漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
http://kampo.no.coocan.jp/

アメリカ視察その8(感謝)

2005-11-30 | その他
アメリカの会社を視察してきたよっと、店頭でお客様に紹介したら・・・

有機農法で作られているニンニク熟成エキスがアメリカでとても評価が高かったと話をしたら、「すでに私の中では、十分評価は高いよ」といっていただいた。
感謝、感謝。

また、こんな逆輸入な方もいた。
25年くらい前に手術をして体調を壊したとき、アメリカの友人から「あなた、魔法のような薬があるから飲んでごらん」(薬事法上問題のある発言ですが、ご容赦ください)と勧められて、日本で探したのがこれだった。今、この年になっても人より元気なのはこれのおかげ、だからアメリカの話はとても懐かしい。
は~、アメリカのこの製品にすでに詳しい人がいたなんて!驚き。というよりすごい。

今日は、驚きと感謝の一日だった。

アメリカ視察その7(車椅子とトイレ)

2005-11-30 | その他
ザイオン国立公園です。
大きすぎて距離感がつかめず、めまいがしてしまいました。

ここへ来る途中の民家の庭に、大きな石が落ちてきて転がっていたのですが、だからといって岩壁に保護幕を覆うわけでもなく、「そこに住んだあなたの責任」ということだそうです。

もうひとつアメリカで驚いたのは、車椅子の人が、ごく普通に町を歩き(?)、様々なイベントをふつうに楽しんでいるということです。
これだけ車椅子の人がいると、ちょっと手を貸すのもごく普通の出来事になる。

これを支えているのは、トイレでしょう。
たとえばザイオンのようなところに行っても、公共施設のトイレ内は必ず、車椅子用が用意されています。
劇場では、車椅子のまま入れるスペースが観覧席内に確保されていました。
そして驚きは、決して汚れているトイレがない、トイレットペーパーが切れているところもない、ということです。
自己責任の一方では、マナーと守られるべき権利の主張もはっきりしているということでしょうか。
多民族が寄せ集まって暮らす国ならではのことで、日本もこのような意識を育てなければ、世界に出てゆくことが難しいのかもしれません。

ちなみにラスベガスのカジノでは、酸素ボンベを引きながら吸入状態で歩いている老婦人もいました。


アメリカ視察その6(トラックが倉庫)

2005-11-30 | その他
車窓から撮った対向車線のトラック。日本のトラックの少なくとも倍の長さはあり、大量に物を運んでいる。
日本みたいに道が曲がりくねったり、細かったりしないので、いくら長くても平気かも。

$99ショップのトラックともすれ違いました。
アメリカでは、倉庫を持たず、トラックの荷台が倉庫代わりをしているそうで、コンピューターで荷をおろす順番を管理しながら、荷台内の積み方を変えていくのだそうです。

アメリカ視察その5(超乾燥でひたすら水分補給)

2005-11-30 | その他
車窓からの写真は、エンジェルスの球場。それよりも「木々が生えているところが人の住んでいるところ」と説明されるくらい、ロサンゼルスあたりは乾燥していて、自然状態ではすべての緑が枯れてしまう。
遠くに見える山々は木が一本も生えていない。住宅地も絶えずスプリンクラーで放水して、芝生や木々を育てている。

で、添乗員さんは毎日のようにミネラルウォーターのボトルを配ってくれる。
「水を補給してください」
そうなのだ、この乾燥した大地では、絶えず水を補給していなければ、干からびてしまうのだ。
「水を飲む健康法」がアメリカからやってきたのがよ~くわかった。
実際、1日2リットルくらいすぐに体に入ってしまった。肌もカサカサしわしわ状態で、せめて水を飲んだら少しは潤うだろうかとさえ思ってしまう。

なぜ水を飲むのが体にいいのかと、日本にいるときはずっと疑問に思っていたけど、これではっきりした。
多湿の日本では、むりやり水を飲む必要はない。
むりに飲めば、むくむか冷え性になるかで、かえって体に良くはないのだ。


水を飲む健康法について



アメリカ視察その3(飽食)

2005-11-28 | その他
こちらはラスベガスでのバイキング
ありとあらゆる食材が用意されている感じで、ついつい取り過ぎてしまう。
黒い物体は椎茸。まるでハンバーグのようだ。
ピザは、厚みが2cmくらいある。
この食事後にショーを見る予定で、スカートに着替えるつもりだったが、無理だった・・・

アメリカ視察その2(メキシコ料理)

2005-11-28 | その他
この会社は、オーガニックのニンニク熟成エキスを作っている会社です。
ニューポートビーチというロサンゼルスからさらに南に下った街にあります。直ぐお隣はメキシコという位置です。
昼食はメキシコ料理のバイキングをいただきました。
この、トマト味のソースがスパイシーで抜群の味です。

ところで、遊んでばかりいたわけではなく、アメリカのサプリメント事情などを詳しく聞いてきました。
アメリカの保険制度の問題もあって、サプリメントによる健康維持の意識がとても高く、値段の安価性よりも、品質重視の思考になりつつあるとのこと。
この会社の製品もニュースでその効果が取り上げられ、とても高い評価を受けています。

実際、ビタミンショップやドラッグストアでもこの会社の製品が、並べられていました。残念ながら店内の撮影は、きびしく禁止されているので、様子をお伝えすることはできませんが・・・

アメリカ視察(ロサンゼルスの日差し)

