンに近づいてくるのを目の当たりにするのは、まさにF1観戦の醍醐味であり、語り継がれること必至の2010年シーズンの生き証人となる道なのである。
さて、韓国GPの見どころはもう一つあった。それは今日の小文のタイトル、「危機回避能力を持つ男」、そう、小林可夢偉の素晴らしいいサバイバルレースである。残念ながら、何が主たる原因であったのかは知る由もないけれど、小林のザウバー・フェラーリC29に戦闘力がないのは一目瞭然であったが、それでも結果は12位スタートからの8位フィニッシュ。悪天候のレースでは、コースに留まってさえいれば結果がついて来るとは良く云われることだが、今回の彼のレースを見ていると、本人のテクニック以前に神がかり的危機回避能力が備わっているのではないかとさえ思えてならなかった。
滑りやすい路面の中でマシン間隔わずか数十センチのところでの戦いが続いた韓国GPだったが、小林は目の前で幾度も起こった他のマシン、他のドライバーのアクシデントを紙一重のところで回避しチェッカードフラッグを受けるに至っている。中継を見ていると、目の前で起こるアクシデントを小林が避けていると云うよりも、アクシデントの起こるコンマ数秒前に、アクシデントの起こるマシンと接触しないためのほんの数十センチ間隔が「取られて」いるんだな。
危機回避能力以前に危機予知能力が備わっていて、身に降りかかる危険を自身も気づかぬうちに回避しているかのような小林の走りっぷりであったな。韓国GPでたまたま起こった幸運であったのかも知れないが、小林が、そんな動物的感を生まれながらにして持っているように思えてならない郷秋<Gauche>であるが、それはワールドチャンピョンンになるために必要な能力あるいは感の一つであることは間違いのない事実である。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、道端の野菊。立派に育て上げられた大輪の菊もそれはそれで美しいと思うけれど、郷秋<Gauche>は路傍に咲く名も知らぬ野菊の方が好きだなぁ。
ますます面白くなった2010年チャンピョンシップだけれど、もう結果は見えているようなものだな。とすると残りのブラジルとアブダビは半ば消化試合の様相を呈して来るわけだが、それでもやっぱりアロンソがレース毎に三度目のチャンピョンに近づいてくるのを目の当たりにするのは、まさにF1観戦の醍醐味であり、語り継がれること必至の2010年シーズンの生き証人となる道なのである。
さて、韓国GPの見どころはもう一つあった。それは今日の小文のタイトル、「危機回避能力を持つ男」、そう、小林可夢偉の素晴らしいいサバイバルレースである。残念ながら、何が主たる原因であったのかは知る由もないけれど、小林のザウバー・フェラーリC29に戦闘力がないのは一目瞭然であったが、それでも結果は12位スタートからの8位フィニッシュ。悪天候のレースでは、コースに留まってさえいれば結果がついて来るとは良く云われることだが、今回の彼のレースを見ていると、本人のテクニック以前に神がかり的危機回避能力が備わっているのではないかとさえ思えてならなかった。
滑りやすい路面の中でマシン間隔わずか数十センチのところでの戦いが続いた韓国GPだったが、小林は目の前で幾度も起こった他のマシン、他のドライバーのアクシデントを紙一重のところで回避しチェッカードフラッグを受けるに至っている。中継を見ていると、目の前で起こるアクシデントを小林が避けていると云うよりも、アクシデントの起こるコンマ数秒前に、アクシデントの起こるマシンと接触しないためのほんの数十センチ間隔が「取られて」いるんだな。
危機回避能力以前に危機予知能力が備わっていて、身に降りかかる危険を自身も気づかぬうちに回避しているかのような小林の走りっぷりであったな。韓国GPでたまたま起こった幸運であったのかも知れないが、小林が、そんな動物的感を生まれながらにして持っているように思えてならない郷秋<Gauche>であるが、それはワールドチャンピョンンになるために必要な能力あるいは感の一つであることは間違いのない事実である。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、道端の野菊。立派に育て上げられた大輪の菊もそれはそれで美しいと思うけれど、郷秋<Gauche>は路傍に咲く名も知らぬ野菊の方が好きだなぁ。
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韓国GP開幕
コースやその他の施設が完成しないのではないかと心配されていた韓国GPだが、どうやらコースなどレース開催に最低限必要なものは完成に漕ぎ着けたようで、当初の予定通りのフリー走行が始まったようである。観戦のためのスタンドや観戦客のためのホスピタリティ施設が出来上がっているのかどうかは不明だが、一説によるとチケットの販売が超低迷していると云うことなので、スタンドが出来ていなくても問題ないのかも知れない。
ご存知の通り、日本でF1GPが初めて開催さたのは1987年である(それ以前に開催された2回は「エキシビジョン」)。初めての日本GP開催から遅れること22年にして開催にたどりついた韓国GPであるが、乗用車の全世界マーケットに占める韓国の地位はゆるぎないものとなりつつあるとは云え、ことモータースポーツに関しては1987年当時の日本と比べても大きく遅れているように思えてならない。
1987年当時、F1最強と云われたエンジンはホンダV6ターボであった。そし日本人F1パイロット、中嶋悟がいた。乞われればいつでもタイヤを供給できるBSがいたし、更に十数年前、日本のモータリゼーションの最初期、ようやくクルマがごく普通のサラリーマンの現実的な「夢」になろうかと云う、そんな時代にホンダは既にF1の世界に打って出ている。そんな「F1前史」を持たない韓国にとっては、22年と云う初開催の時期の差以上にモータースポーツ認知の点では日本に大きく後れを取っているようである。その現れの一つが「売れていないチケット」と云ってよいだろう。
しかし、40年前の日本を思い出させる、勢いのある韓国のことである。今はようやく緒に就いたモータースポーツだが、これから3年後、5年後、10年後に日本が逆転されていない保証はどこにもない。ただ、その起爆剤としての、韓国製エンジン、韓国製タイヤ、韓国人ドライバー不在なのが先行きに暗雲が立ち込めているかに見える大きな要因である。これを一つ一つ解決し、韓国が日本のモータースポーツにとって切磋琢磨出来る良きライバルとなることを願ってやまない郷秋<Gauche>である。
さて、その韓国GPの初日に行われたフリープラクティスを、我れらが小林可夢偉はメルセデスGPのマシンを駆るニコ・ロズベルグの後ろ、同僚ニック・ハイドフェルドの前の10番手で終えている。可夢偉より前にいるのはレッドブル、フェラーリ、マクラーレン、ルノー、メルセデスのみ。ザウバー=フェラーリC29のポテンシャルを考えれば望み得る最良の結果と云えるだろう。
誰も走ったことのない初めてのコースである。となればより優秀なマシン、経験豊富なドライバーが有利となるのが常だが、その中で実力ある同僚を抑えての10位は大いに賞賛されるべき結果である。とは云え、レースは結果がすべて。明日の予選で一つでも前のグリッドを獲得し、日曜日には是非ともポイント圏内でのフィニッシュをして欲しいものである。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて「苦しいときの猫頼み」の一枚、恩田の森の猫です。なかなか凛々しい顔をしているとお思いにはなりませんか?
