「黄連(おうれん)」という生薬の名前を聞いたことがあるでしょうか。
乾燥した根茎を用いるのですが、炎症を冷ます(清熱作用)働きを期待して、黄連解毒湯や半夏瀉心湯や三黄瀉心湯などに配合されています。
さぞごつごつした植物かと思われそうですが、さにあらず。
黄連も何種類かありますが、先日は小芹葉黄連(こせりばおうれん)が咲いているところへ行ってきました。

まわりの落ち葉との比較でその大きさがわかるかと思われますが

華奢な植物で、花も葉も1㎝に満たない小さいものです
意識して視線を向けないと素通りしそうです。

雄花、雌花、両性花があるそうで、これは雄花と両性花が写っています

メシベが緑色のものもありました。
こんな小さな植物に薬効を見出した先人の努力に頭がさがります。

ここは野鳥も多く、

カサカサ音がすると思ったらコジュケイがそろりと出てきました。
向かいから散歩中のご夫婦が歩いてきたので、ちょっと待っていただき、
そーっとしていたら、

道まで出てきてくれて一緒に観察できました。

楽しかったね。