2005-11-28 | その他
ある製薬メーカーのアメリカの会社を視察に行ってきました。初めてのアメリカです。
この写真は、ロサンゼルスの海を望む公園です。
この日は、日中の気温が25度に達し、秋に異常に暖かい日を”インデアンサマー”というそうです。日本の”小春日和”といったところでしょう。
それにしても、秋冬は、10~20度、夏も25度くらいという温暖な気候、日差しはとても強くて、湿度は低い。
できれば住んでみたいところです。

年はとってみるものだと思えた忘年会

2005-11-17 | その他
久しぶりに学生時代の友人たちとちょっと早い忘年会をした。
メンバーの半数は十年ぶりくらいの再会。
若いつもりでいるけど、傍から見れば、すっかりおじさんおばさんのグループです。

それぞれが色々な人生を歩んで格闘して、今ある社会的な立場もいろいろなのに、学生時代のような無駄な比較、嫉妬、劣等感、競争心などは、まったくない。
きっとそれらは、若い頃の社会経験の無知からくる、ちょっとした恐れに過ぎなかった、と思う。

おおらかな気持ちで心から笑い合える
(これも実際は、おじさんおばさんグループ、うるさくて困ったものだ・・・って感じです。うるさくてゴメン)

昔からちっとも変わっていないと思うのに、同時に包容力みたいなものが大きくなっている感じがした。
年はとってみるものだと思った。

神楽坂「竹兆」
離れの部屋があるので、にぎやか過ぎるグループにおすすめ


ふほうとうき、ください

2005-11-16 | 生理・生理不順・生理痛
久しぶりの冷え込みに焦っている今日この頃。秋を満喫する間もなく冬になってしまうのだろうか。ホンとにもう、冬?
なんて、よく思い出せば毎年同じようなことを言って、年末を焦っているかも。

そんなわけで、このところ急に『婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)』のご指名が増えた。寒くなると多めに飲みたくなるシロップタイプの漢方薬。
これからのシーズンは、紅茶やココアに混ぜて飲むのがお勧めだけど、ご愛飲の皆さんはどんな工夫をしているのでしょう?
おろし生姜やシナモンパウダーを入れると温まり方がアップします。
活血剤とのペアもグー。
もっといい方法があったら教えてね。
漢方も食事療法の一種、気候に応じてアレンジするのがより体のためになると思う。
楽しみながら体づくりをしようね。

婦宝当帰膠

漢方の部屋

追伸)
来店するなり
「え~となんだっけ、法律違反するような名前・・・不法投棄(ふほうとうき)だ。それください。」
って言われたことがある

小児夜間急病センターのメンバーで

2005-11-15 | 調剤薬
小児科の夜間急病センターというのが近くにあって、その一帯の小児科医師、看護士、薬剤師、受付事務などが当番制で担い、夜間に体調が急変した子供たちの対応を行っている。
その人たちが一同に集まって情報交換をしようという会合に出席した。
いわば『異業種交流』というやつです。

話の中心は、やはり不安に駆られる親御さんたちへの対応。
少子化の現代、たえず育児に不安を感じている親はとても多く、昼間にかかりつけの小児科に診てもらっても、夜になるとまた不安になり走りこんでくるという親も多い。

この会合での小児科医の話で、診察時心がけていることとして、
病気や薬のことよりも、子供の親が不安に感じていることについて、充分対話をするようにしているという。
走りこんできた患者の親御さんにいきなり不安をぶつけられる受付を担当する人の仕事も大変で、その対応力のすばらしさには脱帽した。

もちろん急病センターでは、急を要する患者もあるけれど、大部分は、受付係の親切な対応と、医師の説明と処置を受け、看護士の手当てと声をもらい、薬剤師に子供に応じた服用方法の説明を受け、安心した表情でセンターを後にする親御さんたち。(案外、患者である子供は、機嫌よくニコニコしていたり、すでに気持ちよさそうに寝ていたりする)
つくづく『育児の見守り』体制づくりの必要性を感じました。そして私たちは『大人の対応』ができるよう修行を続けていかなくちゃね。



世界(映画の題名です)

2005-11-03 | 映画
北京郊外の「世界公園」という世界の名所がミニチュア化してそろえられたテーマパークで働く人々の話です。

色にあふれた華やかなステージとにぎやかな楽屋裏。対照的にテーマパークという割には、がらんとした空気。北京独特のくすんだ空。
映像づくりに事欠かくことがない設定だか、それを振り回すことなく、何気に映像が上手い。
印象的だったのは、ビル建設現場で薄紫色の空を重く飛行機が横切っていくシーン。
そして最後の、友人の部屋にタオと彼氏がじっといるシーン。左からキティーちゃんの横顔、画面を縦に波打つ照明、半分明るいタオの顔、右に暗がりの彼の横顔・・・ずーっと見ていたくなる。
まさか一酸化炭素中毒になるとは思わなかったけど、最後の何気ないセリフも希望が広がりますね。

様々な人間模様が淡々と繰り広げられ、まさにそれは、「北京を出ずに世界が見られる」という「世界公園」のキャッチコピーがぴったり。

初めはちょっと眠気を催したりしたけど、観ているうちにどんどん感情を共有し始める。携帯電話のアニメシーンがさらに気持ちを盛り上げ、バックに流れる音楽がまた期待感をさそう。

ジャ・ジャンクーという中国の監督、これから注目ですね。

あらすじ

★★★★