
思いのほか劇場が混んでいることにも驚いたけど、その大半が50代以上というのもすごい。私もその中のひとりだけど・・・
「おくりびと」
近親者の葬式を経験しなければ、このテーマにビビッとはこないだろう。
日本の高齢化の影響か、近年邦画は中高年に受ける内容が増えたような気がする。それも映画界にとってはいいことだなあ、きっと。
で、他人の納棺シーンにはたして泣けるだろうか
と思っていたら、これがたっぷり泣いちゃいました。
ハンカチ必携
納棺の儀式は、死出の旅立ちの準備を整えるものだと言うけど、それは近親者たちの気持ちの整理でもあると気づかされる
亡くなったそのままの姿では、近親者たちはなんというか、キョトンとしている。死を受け入れられていない、理解できていない。
それが「おくりびと」のひとつひとつの丁寧な作業を見ているうちに、あの世へと送り出す決心がつくのだと感じた。
それぞれの人生を送ってきた死者に対して、それにかかわってきた残された人々がそのことに心から感謝し、そして気持の整理をつけ今後どう生きてゆこうとするか。
それを気づく大切な時が、納棺の時のようだ。
そして納棺師の小林(本木)自身、拒んでいた父親の死を受け入れたシーンは格別感動的だった。
★★★★☆ 本木雅弘に☆増し
ほれぼれする。
彼以外にこの役をこなせる役者はいないだろう。
それほど彼によってこの映画は坦々とじわじわと盛り上がっていく。
彼を囲む俳優たちもすばらしい。
ストーリーは単純だけど、まさしく映画の醍醐味、俳優の演技の巧さ
を楽しむことができました。音楽はいかにも久石らしい。
監督 滝田洋二郎
脚本 小山薫堂
音楽 久石譲
出演 本木雅弘 広末涼子 余貴美子 吉行和子 笹野高史 山崎努
「おくりびと」
近親者の葬式を経験しなければ、このテーマにビビッとはこないだろう。
日本の高齢化の影響か、近年邦画は中高年に受ける内容が増えたような気がする。それも映画界にとってはいいことだなあ、きっと。
で、他人の納棺シーンにはたして泣けるだろうか



納棺の儀式は、死出の旅立ちの準備を整えるものだと言うけど、それは近親者たちの気持ちの整理でもあると気づかされる
亡くなったそのままの姿では、近親者たちはなんというか、キョトンとしている。死を受け入れられていない、理解できていない。
それが「おくりびと」のひとつひとつの丁寧な作業を見ているうちに、あの世へと送り出す決心がつくのだと感じた。
それぞれの人生を送ってきた死者に対して、それにかかわってきた残された人々がそのことに心から感謝し、そして気持の整理をつけ今後どう生きてゆこうとするか。
それを気づく大切な時が、納棺の時のようだ。
そして納棺師の小林(本木)自身、拒んでいた父親の死を受け入れたシーンは格別感動的だった。
★★★★☆ 本木雅弘に☆増し

ほれぼれする。

それほど彼によってこの映画は坦々とじわじわと盛り上がっていく。
彼を囲む俳優たちもすばらしい。
ストーリーは単純だけど、まさしく映画の醍醐味、俳優の演技の巧さ

監督 滝田洋二郎
脚本 小山薫堂
音楽 久石譲
出演 本木雅弘 広末涼子 余貴美子 吉行和子 笹野高史 山崎努
でも、それは・・死んでしまった自分の考えですよね。 残った人達のことなど何も考えていませんでした。
今でも「最後くらいワガママ言わせて~」と思っていますが、やくさんのコメントを読んで「映画を見てみようかな~」と思いました。
自分がどう変わるか、楽しみ(笑)です。
見に行きたいと思う気持ちは強いものの、
まだ親の死の生々しさが残っていて、
どうも自信がないんです。
感情移入しすぎちゃって、頭おかしくなりそうな・・・
薫堂さんといい、三木さんといい、放送作家さんの映画での活躍が目立ってきましたね。
ひと時代作ってきた実績のある方ですから、こん後の作品にも期待できそうで楽しみです。
私も自分の父の時、この人の人生はどうだったんだろうと他人事のように思ったことを覚えています。そのセリフは映画の中にも出てきました。
だけどこの映画をみたら、納棺の時もっとまっすぐな気持ちで感謝できたらよかったなあと反省しました。
案の定、涙もろい私はすべての納棺シーンで泣きました。だけど悲しいというより、すなおに感謝を感じ、死はきっと、この世に生まれるようにあの世への新たな旅立ちなのだと感じ清々しい気持にもなりましたよ。