ご存知の通り、日本でF1GPが初めて開催さたのは1987年である(それ以前に開催された2回は「エキシビジョン」)。初めての日本GP開催から遅れること22年にして開催にたどりついた韓国GPであるが、乗用車の全世界マーケットに占める韓国の地位はゆるぎないものとなりつつあるとは云え、ことモータースポーツに関しては1987年当時の日本と比べても大きく遅れているように思えてならない。
1987年当時、F1最強と云われたエンジンはホンダV6ターボであった。そし日本人F1パイロット、中嶋悟がいた。乞われればいつでもタイヤを供給できるBSがいたし、更に十数年前、日本のモータリゼーションの最初期、ようやくクルマがごく普通のサラリーマンの現実的な「夢」になろうかと云う、そんな時代にホンダは既にF1の世界に打って出ている。そんな「F1前史」を持たない韓国にとっては、22年と云う初開催の時期の差以上にモータースポーツ認知の点では日本に大きく後れを取っているようである。その現れの一つが「売れていないチケット」と云ってよいだろう。
しかし、40年前の日本を思い出させる、勢いのある韓国のことである。今はようやく緒に就いたモータースポーツだが、これから3年後、5年後、10年後に日本が逆転されていない保証はどこにもない。ただ、その起爆剤としての、韓国製エンジン、韓国製タイヤ、韓国人ドライバー不在なのが先行きに暗雲が立ち込めているかに見える大きな要因である。これを一つ一つ解決し、韓国が日本のモータースポーツにとって切磋琢磨出来る良きライバルとなることを願ってやまない郷秋<Gauche>である。
さて、その韓国GPの初日に行われたフリープラクティスを、我れらが小林可夢偉はメルセデスGPのマシンを駆るニコ・ロズベルグの後ろ、同僚ニック・ハイドフェルドの前の10番手で終えている。可夢偉より前にいるのはレッドブル、フェラーリ、マクラーレン、ルノー、メルセデスのみ。ザウバー=フェラーリC29のポテンシャルを考えれば望み得る最良の結果と云えるだろう。
誰も走ったことのない初めてのコースである。となればより優秀なマシン、経験豊富なドライバーが有利となるのが常だが、その中で実力ある同僚を抑えての10位は大いに賞賛されるべき結果である。とは云え、レースは結果がすべて。明日の予選で一つでも前のグリッドを獲得し、日曜日には是非ともポイント圏内でのフィニッシュをして欲しいものである。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて「苦しいときの猫頼み」の一枚、恩田の森の猫です。なかなか凛々しい顔をしているとお思いにはなりませんか?
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小林可夢偉のライバルはスーティル
2010年F1日本GPが終わった。小林可夢偉を中心に観戦すれば、これほど面白いレースないというレースではあったが、冷静に、ヨーロッパの多くのファンの目でこのレースを見ると、実に淡々とした面白みに欠けるレースであったということになるのだろうな。
残り3戦となり(韓国GPが行われればと云う前提だが)ますます熾烈になったチャンピョンシップ争いだが、全戦に引き続きウェバーが1位(220ポイント)をキープ。べッテルが優勝の25ポイントを加え206ポイントとアロンソと同ポイントとしたが、優勝回数で順位はアロンソの次の3位。
ギアボックストラブルにより5位が精いっぱいだったハミルトンが4位に後退。4位フィニッシュのバトンは12ポイントを積み上げたが、トップのウェバーに対しては一発での逆転が不可能な31ポイント差となり、チャンピョンシップではハミルトンとともに置いてけ堀を食った格好である。
残りの韓国、ブラジル、アブダビの各コースレイアウトを見ると3チームいずれが優位とは云い難い、いずれも長いストレートと低速高コーナーを組み合わせた面白いコースで、マシンの優劣よりもドライバーのモチベーションにより勝敗が決まりそうな3戦である。
モチベーションで云えば、マクラーレンの二人は既に脱落していると郷秋<Gauche>はみる。その差14ポイントの中にいる、ウェバー、アロンソ、ベッテルの3人による争いとなるだろうとは郷秋<Gauche>の予想だが、なかでもアロンソのチャンピョン獲得への強い意志がどこまで結果を呼び寄せることができるかが、残り3戦の見どころとなることだろう。
さて、小林可夢偉だ。日本のF1ファンにとっては5人によるチャンピョンシップ争い以上に、小林がどこまでいけるかが、今年のポイントとなった日本GPであった。結果はご存じの通り終盤の怒涛の追い上げで見事7位フィニッシュ。既に2011年のザウバー残留が発表されている小林だが、ひょっとすると更に上位のチームからオファーもありそうな、そんな見事なレース運びであった。拍手!
