コレステロールはホルモンや胆汁の材料であり、脳や細胞膜にもなくてはならない大切な物質です。なので少なければいいというものではありません。
概して女性は、女性ホルモンの減少とともにコレステロール代謝が落ちるので、特に閉経後はコレステロール値が高くなる傾向にあるようです。
LDL(Low Density Lipoprotein=低比重リポタンパク質 ):肝臓にあるコレステロールを全身の細胞に運ぶ(悪玉コレステロール)(140mg/dL )
HDL(High Density Lipoprotein=高比重リポタンパク質): 余分なコレステロールを回収して肝臓に届ける(善玉コレステロール)(40mg/dL以上 )
中性脂肪:肝臓で作られ脂肪細胞内で蓄えられる貯蔵用のエネルギー。必要に応じて脂肪酸に変化し、活動用のエネルギーとして使われる(30~149mg/dL)
LH比(LDL÷HDL):1.5未満が理想で、多い数字になるとコレステロールが血管内にあふれている状態。中性脂肪も使い切れないとLDLが増える。
血流が悪いと、血管内でコレステロールが酸化し(酸化LDL)血管に沈着しやすくなって動脈硬化を進行させてしまいます。
アケビ咲き始め(蔓茎は生薬木通:心肺有熱で小腸膀胱が不利になって利水できない状況を改善する)
ではどうすればこれを対策できるでしょうか
ズバリ、現代人は食べ過ぎ(間食も多い)で運動不足です。
対策1:避けたい食べ物
・酸化コレステロールを避ける
例えばインスタントラーメンやレトルト食品加工された肉製品、二度揚げしたり古い油を使った揚げ物、レトルトや加工された肉食品など
・糖質やアルコール、酒を控える
・甘いものを食べたいときは食後にする
・食べ過ぎを改める
対策2:血流の良い状態をキープする
・よく運動する、食後には軽く体をうごかす
・ストレスをため込まない
・甘いものを食べたいときは食後にする
・血流をよくする食べ物:青魚類や玉ねぎ、ニンニク、ラッキョウ、黒きくらげなど
・気血の流れを改善する生薬や漢方薬で日々、血流を促す
日々の養生の積み重ねで、病気を予防してください。
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