漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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ボーン・スプレマシー

2005-02-21 | 映画
カーチェイスのクラッシュシーンは、スリリングで激しく、そして芸術的。
横顔に、殺し屋の貫禄もにじみ出ていたマッド・デイモン。前作よりさらに鍛えられていて動作がかっこよかったですね。
ボーン・アイデンティティの続編で、前作の疑問がすべて解き明かされます。
展開もスピーディで無駄がなくわかり易く、そういう意味で、気持ちがとてもスッキリし、満足感が高いといえます。

2作で完成する作品。必ず1作目を見て事情を知っておきましょう。

★★★★

故郷の香り

2005-02-14 | 映画
くーっ!
ブローがじわじわ効いて、最後のブローでみごとノックダウン。
最後の最後で、じゅわっと胸が熱くなる映画でした。

大学に合格して村を出てから10年ぶりに帰郷した井河(イガー)。
昔付き合っていた女性、暖(ヌアン)はすでにヤーバという口がきけず耳の聞こえない男と結婚していた。井河も都会で生活している間に結婚した。それぞれ子供もいる。

なぜ、ノコノコと井河は、暖とヤーバの家に来て食事までしているのか。
その疑問は、過去の出来事をひとつひとつ回想することでわかってくる。

距離や時間に翻弄された恋愛心。
想いがすれちがい、悔いが残ったままの青春時代。
それが10年たって、今ゆっくり満たされほぐれてゆく。
フォ・ジェンチイ監督これからも注目です。
中国映画になぜかひとり香川照之が出演。最後のシーンで、このための彼だったかと納得。

★★★★

アレキサンダー

2005-02-07 | 映画
鷹の目から見た広い大地や馬や象が入り乱れる戦闘シーンなど、お金かけたんだろうなと思われる場面がたくさんあるんだけれど、以外に印象が後に残らない映画でしたね。

母親から逃げたい気持ちと、東の黄金の海をみたいという探検家的な気持ちがアレキサンダーをすさまじい東方遠征に向かわせる。
このあたりの執着心の質は、リュック・ベッソンの映画「ジャンヌ・ダルク」を思い出させるけど、ミラ・ジョボビッチのジャンヌのほうが数段上で、コリン・ファレルのアレキサンダーにはそこまでやる気持ちが伝わってこず、苛立ちさえ感じてしまいます。
張本人の母親役のアンジェリーナの演技もわざとらしくて、ちょっと興ざめしてしまいました。

★★★