ところで、今日の小文にタイトルは「小林可夢偉のライバルはスーティル」である。今日の小林は確かに良いレースをしたが、同程度のマシンと目されるフォースインディア・メルセデスを駆るエイドリアン・スーティルには20ポイントもの差を付けられている。しかし、今日のレースのファステストラップタイムを見る限りでは1:34.480の小林はスーティルの1:36.319に対して大きくリード。この調子で残り3戦で20ポイントの差を少しでも詰めることこそが、小林にとって更に明るい2011年をもたらすことになるだろう。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、「百日紅」とは云ってもさすがに終わりを迎えた百日紅(さるすべり)の花。
残り3戦となり(韓国GPが行われればと云う前提だが)ますます熾烈になったチャンピョンシップ争いだが、全戦に引き続きウェバーが1位(220ポイント)をキープ。べッテルが優勝の25ポイントを加え206ポイントとアロンソと同ポイントとしたが、優勝回数で順位はアロンソの次の3位。
ギアボックストラブルにより5位が精いっぱいだったハミルトンが4位に後退。4位フィニッシュのバトンは12ポイントを積み上げたが、トップのウェバーに対しては一発での逆転が不可能な31ポイント差となり、チャンピョンシップではハミルトンとともに置いてけ堀を食った格好である。
残りの韓国、ブラジル、アブダビの各コースレイアウトを見ると3チームいずれが優位とは云い難い、いずれも長いストレートと低速高コーナーを組み合わせた面白いコースで、マシンの優劣よりもドライバーのモチベーションにより勝敗が決まりそうな3戦である。
モチベーションで云えば、マクラーレンの二人は既に脱落していると郷秋<Gauche>はみる。その差14ポイントの中にいる、ウェバー、アロンソ、ベッテルの3人による争いとなるだろうとは郷秋<Gauche>の予想だが、なかでもアロンソのチャンピョン獲得への強い意志がどこまで結果を呼び寄せることができるかが、残り3戦の見どころとなることだろう。
さて、小林可夢偉だ。日本のF1ファンにとっては5人によるチャンピョンシップ争い以上に、小林がどこまでいけるかが、今年のポイントとなった日本GPであった。結果はご存じの通り終盤の怒涛の追い上げで見事7位フィニッシュ。既に2011年のザウバー残留が発表されている小林だが、ひょっとすると更に上位のチームからオファーもありそうな、そんな見事なレース運びであった。拍手!
ところで、今日の小文にタイトルは「小林可夢偉のライバルはスーティル」である。今日の小林は確かに良いレースをしたが、同程度のマシンと目されるフォースインディア・メルセデスを駆るエイドリアン・スーティルには20ポイントもの差を付けられている。しかし、今日のレースのファステストラップタイムを見る限りでは1:34.480の小林はスーティルの1:36.319に対して大きくリード。この調子で残り3戦で20ポイントの差を少しでも詰めることこそが、小林にとって更に明るい2011年をもたらすことになるだろう。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、「百日紅」とは云ってもさすがに終わりを迎えた百日紅(さるすべり)の花。
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F1日本GP予選、明日に延期
かなり激しい雨が降っていたようだから中止もやむを得なかったのだと思うけれど、雨で予選が決勝レース日の前日に延期と云うことは、郷秋<Gauche>の記憶にもほとんどないな。今日のチケットは払い戻しかと思ったら、土日通しのチケットになっているようで払い戻しはないとのこと。
さて、明日10時から行われる予選の天気が心配になるのだが、Yahoo!天気予報によると9時には弱い雨で12時には晴れとなっている。いや~~~っ、ビミョーな天気である。予選開始時にはまだ雨が残っているかも知れないが、後半は止むがまだコースは濡れている状態か。3時からの決勝レース開始時にはもう完全ドライだ。
ドライバーだけではなくチームにとっても忙しい一日になりそうだ。コンディションが目まぐるしく変わるレースとなると、長い経験を有するチームとドライバーが断然有利となる。となるとレッドブルには不利、マクラーレンとフェラーリ、バトンとアロンソには有利な展開と云うことになるわけだが、だとするとチャンピョンシップの行方はますます面白いくなって来る。明日のレースが楽しみだぞ。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて恩田の森、白山谷戸の稲刈り。昨日ご覧いただいた写真の正面に見える辺りから撮ったもの。ホントに小さな田んぼであることがお分かりいただけることだろう。
さて、明日10時から行われる予選の天気が心配になるのだが、Yahoo!天気予報によると9時には弱い雨で12時には晴れとなっている。いや~~~っ、ビミョーな天気である。予選開始時にはまだ雨が残っているかも知れないが、後半は止むがまだコースは濡れている状態か。3時からの決勝レース開始時にはもう完全ドライだ。
ドライバーだけではなくチームにとっても忙しい一日になりそうだ。コンディションが目まぐるしく変わるレースとなると、長い経験を有するチームとドライバーが断然有利となる。となるとレッドブルには不利、マクラーレンとフェラーリ、バトンとアロンソには有利な展開と云うことになるわけだが、だとするとチャンピョンシップの行方はますます面白いくなって来る。明日のレースが楽しみだぞ。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて恩田の森、白山谷戸の稲刈り。昨日ご覧いただいた写真の正面に見える辺りから撮ったもの。ホントに小さな田んぼであることがお分かりいただけることだろう。
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前代未聞の五つ巴
「三つ巴」と云う言葉はあるけれど、「五つ巴」などと云う言葉は聞いたことがない。でも、今年のF1のドラーバーズチャンピョンシップを見たときに、「五つ巴」以外の言葉は思いつかない。2010年のF1はそれほど激しい戦いが繰り広げられている、平たく云えば近年まれにみる面白いシーズンだと云うことである。
今更と云われそうだが、おさらいのためにチャンピョンシップを戦う5人のポイントを確認しておこう。
1位:マーク・ウェバー 202ポイント
2位:フェルナンド・アロンソ 191ポイント
3位:ルイス・ハミルトン 182ポイント
4位:セバスチャン・ベッテル 181ポイント
5位:ジェンソン・バトン 177ポイント
