漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
http://kampo.no.coocan.jp/

子供や若い女性にも増えた乾燥肌、主な原因は陰血不足

2023-12-05 | 肌トラブル・アトピー・美容
寒くなったとたんに、肌の乾燥によるトラブルのご相談が増えました。
年齢を重ねると肌の代謝が低下して、外気の乾燥に弱く、擦れる部分は炎症を起こしやすく痒みを生じます。「老人性皮膚掻痒(そうよう)症」といわれたりします。
しかし、最近では潤い肌の象徴であるはずの子供や若い女性にも乾燥肌の人が増えました。

肌の乾燥は中医学的に判別すると「陰血不足」です。
食べ物の偏りがないか、睡眠不足など不規則な生活をしていないか、目の使い過ぎや疲労蓄積はないかなど生活習慣を見直してみましょう。

(お手入れに余念がない池のカルガモ)
漢方薬で補陰対策した例で、
「アトピーかも?」とご心配のお母さまのご依頼で、乾燥肌の子供さんに補陰する漢方薬を飲んでもらったら、あっという間に症状が改善したこともありました。

掻くのは最悪。
衣類によるこすれや、風呂で体を洗うときゴシゴシこするのは避けましょう。
掻いてしまうと肌に傷ができたり、角質が厚くなって象の皮膚のようにガサガサになったりして、回復が困難になります。
痒みや乾燥を感じたら、とにもかくにもまずスキンケア。手抜かりなく。
日に何度も塗っておくと掻かずに済み、ステロイドやかゆみ止めも不要になります。
子供さんの場合は「掻いちゃダメ」と叱る前に、スキンケアしてあげてください。

わが薬局で人気なのが、「薬用保湿クリーム瑞花露」と「爽肌精クリーム《陽》」
どちらも炎症を抑えるハーブエキス配合。前者はしっかりクリーム、後者はなめらかさがすぐれているクリームです。



アイスを食べたらなぜ肌荒れ?

2023-09-27 | 肌トラブル・アトピー・美容
先日テレビでクイズ番組を見ていたら、
暑さで体調を崩さないよう健康生活を心がけていたのに、このごろ吹き出物がひどくなってきた。健康によくなかった習慣はどれでしょう?という問題で、その答えは、毎日1個アイスを食べていたことでした。
なぜ、アイスを食べたら肌が荒れたのでしょう?

テレビの答えは、冷えることによって血流が悪くなり肌代謝が落ちるから、ということでした。
中医学でも、このような状態を「寒直中」といい、吹き出物対策として胃腸を温める漢方薬を用います。胃腸の漢方薬なのに、おもしろいように吹き出物が改善します。

胃腸と肌は体の裏表になっていて直につながっているので、当然といえば当然ですが、冷やすと胃腸の動きが悪くなるだけでなく、胃腸はすべての臓器と接しているので、内臓全体が冷えて「陽気を損なう」ことになります。
「陽気」は活動エネルギー、命の貯金です。
冷えないようにしましょう。

冷水、ビール、アイスクリーム、生野菜の食べ過ぎに注意です。
そして、明るく過ごし適度に運動して「陽気」を増やしてください。
シオンがきれいに咲いていた
トチノキは黄葉はじまり。
自然はどんどん秋を暮らしている

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく 

血熱・血まで熱がこもっているという考え方、慢性的に炎症がくすぶっている

2023-08-23 | 肌トラブル・アトピー・美容
「血熱」という中医学の概念があります。
熱が血液にまで侵入してしまった状態で、炎症が慢性的に続いてなかなか治りません。
このタイプの人は、一見すると赤ら顔で、便秘がち。いつも皮膚トラブルを起こしていたりします。

こんな状態なら血熱気味
・肌が荒れやすい  
・辛いものや脂っこい物を好む
・イライラする
・のぼせやすい(顔があつくなる)
・口が渇く(水をグビグビ飲む)
・生理前ににきびがでやすい
・目が充血している
・赤味が強いにきびや吹き出物がでる
・便秘気味

