「鼻で息を吸う」あたり前なのですが、この頃、口呼吸の子供がずいぶん多いそうです。
人は言葉を発するように進化して口で呼吸もできるようになりましたが、もともと口は食べる器官で、鼻が呼吸する器官であることに変わりはありません。
鼻から空気を吸うと、ろ過、浄化、加湿され、肺に入るまでに体温と同じほどに温められるようになっています。その温かい酸素が肺から吸収されて食べたものを燃焼しエネルギーを得るのです。
しかし口から息を吸うと冷たいまま、扁桃を冷やし、様々なゴミや雑菌に曝され、白血球とともに体内を巡り絶えず炎症を起こして、アレルギー疾患が増えるのです。
免疫力が落ちアレルギー体質の人が増えていると言われる昨今、鼻呼吸を意識してみてください。
《口呼吸になっていませんか?》
・無意識のうちに口が半開きになる
・出っ歯(唇のしまりが悪いと歯並びが悪くなる)
・受け口
・下唇がぽってりしている(唇を締めていない)
・唇が乾燥する
・朝起きた時に喉がヒリヒリする(寝ているときに口が空いている可能性)
・鼻の穴を意識して動かせない
・唇を閉じるとアゴに梅干し様のシワができる
(アレルギー体質は口呼吸が原因だった・西原克成著 より)
《免疫力を上げるために鼻呼吸を心がける》
・片噛みをやめ、よく噛む(口周りの筋肉が鍛えられる)
・上向きで寝る(体のゆがみが矯正されあごのゆがみも整う)
・冷たい食べ物を避ける(腸の温度が下がると免疫機能が低下する)
・よく寝る(横になることで骨が圧迫から解消され血球や免疫細胞がよくつくられる)
体は冷やさないように。ふだんの養生、大切ですね。

そろそろ桜、開花するかな?