何故今年のF1がこれほどまでに面白いのかと云えば、ポイントシステムの変更である。2009年の、優勝から8位までに10-8-6-5-4-3-2-1ポイントが付与されるシステムから25-18-15-12-10-8-6-4-2-1と優勝者には極端に厚く、2位以下のドライバーには薄く10位までにポイントが与えられるようになったのである。
昨年までは、優勝と2位とのポイント差が2ポイントしかなかったために、優勝はなくとも確実に2位あるいは3位に入り続ければチャンピョンンになれると云うポイントシステムから、優勝者がよりチャンピョンに近づくポイントシステムに変更になった。つまり、圧倒的に速くなくても確実でさえあればチャンピョンンになれた時代に決別し、圧倒的に速いドライバーがチャンピョンになれるように変わったのである。
シンガポールGP終了時点で4勝のウェバーとアロンソが1-2位、次いで3勝のハミルトンが来て2勝のベッテル、バトンが4-5位と云う結果が、まさに2010年の新しいポイントシステムを物語る結果である。
上に書いた順位とポイントを見れば、一歩あるいは二歩遅れた感のあるバトンにしても1位ウェバーとのポイント差はわずか25ポイント。つまりだ、次戦鈴鹿でバトンが優勝、ウェバーがリタイヤでノーポイントともなれば(他のドライバーの順位にもよるが)、バトンが一気に1位のウェバーと同ポイントまで詰め寄ることが可能なのである(同ポイントとなっても、優勝回数でウェバーの方がランキングでは上位となる)。フジテレビのF1全戦放送開始以降、23年間F1を見てきた郷秋<Gauche>であるが、これまでに二強対決や三つ巴の見ごたえのあるシーズンは数あれど、五つ巴は初めてだなぁ。
FIAのカレンダーによれば残り4戦とはなってはいるが、サーキットがいまだに完成していないことから場合によっては韓国GPがキャンセルされる可能性も排除できない。残りが4戦なのか3戦なのかによってもチャンピョンシップの行方は大きく変わってくる。ランキング上位のドライバーにとって韓国GPキャンセルは歓迎されるだろうし、下位のドライバーにとっては一つでも多くのチャンスが欲しいはずだからである。ますます目を離せない2010年F1である。
例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、田植えの終わった恩田の森、白山谷戸の田んぼ。稲架されていないことから、脱穀までを一気に済ませてしまう大型コンバインで刈り取られたことがわかる。米どころでは当たり前の大型コンバインだが、やはり天日干しの米の方が美味いと、自家用には手間がかかっても稲架・天日干しにしていると聞いたことがあるが・・・。
今更と云われそうだが、おさらいのためにチャンピョンシップを戦う5人のポイントを確認しておこう。
1位:マーク・ウェバー 202ポイント
2位:フェルナンド・アロンソ 191ポイント
3位:ルイス・ハミルトン 182ポイント
4位:セバスチャン・ベッテル 181ポイント
5位:ジェンソン・バトン 177ポイント
何故今年のF1がこれほどまでに面白いのかと云えば、ポイントシステムの変更である。2009年の、優勝から8位までに10-8-6-5-4-3-2-1ポイントが付与されるシステムから25-18-15-12-10-8-6-4-2-1と優勝者には極端に厚く、2位以下のドライバーには薄く10位までにポイントが与えられるようになったのである。
昨年までは、優勝と2位とのポイント差が2ポイントしかなかったために、優勝はなくとも確実に2位あるいは3位に入り続ければチャンピョンンになれると云うポイントシステムから、優勝者がよりチャンピョンに近づくポイントシステムに変更になった。つまり、圧倒的に速くなくても確実でさえあればチャンピョンンになれた時代に決別し、圧倒的に速いドライバーがチャンピョンになれるように変わったのである。
シンガポールGP終了時点で4勝のウェバーとアロンソが1-2位、次いで3勝のハミルトンが来て2勝のベッテル、バトンが4-5位と云う結果が、まさに2010年の新しいポイントシステムを物語る結果である。
上に書いた順位とポイントを見れば、一歩あるいは二歩遅れた感のあるバトンにしても1位ウェバーとのポイント差はわずか25ポイント。つまりだ、次戦鈴鹿でバトンが優勝、ウェバーがリタイヤでノーポイントともなれば(他のドライバーの順位にもよるが)、バトンが一気に1位のウェバーと同ポイントまで詰め寄ることが可能なのである(同ポイントとなっても、優勝回数でウェバーの方がランキングでは上位となる)。フジテレビのF1全戦放送開始以降、23年間F1を見てきた郷秋<Gauche>であるが、これまでに二強対決や三つ巴の見ごたえのあるシーズンは数あれど、五つ巴は初めてだなぁ。
FIAのカレンダーによれば残り4戦とはなってはいるが、サーキットがいまだに完成していないことから場合によっては韓国GPがキャンセルされる可能性も排除できない。残りが4戦なのか3戦なのかによってもチャンピョンシップの行方は大きく変わってくる。ランキング上位のドライバーにとって韓国GPキャンセルは歓迎されるだろうし、下位のドライバーにとっては一つでも多くのチャンスが欲しいはずだからである。ますます目を離せない2010年F1である。
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例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、田植えの終わった恩田の森、白山谷戸の田んぼ。稲架されていないことから、脱穀までを一気に済ませてしまう大型コンバインで刈り取られたことがわかる。米どころでは当たり前の大型コンバインだが、やはり天日干しの米の方が美味いと、自家用には手間がかかっても稲架・天日干しにしていると聞いたことがあるが・・・。
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F1は噂に満ちている
虚々実々、魑魅魍魎、五里霧中。常人には全く理解できないのがF1の世界。今日もまたF1の世界は多くの噂と謎の向こう側にあり、その実態がなんなのか、真実はどこにあるのか一向に見えてこないが、まっ、考えても見ればどこぞの国の政治の世界も同じであり、本当に知りたいことが全く見えないということは、別段珍しいことではないとも云える。
と書いたからと云って。郷秋<Gauche>が日本の今の政治のと云うか、政権のありようについて論じようとしているわけでは、もちろんない。今日のテーマはあくまでもF1である。しかも特段大層なことを書こうとしているわけでもない。今日のF1関連のニュースを見て「F1は噂に満ちているなぁ」と感じたそのことを書くだけのことである。
ロータスがトヨタと提携するかもしれないと云う噂。撤退したはずのトヨタが、ロータスと提携して、あるいはロータスを隠れ蓑にしてF1の世界に戻ってこようとしているとも取れる噂であるが、ならばホンダはどうする?