すでに血熱状態
・鼻血、血尿、血便、血痰など出血しやすい
・女性では、出血量が多く、経血の色が鮮やかでべっとりしている、生理が早くなる
・発疹やアトピー、吹き出物などの皮膚トラブルでは、赤味が強い
・微熱、熱感がある
・舌の赤味が強い

まず生活習慣を変えてみましょう。
こんな生活が続いていたら改善しよう
・食事面:肉食が多く、野菜が苦手、インスタント食品が多い、刺激物が好き(辛いもの、お酒)
・精神面:仕事が忙しすぎる、イライラが続く、リラックスできない、気を使う人間関係
・大気:緑が少ない、空気が汚れている、一日中暑いところにいる、ハウスシック気味、タバコを吸う

血熱はなかなか解消しづらい場合もあるので、漢方の力も借りて、早めに爽やかな血流を取り戻してください。
よくご相談ください。

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく 

スベリヒユ(馬歯けん、五行草)夏の肌トラブルに

2023-07-27 | 肌トラブル・アトピー・美容
スベリヒユが咲く季節になりました。乾燥耐性があり、炎天下の畑や路傍、空き地などに生えます。

そして夏に盛りとなる植物は、熱を冷ます作用を持つものが多い。
自然とはよくできているものです。

このスベリヒユは、解毒炎症作用が「天然の抗生物質」と言われるほどで、中国では昔から、解熱、咳止め、止血、鎮痛、整腸、湿疹、虫刺され、皮膚炎などに使われます。

これは、食べたり飲んだりするだけでなく、肌につけてもいいので、虫刺されやあせも、アトピーのジュクジュク、皮膚炎などのスキンケアにも使えます。

また現代の研究では必須脂肪酸のオメガ3を多く含む植物として世界で注目されているそう。
スベリヒユのエキスを粉末にしたもの「五行草」
性味は、酸・寒
効能:清熱解毒、熱血消腫、止血通淋
スベリヒユの生薬名は馬歯けん(ばしけん)で、爽肌精《陽》にはこれを筆頭にいくつかの消炎作用のある薬草のエキスが配合されていて、炎症を起こしやすい肌の方や、夏肌のスキンケアにおすすめです。

漢方生薬は、飲むだけでなく肌につけても、同じような効果が期待できます。

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく 

伊吹山でヤマトグサ 日焼けの話・爽肌精の生薬

2023-07-19 | 肌トラブル・アトピー・美容
伊吹山から見える琵琶湖。中に浮かぶ島は竹生島。
せんねん灸を知っている人なら、ピンとくるかもしれませんが、もぐさの原料ヨモギの産地でもあります。
昔から、日本の薬草の栽培地で、近江商人がこれを薬業者に運んで売ったのだとか。
今も薬草温泉やハーブティー、胃薬などの材料を栽培しているのだそうです。
イブキトラノオ、ミヤマコアザミが咲いています。シモツケソウやサラシナショウマはこれからというところでした。

そして、植物の名前に「イブキ」とつく名のものがいくつかありますが、それもこの地にちなんだものだそう。
イブキフウロ。花びらに切れ込みが入っているのが特徴。フウロの中では大き目の花。
イブキトラノオ
イブキジャコウソウ。さっとさわるだけで爽やかな薬草っぽい香りが立ちます。
そしてこの小さな葉っぱは?というと、朝ドラ「らんまん」を見る人なら今が旬?のヤマトグサです。
この山を牧野富太郎は4回訪れたそうです。

さて、楽しんでいるうちに、首の後をヒリヒリするほど日焼けしてしまいました。暑いので丸首のシャツでスカーフを首に巻いていたのですが、襟首とスカーフの間に隙間があったようで、おまけに首の後ろに日焼け止め塗らないしで、首の後ろに大きな口がヒヒヒと笑っているかのような恐ろしく赤黒い急性炎症状態です。

そこで、わが薬局にある炎症を抑える薬草エキスがたっぷり配合されたローションをひたひたつけてみると、ビリビリする痛みがすっと引いたのです。
さすが、漢方スキンケア。
いまさらながらですが(笑) 植物の力はすばらしいです。
漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく 

日焼け止め効果に納得

2023-06-12 | 肌トラブル・アトピー・美容
昨日は朝から雨模様。
雨があがったすきに少しでも歩こうと、ウォーキングに出かけました。
ニホンアマガエルがいっぱいでした。まだ尾が残っています。

慌てて出たので、日焼け止めクリームを塗り忘れたのを途中で気が付いたのですが、ずっと今にも降りそうな曇天だし「ま、いいか」と歩き続けて、
口いっぱいに巣材を咥えたホオジロ。これから子育て?今シーズン2回目に挑戦かな?

