漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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危険なプロット(映画)”続く”のたびに引き込まれる

2014-01-27 | 映画
フランソワ・オゾン監督の作品です。
やっぱり、うまい。
もう感動すら覚えました。
なんでこんなに人の気持ちをどんどん引き込むことができるんだろう。


ある男子学生(クロード)が物語を書いて教師に提出するのですが、
それが、出来上がりの小説ではなく、少しずつ書いては提出するので、
ふむふむと相槌をうって踏み込みたくなる少し前の「ふむ・・」くらいで”続く”となり、
次の物語をどうしてもまた読みたくなるのです。
もう、ジリジリしてしまって抜け出られなくなります。

で、この物語が同級生の家族の話題で、まあ実話で、
いやクロードの想像がどこまで入っているのか、混沌として不安になって、
そして、
彼に関わる人々はいったい彼に何を感じ何を求めてしまっているのか、
この美少年クロード(エルンスト・ウンハウワー)の目的が本当はなんなのか、
人のつながりの危うさになんだか空恐ろしさを感じてきます。

★★★★★:会話が時々核心をついてドキッとし、そしてまた現実離れ?していく心地良さ。

監督:フランソワ・オゾン
出演:ファブリス・ルキーニ(ジェルマン) クリスティン・スコット・トーマス(ジャンヌ)
エマニュエル・セニエ(エステル) エルンスト・ウンハウワー(クロード)

追)フランソワって名前は女性だと決めてつけていましたが、今調べたら男性でした!


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