ミヒャエル・シューマッハがもし2度目の引退をするならば、その後釜はスーティルかもしれないと云う噂。メルセデスとは2013年までの契約を有していると云われるミヒャエルだが、常に若いチームメイトの後塵を拝している哀れな姿を、そしてスーティルの生きの良い走りを見るにつけ、双方にとってそれが良かろうと思わせる噂。
マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュが、セバスチャン・ベッテルの獲得に関心があるらしいと云う噂。1チーム2台エントリーを前提に考えれば、バトンかハミルトンのどちらかがチームを追われることになる。とならばその行き先がまたまた噂になる。
では、これらの噂話が楽しくないのかと問われれば、答えは「否」。常人には理解しがたい噂もまたF1を彩る魅力の一つであることも事実。されど虚々実々、魑魅魍魎、五里霧中。F1の世界に噂多かれどその真実は何処に。判らぬからこそ面白く、だからこそF1は止められないのである。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、厳しい残暑の日のなるせの森の尾根道。右側が東京都町田市、左側が横浜市青葉区である。
と書いたからと云って。郷秋<Gauche>が日本の今の政治のと云うか、政権のありようについて論じようとしているわけでは、もちろんない。今日のテーマはあくまでもF1である。しかも特段大層なことを書こうとしているわけでもない。今日のF1関連のニュースを見て「F1は噂に満ちているなぁ」と感じたそのことを書くだけのことである。
ロータスがトヨタと提携するかもしれないと云う噂。撤退したはずのトヨタが、ロータスと提携して、あるいはロータスを隠れ蓑にしてF1の世界に戻ってこようとしているとも取れる噂であるが、ならばホンダはどうする?
ミヒャエル・シューマッハがもし2度目の引退をするならば、その後釜はスーティルかもしれないと云う噂。メルセデスとは2013年までの契約を有していると云われるミヒャエルだが、常に若いチームメイトの後塵を拝している哀れな姿を、そしてスーティルの生きの良い走りを見るにつけ、双方にとってそれが良かろうと思わせる噂。
マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュが、セバスチャン・ベッテルの獲得に関心があるらしいと云う噂。1チーム2台エントリーを前提に考えれば、バトンかハミルトンのどちらかがチームを追われることになる。とならばその行き先がまたまた噂になる。
では、これらの噂話が楽しくないのかと問われれば、答えは「否」。常人には理解しがたい噂もまたF1を彩る魅力の一つであることも事実。されど虚々実々、魑魅魍魎、五里霧中。F1の世界に噂多かれどその真実は何処に。判らぬからこそ面白く、だからこそF1は止められないのである。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、厳しい残暑の日のなるせの森の尾根道。右側が東京都町田市、左側が横浜市青葉区である。
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えっ?ライッコネンがF1復帰?!
2011年もWRCに残留と思われたキミ・ライッコネンがルノーでF1復帰だって?!
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小林可夢偉は大したものだ
F1きっての高速サーキット、モンツァで行われた2010年F1第14戦は激しくも、しかし静かな中にそのレースを終えた。前戦、スパ・フランコルシャンでチャンピョンシップを一歩リードしたかに見えたハミルトンは1周できずにリタイヤ。またウェバーも6位9ポイントと低迷したのに対して、前戦を共にリタイヤ、0ポイントに終わったアロンソとバトンが1-2位と云う対照的な結果となり、第14戦時点でのポイントは
1位:ウェバー 187ポイント
2位:ハミルトン 182ポイント
3位:アロンソ 166ポイント
4位:バトン 165ポイント
5位:ヴェッテル 163ポイント
と、5人が僅差で並ぶ結果となった。ウェバーとハミルトンが一歩ぬきん出てはいるが、ハミルトンとアロンソの16ポイント差は一発逆転の範囲内(1位と8位で逆転)であるし、アロンソ以下3人のポイント差は無いに等しいと云って良い。2010年シーズンにF1史上初めてと云って良いほど大きな変更があったポイント制だが、これが幸いして実に面白くなったチャンピョンシップ争いであるから、この変更は大成功であったと云うべきだろうな。それにしても残り5戦からますます目が離せない今年のF1であ。
さて、本日のタイトル、「小林可夢偉はたいしたものだ」について触れねばなるまい。モンツァでの可夢偉は残念ながらギアボックストラブルによりスターティンググリッドに着く事さえ許されず、挙句ゼロ周リタイヤであった。まっ、可夢偉にはまったく責任の無いリタイヤではあるが、「大したもの」には程遠い結果ではある。では何か大したものかと云えば、チームメイトが解雇の危機(一説には既にイタリアGP後に解雇が決まったと云う)の中、2011年の契約が確実なものとなったことである。
可夢偉の21ポイントに対してデ・ラ・ロサがわずか6ポイントであることを考えれば当然の結果とも云えるけれど、可夢偉以前の日本人ドライバーとチームメイトとの成績を比較した時、これは画期的な状況であると断言できる。古くは1987年のロータスにおけるセナと中嶋、翌年、翌々年のピケと中嶋、1990年のアレジと中嶋。近くは2004-2005年、BARホンダのバトンと佐藤琢磨。ポイントランキングで上位にいるのは常にチームメイトであり、チームから放出されるのは中嶋であり琢磨であった。
この図式は鈴木亜久里も片山右京も中野信治も中嶋一貴も同じであった。日本人ドライバーは常にチームメイトの後塵を拝し、そしてチームメイトよりも先にチームを追われる。
この図式を初めて破ったのが小林可夢偉である。チームメイトの3倍以上のポイントをチームにもたらし、チームメイトがシーズン途中に放出の危機に晒される中で2011年のシートを確実なものにしている。近年では佐藤琢磨が大いに期待されたけれど、結果はご存知の通り。その琢磨を上回る戦績を収め2011年のシートを確実なものにした小林は、やはり相当大したものなのである。
注:これまでの日本人ドライバーが「無意味」であったと云っているのではない。中嶋悟がF1への扉をこじ開けなければ今の小林はいなかっただろし、右京や琢磨の活躍が無ければ日本人ドライバーが注目されることは無かったのだから。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、韮の花。畑でつくられていたはずの韮ですが、気をつけて辺りをみわたすと、道端など意外なところに根を下ろし花を咲かせていることに気付くことでしょう。これが「韮」あることに疑いを持つ方は、どうぞその葉を千切って匂いをかいでみてください。