帰宅して、鏡を見てびっくり。
頬、鼻、額が見事に赤くなっているのです。
どうしてこんなに赤いのか、すぐにピンとこなかったのですが、
「曇りでも赤く日焼けする~!」と驚きました。
特に鼻筋はくっきり赤い。これが明後日ごろにはくっきり黒くなりますよね。

いつもは出かけるときのルーチンで、日焼け止めを塗って化粧しているので、「日焼け止めって、効果あるのかしら?」と実は思っていた不届き者。
その効果は歴然でした。

ちなみに曇りでも紫外線は、晴天の50~80%はあるのだそうです。

梅雨時も油断せず、日焼け止め対策してください。

八ヶ岳湧水を用いたリスブランUVプロテクトジェルが私のお気に入りです。




手汗が気になるというご相談

2023-05-16 | 肌トラブル・アトピー・美容
葦原で夏鳥のオオヨシキリがにぎやかに鳴くようになりました。
ギョギョシギョギョシと鳴くので「行行子」(ぎょうぎょうし)という別名があり夏の季語になっています。


さて、汗をかく時期になってお問い合わせがしばしばあるのが手汗。
たとえば、
手汗が気になるという十代女性。
肌はかさつくのに、手は汗でベタベタして気持ち悪い。
特に強いストレスや緊張があるわけでもない。
スマホなどを見ている時間が長く、外へ出て体を動かすことが少ない。

この状況で考えられることは、
・脾系が弱いと手足に症状が現れやすいと言われる「脾気虚」
・目を酷使すると「血を消耗する」といわれ、そして血不足で末端に栄養が届かないので肌はかさつき肌機能は衰えがち。
・汗をかく習慣がないので汗腺の機能は低下し、肌はかさつき、暑くなって発汗で体温調節しようにも全身から上手に汗をかけず、汗をかける部分に発汗が集中する。それは手や脇など。

対策
・スマホ類の見過ぎない(特に夜)
・戸外で積極的に体を動かし汗をかく練習をする
・体を動かして新陳代謝を上げる(気虚の改善)
・血虚対策の漢方薬で体質改善し肌機能をアップする
(この女性のお母さまが婦宝当帰膠を服用しているので、母娘一緒にこれを飲んでみることにしました)

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく 

肌トラブルが増える春・排泄をしっかり

2023-04-27 | 肌トラブル・アトピー・美容
今朝の景色です。キビタキが囀り、カケスが数羽で楽しそうに空を舞っていました。
一雨ごとに緑が深くなります。若芽がすくすく伸びる時期。

肌の新陳代謝もスムーズに行われなければならないのですが、うまく排泄ができなかったり、冬の間に停滞していたものが動いて、炎症を起こすことがあります。
いらないものは、汗や排便、排尿、女性なら生理出血など、出るところからどんどん出しておくべきです。

便秘気味なら、下のような漢方薬もあります。
同じ吹き出物や肌荒れでも、生理不順や、疲労で体力が落ちているとか、働きの良い血が不足して肌の潤いが足りなくなっているとか、人によって原因が異なりますから、よくご相談ください。

これはナヨクサフジかな。




しもやけも漢方で

2023-01-30 | 肌トラブル・アトピー・美容
梅が咲くころが一番寒いです。そして、しもやけのご相談が増えるのもこのころ。雨や雪が降って湿気を纏い、冷たい風も吹くようになるので、手足の先が一気に冷たくなってしまいます。


しもやけの王道漢方薬は「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」
さすが王道で、しもやけを毎年起こすという人にすすめると、大概喜ばれます。
ちなみに、この漢方薬には「木通」つまりアケビの蔓が配合されていて、炎症を冷ましてむくみを改善する働きを持っています。

