チームプレイかチームオーダーか

 「明確な」チームオーダーが禁止されたのはいつのことだっただろうか。それがチームオーダーであっったのかチームプレイであったのかはともかく、一つのチームに二人のドライバーがいれば、当然のこととして二人は自チームの為に協力し合いレースをすることになる。まっ、そうはならず同士討ちと云うことも、昔も今もあるけれど。

 チームAの1号車がトップを走っているがチームBの1号車が猛追している。その時、レース序盤のコースアウトで遅れていたチームAの2号車がピットインのタイミングを迎えていた。2号車のタイヤ交換はいつもよりゆっくりと行われ、いつもよりも緩やかに加速して本コースに戻っていく。その時チームBの1号車がストレートエンドに差しかかっていたがチームAの2号車はその前でコースに戻った。

 コースアウトにより遅れてはいたもののチームAの2号車も遅いわけではない。純粋な速さではチームBの1号車が若干勝っていたがチームAの2号車の巧みなライン取りの為にチームBの1号車はチームAの2号車の前に出ることはできない。その間にチームAの1号車どんどん逃げてトップでチェッカードフラッグを受ける。見事なチームプレイである。

 「1号車の方が君より速い。理解したか? このメッセージの意味が分かるな?」

 ピットからのラジオの直後、ペアピンを抜けた2号車は加速のタイミングを一瞬遅らせた。1号車はそのタイミングを逃さず2号車をパスし優勝。2号車のドライバーはレース後の意地の悪い質問に対して、いかにも不機嫌そうな表情で「僕たちドライバーは、まず何より、チームの利益を考えないといけないし、今日の僕はそれを実践した」とコメントした。

 果たしてこれはチームプレイなのかチームオーダーなのか。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、酷暑の中で身近で一番涼しいところを選んでぐうたれる猫の図。猫って涼しい場所をホント、良く知っていますね。
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