1位:ウェバー 187ポイント
2位:ハミルトン 182ポイント
3位:アロンソ 166ポイント
4位:バトン 165ポイント
5位:ヴェッテル 163ポイント
と、5人が僅差で並ぶ結果となった。ウェバーとハミルトンが一歩ぬきん出てはいるが、ハミルトンとアロンソの16ポイント差は一発逆転の範囲内(1位と8位で逆転)であるし、アロンソ以下3人のポイント差は無いに等しいと云って良い。2010年シーズンにF1史上初めてと云って良いほど大きな変更があったポイント制だが、これが幸いして実に面白くなったチャンピョンシップ争いであるから、この変更は大成功であったと云うべきだろうな。それにしても残り5戦からますます目が離せない今年のF1であ。
さて、本日のタイトル、「小林可夢偉はたいしたものだ」について触れねばなるまい。モンツァでの可夢偉は残念ながらギアボックストラブルによりスターティンググリッドに着く事さえ許されず、挙句ゼロ周リタイヤであった。まっ、可夢偉にはまったく責任の無いリタイヤではあるが、「大したもの」には程遠い結果ではある。では何か大したものかと云えば、チームメイトが解雇の危機(一説には既にイタリアGP後に解雇が決まったと云う)の中、2011年の契約が確実なものとなったことである。
可夢偉の21ポイントに対してデ・ラ・ロサがわずか6ポイントであることを考えれば当然の結果とも云えるけれど、可夢偉以前の日本人ドライバーとチームメイトとの成績を比較した時、これは画期的な状況であると断言できる。古くは1987年のロータスにおけるセナと中嶋、翌年、翌々年のピケと中嶋、1990年のアレジと中嶋。近くは2004-2005年、BARホンダのバトンと佐藤琢磨。ポイントランキングで上位にいるのは常にチームメイトであり、チームから放出されるのは中嶋であり琢磨であった。
この図式は鈴木亜久里も片山右京も中野信治も中嶋一貴も同じであった。日本人ドライバーは常にチームメイトの後塵を拝し、そしてチームメイトよりも先にチームを追われる。
この図式を初めて破ったのが小林可夢偉である。チームメイトの3倍以上のポイントをチームにもたらし、チームメイトがシーズン途中に放出の危機に晒される中で2011年のシートを確実なものにしている。近年では佐藤琢磨が大いに期待されたけれど、結果はご存知の通り。その琢磨を上回る戦績を収め2011年のシートを確実なものにした小林は、やはり相当大したものなのである。
注:これまでの日本人ドライバーが「無意味」であったと云っているのではない。中嶋悟がF1への扉をこじ開けなければ今の小林はいなかっただろし、右京や琢磨の活躍が無ければ日本人ドライバーが注目されることは無かったのだから。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、韮の花。畑でつくられていたはずの韮ですが、気をつけて辺りをみわたすと、道端など意外なところに根を下ろし花を咲かせていることに気付くことでしょう。これが「韮」あることに疑いを持つ方は、どうぞその葉を千切って匂いをかいでみてください。
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山本左近がレギュラードライバーに昇格
7月18日に「完走すれば『印象的なパフォーマンス』なのか?」と題する小文を書いた(see here)。7月30日には「山本左近は速いのか上手いのか?」と云う小文も書いた(see more)。
二つの記事を要約すれば、予選でも決勝レースでもチームメイトの後塵を拝し常に最後尾を走る山本が、なぜレギュラードライバーを押し退けて決勝レースを走る事が出来るのかと云えば、彼が速いわけでもレース運びが上手いわけでもなく、チームにとって「美味しい」からである、と云うことになる。
これまでの3戦はマシンに対する馴れの問題だと言い訳することもできたが、彼にとっての第4戦となる次戦、スパ・フランコルシャンでもはやその言い訳は通用しない。スパのコースが初めてのブルーノ・セナに対して山本は既に2回、この難しいけれど攻め甲斐のあるコースを走っているのだから。
たとえどんな経緯があったとしても、世界中でわずか24席しかないF1ドライバーのシートを獲得したのだから、大きなチャンスを与えられたのだからそのチャンスをものにしてもらいたいものである。可夢偉が2009年シーズン最後の2戦でその才能を見せつけレギュラードライバーの座を仕留めたように。
二つの記事を要約すれば、予選でも決勝レースでもチームメイトの後塵を拝し常に最後尾を走る山本が、なぜレギュラードライバーを押し退けて決勝レースを走る事が出来るのかと云えば、彼が速いわけでもレース運びが上手いわけでもなく、チームにとって「美味しい」からである、と云うことになる。
これまでの3戦はマシンに対する馴れの問題だと言い訳することもできたが、彼にとっての第4戦となる次戦、スパ・フランコルシャンでもはやその言い訳は通用しない。スパのコースが初めてのブルーノ・セナに対して山本は既に2回、この難しいけれど攻め甲斐のあるコースを走っているのだから。
たとえどんな経緯があったとしても、世界中でわずか24席しかないF1ドライバーのシートを獲得したのだから、大きなチャンスを与えられたのだからそのチャンスをものにしてもらいたいものである。可夢偉が2009年シーズン最後の2戦でその才能を見せつけレギュラードライバーの座を仕留めたように。
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ミヒャエル、もうあなたの時代ではないのです
ハンガリーGP決勝レース終盤でのルーベンス・バリチェロに対するミヒャエル・シューマッハによる走行妨害に対して、次戦(スパ・フランコルシャン)での10番グリッド降格のペナルティが言い渡された。当然である。
ミヒャルはウォールまではまだ十分なスペースがあったと主張しているようだがそのようには見えない明らかに度を越した走行妨害であり、ピットレーン出口付近の狭くなった場所ではバリチェロのマシンはコースを踏み外して土煙を上げていた。うっかりアクセルでも緩めようものならスピンしミヒャエルのマシンと接触し大事故になる可能性もあった。
彼が赤い皇帝と呼ばれた「現役時代」であったらならば、もし同じ行為があったとしてもこれ程重いペナルティを科せられることはなかっただろう。もっとも圧倒的に高い戦闘力のマシンに乗るミヒャエルには今回のような不法行為を働く必要はなかったはずではあるが。
シーズンを折り返してもなお常にロズベルクの後塵を拝する体たらく、そして今回のスポーツマンシップにもとる下品な行い。ミヒャエル、あなたはやはりカムバックするべきではなかったのです。ミヒャエル、もうあなたの時代は終わってしまったのです