ところで、しもやけになりやすい人は血虚体質が多いようで、「血虚」つまり働きの良い血液が不足していると、西洋医学的に貧血ではなくても、手足末端などは栄養が十分届いておらず、皮膚組織はトラブルを受けやすい。
寒邪によって血流が停滞すれば、あっという間に傷んでしまいます。


先日ご来局の女性は、手指の爪の周りが荒れて赤くなってきたと言って「婦宝当帰膠」をお求めでした。
様子を伺うと、婦宝当帰膠を飲んでいたときは、爪周りの炎症がなく皮膚がきれいだったそうです。血虚を補っておくと肌は元気になるのですね。

寒くても小鳥たちは元気。昨日の散歩道で出会ったルリビタキ、♀かな。
漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく 



夕方から夜にかけて毎日発疹や痒みが出現・慢性蕁麻疹

2022-04-09 | 肌トラブル・アトピー・美容

夕方や夜になると、体のどこかが痒くなり、みると膨疹(肌色~薄赤色の盛り上がり)が現れている。数十分から1時間くらいで収まるが、毎日毎日続く。

このような症状を慢性蕁麻疹と言いますが、西洋医学的な原因(アレルゲン)は見つからず、案外悩んでいる人は多いです。仕方がないので延々と抗アレルギー剤を服用している人もいます。

慢性蕁麻疹は、ストレスや心労、知らぬ間に蓄積した疲労で、代謝力が弱っていることが多く、漢方対策としては「補気補血」が中心です。

一例ですが、以前、慢性蕁麻疹のご相談でその人の体調をチェックしたところ、疲労蓄積状態だったので、キヨーレオピンを飲んでもらうことにしたら、それだけで、すーっと蕁麻疹は引いてしまったことがあります。

 

疲れがたまっているって、自分では気が付かないことが多いですね。

この毎日の蕁麻疹は、「ちょっとのんびりして体をいたわりなさい」と知らせるシグナルでしょう。

良い香りの入浴剤でのんびり入浴したり、炎症対策のハーブを配合したスキンケアもおすすめです。

 

漢方家ファインエンドー薬局HP
漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく 

 


カサカサ乾燥対策の筆頭「ハシマ油」とは

2022-01-21 | 肌トラブル・アトピー・美容

ここ千葉県はずっと乾燥注意報。おまけに暖房の入った部屋にいるとますます乾燥してきますね。

肌はもちろん目やのども、もうあちこちです。

そこで、中国清朝宮廷に献上された最上級の食材といえば「哈士蟆油(ハシマ油)」

水で60倍に膨潤しゼリー状になる性質をもつこれは、若さや潤いを補う、生命の根源的物質「精」を蓄えていると考えられ、エイジングケアの食材の筆頭です。

で、このすごい食材「哈士蟆油」とは何か?

それは、長白山麓の原生林に生息する中国林蛙の輸卵管です。

昔の人はなんでも食してその効果を調べたのですね。本当に頭が下がります。

今でも蛙の肉は食べるけど、輸卵管は捨ててますよね、きっと。

哈士蟆油は胃腸に負担をかけることなく腎精を補う力に優れています。

もちろん、妊活対策にも。

哈士蟆油、西洋人参、銀耳、珍珠(真珠)を配合した「艶麗丹」60包17,280円税込み

漢方家ファインエンドー薬局HP
漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく 


冬の肌養生にも腎が関連

2021-11-30 | 肌トラブル・アトピー・美容

冬はくすみ、ごわごわ乾燥、かゆみ、ひび割れ、カカトの亀裂、あかぎれ、寒冷蕁麻疹、しもやけ、老人性皮膚掻痒症と様々な皮膚症状に悩まされます。

冬に養生すべきは「腎」で、肌の潤いやターンオーバーなどにも腎がかかわってきます。

肌がしぼむように感じる夕方、それはちょうど腎の時間にあたるのです。

腎を守る冬の基本養生

早寝遅起き・日の出とともに活動し日が沈むころには休息する
緑の多い自然の中で散歩し深呼吸する
焦らず静かに過ごしてエネルギーを蓄える、スケジュールを詰め込み過ぎない
性欲を抑える、実現不可能な欲望を減らす
腰回りや足元を保温する
就寝30分前に入浴して体を温める

