小林可夢偉のライバルはスーティル

 2010年F1日本GPが終わった。小林可夢偉を中心に観戦すれば、これほど面白いレースないというレースではあったが、冷静に、ヨーロッパの多くのファンの目でこのレースを見ると、実に淡々とした面白みに欠けるレースであったということになるのだろうな。

 残り3戦となり(韓国GPが行われればと云う前提だが)ますます熾烈になったチャンピョンシップ争いだが、全戦に引き続きウェバーが1位(220ポイント)をキープ。べッテルが優勝の25ポイントを加え206ポイントとアロンソと同ポイントとしたが、優勝回数で順位はアロンソの次の3位。

 ギアボックストラブルにより5位が精いっぱいだったハミルトンが4位に後退。4位フィニッシュのバトンは12ポイントを積み上げたが、トップのウェバーに対しては一発での逆転が不可能な31ポイント差となり、チャンピョンシップではハミルトンとともに置いてけ堀を食った格好である。

 残りの韓国、ブラジル、アブダビの各コースレイアウトを見ると3チームいずれが優位とは云い難い、いずれも長いストレートと低速高コーナーを組み合わせた面白いコースで、マシンの優劣よりもドライバーのモチベーションにより勝敗が決まりそうな3戦である。

 モチベーションで云えば、マクラーレンの二人は既に脱落していると郷秋<Gauche>はみる。その差14ポイントの中にいる、ウェバー、アロンソ、ベッテルの3人による争いとなるだろうとは郷秋<Gauche>の予想だが、なかでもアロンソのチャンピョン獲得への強い意志がどこまで結果を呼び寄せることができるかが、残り3戦の見どころとなることだろう。

 さて、小林可夢偉だ。日本のF1ファンにとっては5人によるチャンピョンシップ争い以上に、小林がどこまでいけるかが、今年のポイントとなった日本GPであった。結果はご存じの通り終盤の怒涛の追い上げで見事7位フィニッシュ。既に2011年のザウバー残留が発表されている小林だが、ひょっとすると更に上位のチームからオファーもありそうな、そんな見事なレース運びであった。拍手!

 ところで、今日の小文にタイトルは「小林可夢偉のライバルはスーティル」である。今日の小林は確かに良いレースをしたが、同程度のマシンと目されるフォースインディア・メルセデスを駆るエイドリアン・スーティルには20ポイントもの差を付けられている。しかし、今日のレースのファステストラップタイムを見る限りでは1:34.480の小林はスーティルの1:36.319に対して大きくリード。この調子で残り3戦で20ポイントの差を少しでも詰めることこそが、小林にとって更に明るい2011年をもたらすことになるだろう。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、「百日紅」とは云ってもさすがに終わりを迎えた百日紅(さるすべり)の花。
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