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、夏を代表する花、百日紅(さるすべり)。面白いのはこの名前で、「さるすべり」と云いながら漢字では「百日紅」(百日間もの間、次々い赤い花が咲くことから)と書く。時に文字通り「ヒャクジッコウ」と呼ぶ方もいるが、「猿滑」(幹の樹皮が剥がれ落ちつるつるしていることから「猿滑」と云われるが、実際には猿は滑らずにちゃんと登るそうである)と書くことは多くないようだ。
頭が黄色い蘂(しべ)の周りにフリル状の花弁(基部は糸状になっている)が6~7枚ついて一つの花。この花が房状になっているのがお判りいただけるだろうか。そしてところどころにある丸いものが一つの花の蕾。これが次々に咲くことで夏の間中(百日)咲いているように見えるのである。
ミヒャルはウォールまではまだ十分なスペースがあったと主張しているようだがそのようには見えない明らかに度を越した走行妨害であり、ピットレーン出口付近の狭くなった場所ではバリチェロのマシンはコースを踏み外して土煙を上げていた。うっかりアクセルでも緩めようものならスピンしミヒャエルのマシンと接触し大事故になる可能性もあった。
彼が赤い皇帝と呼ばれた「現役時代」であったらならば、もし同じ行為があったとしてもこれ程重いペナルティを科せられることはなかっただろう。もっとも圧倒的に高い戦闘力のマシンに乗るミヒャエルには今回のような不法行為を働く必要はなかったはずではあるが。
シーズンを折り返してもなお常にロズベルクの後塵を拝する体たらく、そして今回のスポーツマンシップにもとる下品な行い。ミヒャエル、あなたはやはりカムバックするべきではなかったのです。ミヒャエル、もうあなたの時代は終わってしまったのです
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、夏を代表する花、百日紅(さるすべり)。面白いのはこの名前で、「さるすべり」と云いながら漢字では「百日紅」(百日間もの間、次々い赤い花が咲くことから)と書く。時に文字通り「ヒャクジッコウ」と呼ぶ方もいるが、「猿滑」(幹の樹皮が剥がれ落ちつるつるしていることから「猿滑」と云われるが、実際には猿は滑らずにちゃんと登るそうである)と書くことは多くないようだ。
頭が黄色い蘂(しべ)の周りにフリル状の花弁(基部は糸状になっている)が6~7枚ついて一つの花。この花が房状になっているのがお判りいただけるだろうか。そしてところどころにある丸いものが一つの花の蕾。これが次々に咲くことで夏の間中(百日)咲いているように見えるのである。
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山本左近は速いのか上手いのか?
シルバーストンだけかと思ったらホッケンハイムも走り、何故か今日もハンガロリンクを走っている山本左近っていったい・・・。
まぁ、スーパーライセンスを発給してもらえる程度の経験がある事は確かだけれど、今までのレース結果からはとても速いドライバーとは思えない。もっとも彼がこれまで乗ってきたマシンの程度を考えれば常にテールエンダーであったことに同情の余地はあるけれど、例えば同じマシンにアロンソが乗ったとすれば、今年のポイント圏内のすぐ後ろ程度でのフィニッシュは可能だろうと思う。アロンソと山本を比べるのもなんだけど。
そんな山本が3戦連続ヒスパニアレーシングのマシンをドライブできる理由は何だ?これはもう資金の持ち込み以外には考えられない。下位のチームはどこだっていつだって資金不足でヒーヒー云っている。そこに多少なりとも資金を持ち込めば、持込ゼロのレギュラードライバーに代って走る事が出来ると云うことだ。一部には山本は数億円の資金を持ち込んだと囁かれている。数億円と云うとおおよそ2~6億円を差すことになるだろうか。
山本の参戦がハンガロリンクでお終いだとすると1戦当たり1~2億円、もしスパ・フランコルシャンも走るのだとすると1戦当たり1~1.5億円ということになる。つまり2億円程の資金を持ち込む事が出来れば、下位のチームからで良ければF1に出場できるということになる。ただし、スーパーライセンスが発給される程度の経験があることが最低条件ではあるが。
まっ、山本はルノーチームのテストドライバーになったりもしていたから、何か良いものを持っているのかも知れないけれど・・・、あぁ、フリー2回目もやっぱり最下位。しかもセナから1秒も遅れている。速いのでも上手いのでもなく、チームにとって「美味い」と云うことなんだろう。結局は「カネの切れ目が縁の切れ目」ということになるのだろうな。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、生きるための戦いを繰り広げる昆虫たち。美味い樹液が出ているのだろ。それを巡り4匹の甲虫が競っているが、その後ろからは蝶が虎視眈々と「漁夫の利」のタイミングを窺がっているように見える。
まぁ、スーパーライセンスを発給してもらえる程度の経験がある事は確かだけれど、今までのレース結果からはとても速いドライバーとは思えない。もっとも彼がこれまで乗ってきたマシンの程度を考えれば常にテールエンダーであったことに同情の余地はあるけれど、例えば同じマシンにアロンソが乗ったとすれば、今年のポイント圏内のすぐ後ろ程度でのフィニッシュは可能だろうと思う。アロンソと山本を比べるのもなんだけど。
そんな山本が3戦連続ヒスパニアレーシングのマシンをドライブできる理由は何だ?これはもう資金の持ち込み以外には考えられない。下位のチームはどこだっていつだって資金不足でヒーヒー云っている。そこに多少なりとも資金を持ち込めば、持込ゼロのレギュラードライバーに代って走る事が出来ると云うことだ。一部には山本は数億円の資金を持ち込んだと囁かれている。数億円と云うとおおよそ2~6億円を差すことになるだろうか。
山本の参戦がハンガロリンクでお終いだとすると1戦当たり1~2億円、もしスパ・フランコルシャンも走るのだとすると1戦当たり1~1.5億円ということになる。つまり2億円程の資金を持ち込む事が出来れば、下位のチームからで良ければF1に出場できるということになる。ただし、スーパーライセンスが発給される程度の経験があることが最低条件ではあるが。
まっ、山本はルノーチームのテストドライバーになったりもしていたから、何か良いものを持っているのかも知れないけれど・・・、あぁ、フリー2回目もやっぱり最下位。しかもセナから1秒も遅れている。速いのでも上手いのでもなく、チームにとって「美味い」と云うことなんだろう。結局は「カネの切れ目が縁の切れ目」ということになるのだろうな。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、生きるための戦いを繰り広げる昆虫たち。美味い樹液が出ているのだろ。それを巡り4匹の甲虫が競っているが、その後ろからは蝶が虎視眈々と「漁夫の利」のタイミングを窺がっているように見える。
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チームプレイかチームオーダーか