スキンケア:

重ね塗り、厚塗り、頻塗り
こまめにたっぷり、さらにオイルでフタをします。オイルはハーブオイルがおすすめです。

補陽の食事:

羊肉、牛肉、うなぎ、鹿肉、シナモン、ナツメ、生姜湯、紅茶など

筋肉をつけて温活:

筋肉は体の熱を生み出すので、筋肉量を増やすと冷え性が改善します。特に下半身を鍛える

腎の時間に当たる夕方から夜に補腎活血の漢方を飲むといいでしょう。

亀板、鼈甲、プラセンタ、ハシマユなど動物性のものもおすすめ。
それらを配合した健康食品もありますのでどうぞご相談ください。

 

漢方家ファインエンドー薬局HP
漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく 


秋は補陰(潤いを補う)でかゆみ改善

2021-09-16 | 肌トラブル・アトピー・美容

子供さんがカサカサ肌で、体のあちこちを搔いているというご相談。

当帰飲子(血虚風燥)で「まずまず」でしたが、秋になってかゆみがひどくなった様子。

夏は元気に動いて発散することが必要ですが、それによって潤いを消耗し、ちょうど今頃になると陰虚の症状が出てきます。

→「陰虚

そこで、気と陰を補う処方にしてみましたら、すんなりかゆみが収まりました。

ちなみに気陰両虚の代表的な漢方は生脈散(商品名麦味参顆粒)です

初秋は、肌の乾燥だけでなく、くすんでシミやシワが気になりますね。

気と陰の両方を補いましょう。

気と陰を補うとは、元気と潤いを補充する、つまり胃腸や肺を丈夫にして潤いを与えてくれる食べ物を食べます。

もちろんスキンケアもこまめに行いましょう。特にお風呂上りを逃さずに。

漢方家ファインエンドー薬局HP
漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく

 


身近な生薬スベリヒユ・かゆみ湿疹に用いる「馬歯莧(ばしけん)」

2021-08-11 | 肌トラブル・アトピー・美容

昔、生薬園を中国人の中医師先生と散策していた時、蚊に刺されたのですが、するとそばに生えていたスベリヒユを指さして「馬歯莧(ばしけん)の葉っぱをすりこんでおきなさい」と言ってくださったのを印象深く覚えています

漢方の国の人は、身の回りの草木が生活に密着しているのを感じます。

このスベリヒユ、生薬園でなくとも畑や空き地にすぐ生えてくる雑草でもあるのです

生で食べたり、乾燥したもの(ひょう)を水でもどして食べることもできます。

ひょうはもどす手間がかかりますが美味しいですよ。

生薬名を馬歯莧(ばしけん)。かゆみやジュクジュクする湿疹、そして百日咳や腸炎にも使われます。

今お気に入りの爽肌精オリエンタルハーブボディソープ。

この中にも配合されていて、汗をかくこの時期はこれで洗うと肌が落ち着きます。

生薬っぽい香りもお気に入り。

馬歯莧(ばしけん)が粉末になったものもあります。内服したり、水に溶かして炎症患部にシップしたりします。

漢方家ファインエンドー薬局HP
漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく


マスク荒れにハーブで炎症対策・爽肌精

2021-04-01 | 肌トラブル・アトピー・美容

初夏の陽気で近所の公園の植え込みも花盛り。こいのぼりが泳いでいるような気分になるのですが、まだまだ4月になったばかりのはずと懸命に自分に言い聞かせてます。

さて、もうマスクの中は汗だくです。

またマスク荒れのご相談が増えてきました。ニキビ、ふきでもの、あせものような湿疹です。

こんなときは炎症を抑えるハーブ配合の爽肌精《陽》シリーズがお勧め。

それにしても、あのマスクが苦しい夏がやってくると思うと、やれやれ・・・

漢方家ファインエンドー薬局HP

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく

当薬局は「漢方体験.com」に紹介されています)