「明確な」チームオーダーが禁止されたのはいつのことだっただろうか。それがチームオーダーであっったのかチームプレイであったのかはともかく、一つのチームに二人のドライバーがいれば、当然のこととして二人は自チームの為に協力し合いレースをすることになる。まっ、そうはならず同士討ちと云うことも、昔も今もあるけれど。
チームAの1号車がトップを走っているがチームBの1号車が猛追している。その時、レース序盤のコースアウトで遅れていたチームAの2号車がピットインのタイミングを迎えていた。2号車のタイヤ交換はいつもよりゆっくりと行われ、いつもよりも緩やかに加速して本コースに戻っていく。その時チームBの1号車がストレートエンドに差しかかっていたがチームAの2号車はその前でコースに戻った。
コースアウトにより遅れてはいたもののチームAの2号車も遅いわけではない。純粋な速さではチームBの1号車が若干勝っていたがチームAの2号車の巧みなライン取りの為にチームBの1号車はチームAの2号車の前に出ることはできない。その間にチームAの1号車どんどん逃げてトップでチェッカードフラッグを受ける。見事なチームプレイである。
「1号車の方が君より速い。理解したか? このメッセージの意味が分かるな?」
ピットからのラジオの直後、ペアピンを抜けた2号車は加速のタイミングを一瞬遅らせた。1号車はそのタイミングを逃さず2号車をパスし優勝。2号車のドライバーはレース後の意地の悪い質問に対して、いかにも不機嫌そうな表情で「僕たちドライバーは、まず何より、チームの利益を考えないといけないし、今日の僕はそれを実践した」とコメントした。
果たしてこれはチームプレイなのかチームオーダーなのか。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、酷暑の中で身近で一番涼しいところを選んでぐうたれる猫の図。猫って涼しい場所をホント、良く知っていますね。
チームAの1号車がトップを走っているがチームBの1号車が猛追している。その時、レース序盤のコースアウトで遅れていたチームAの2号車がピットインのタイミングを迎えていた。2号車のタイヤ交換はいつもよりゆっくりと行われ、いつもよりも緩やかに加速して本コースに戻っていく。その時チームBの1号車がストレートエンドに差しかかっていたがチームAの2号車はその前でコースに戻った。
コースアウトにより遅れてはいたもののチームAの2号車も遅いわけではない。純粋な速さではチームBの1号車が若干勝っていたがチームAの2号車の巧みなライン取りの為にチームBの1号車はチームAの2号車の前に出ることはできない。その間にチームAの1号車どんどん逃げてトップでチェッカードフラッグを受ける。見事なチームプレイである。
「1号車の方が君より速い。理解したか? このメッセージの意味が分かるな?」
ピットからのラジオの直後、ペアピンを抜けた2号車は加速のタイミングを一瞬遅らせた。1号車はそのタイミングを逃さず2号車をパスし優勝。2号車のドライバーはレース後の意地の悪い質問に対して、いかにも不機嫌そうな表情で「僕たちドライバーは、まず何より、チームの利益を考えないといけないし、今日の僕はそれを実践した」とコメントした。
果たしてこれはチームプレイなのかチームオーダーなのか。
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完走すれば「印象的なパフォーマンス」なのか?
ヒスパニア・レーシングのリザーブドライバーである山本左近が突然にイギリスGP本選を走ったのは一週間前のことだが、次戦ドイツGPも左近が走ることになった模様。ただし、イギリスGPではブルーノ・セナに代わっての出走となったわけだが、今度はカルン・チャンドックの代わりらしい。
本来のレースドライバーが怪我や病気でもないのにリザーブドライバーが走るというのは通常考えられないことである。当然契約書では毎レース本選に出走することが保証されているのではないかと思うのだが、同時に「前項に関わりなく、特段の事情があるが場合には甲を出走させず、乙の指名するものを出走させる事が出来る」みたいな条項がどこかに入っているんだろうな。魑魅魍魎、海千山千の世界だ。
いずれにしても一週間後のホッケンハイムでは山本左近がカルン・チャンドックに代って走ることになるようである。例えば小林可夢偉がそうであったように、チャンスが与えられなければ、そしてそのチャンスを生かす事ができなければF1のレギュラードライバーの座を確実なものにすることはできない。その意味で、山本左近はチャンスを得たのだから、それを生かす事が出来るかどうかは山本次第と云うことである。
しかしだ、ヒスパニア・レーシングはプレスリリースの中で「イギリスGPで印象的なパフォーマンスをみせてくれた左近に、次の機会を与えることにした」と、2戦連続出走の理由を説明しているが、「イギリスGPで印象的なパフォーマンス」って、最下位で完走するのが「印象的なパフォーマンス」なのか? 余りに寂しいぞ、ヒスパニア・レーシング!
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、奈良川の岸に咲く姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)。梅雨明けの日の強烈な日差しにも負けない花色であるが、川面に映る姿は意外と清しい。
本来のレースドライバーが怪我や病気でもないのにリザーブドライバーが走るというのは通常考えられないことである。当然契約書では毎レース本選に出走することが保証されているのではないかと思うのだが、同時に「前項に関わりなく、特段の事情があるが場合には甲を出走させず、乙の指名するものを出走させる事が出来る」みたいな条項がどこかに入っているんだろうな。魑魅魍魎、海千山千の世界だ。
いずれにしても一週間後のホッケンハイムでは山本左近がカルン・チャンドックに代って走ることになるようである。例えば小林可夢偉がそうであったように、チャンスが与えられなければ、そしてそのチャンスを生かす事ができなければF1のレギュラードライバーの座を確実なものにすることはできない。その意味で、山本左近はチャンスを得たのだから、それを生かす事が出来るかどうかは山本次第と云うことである。
しかしだ、ヒスパニア・レーシングはプレスリリースの中で「イギリスGPで印象的なパフォーマンスをみせてくれた左近に、次の機会を与えることにした」と、2戦連続出走の理由を説明しているが、「イギリスGPで印象的なパフォーマンス」って、最下位で完走するのが「印象的なパフォーマンス」なのか? 余りに寂しいぞ、ヒスパニア・レーシング!
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、奈良川の岸に咲く姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)。梅雨明けの日の強烈な日差しにも負けない花色であるが、川面に映る姿は意外と清しい。
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