goo blog サービス終了のお知らせ 

漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
http://kampo.no.coocan.jp/

爽肌精(そうきせい)リフレッシュ:幼児の赤い湿疹

2009-05-12 | 肌トラブル・アトピー・美容
暖くなる頃から急に、皮膚トラブルの相談が増えました。

最近、爽肌精(そうきせい)リフレッシュローションとリフレッシュクリームを購入していただいた方の話。


2歳弱の男の子。
若いお母様が漢方薬で何とかならないだろうかと来局。

顔は頬を中心に赤い丘疹があり、手足関節の内側も炎症があり、
もともと色白なので、赤みがやけに目立っています。

掻くと悪化するので、掻かないように、まずスキンケアをサンプルで試してみることに・・・

爽肌精(そうきせい)は漢方処方の化粧水とクリームのスキンケアです。
肌の炎症、かゆみなどのトラブルに向いている生薬エキスがたっぷり含まれています。

そして再来局。
「これまでいろいろ試してきたけど、サンプルで、良いと思ったのは初めてデス!」
「良かったですね」
「母からも、良くなってきたんじゃない?って言われて」
「痒みのストレスが減れば、回復力も一層アップするでしょう」


乳幼児の場合、食事面や生活養生がしっかりしていれば、
昨日より今日、今日より明日の方が体力は上昇しています。
(羨ましい~ことです)
つまり治る力は日々アップしているのです。
スキンケアで、肌にあったものを使えば、
ずいぶんと症状が軽くなる場合も多いようです。

漢方の空間ファインエンドー薬局   爽肌精スキンケア

保湿剤の塗り方:皮脂欠乏症(乾皮症)

2009-03-12 | 肌トラブル・アトピー・美容
ところで、皮膚の乾燥に対して病院でも良く処方される保湿目的のクリーム。
(水分保持作用:尿素、ヘパリン類似物質、ヒアルロン酸、セラミドなど)

どれくらいつけるのが正しいかご存知でしょうか?

塗る回数:少なくとも1日2回(特に入浴後10分以内は効果的)
塗る量:皮膚が光る程度、ティッシュペーパーがくっつく程度
塗り方:指先ではなく手のひらにたっぷりとり、すりこまず皮膚になじませるようにやさしく塗る

もしも、ちょっぴりしかつけずにゴシゴシすりこんでいるとしたら、
かえって肌を傷めてしまうので、すぐに改善しましょう。

ちなみに、病院治療での治療方法は
①皮膚の乾燥に対して「保湿剤」
②湿疹化病変に対して「ステロイド外用剤」
③痒みに対して   「抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の内服」

肌をいたわり元気にする対策は病院治療にはないので
日常の生活を改善して肌代謝を正常化することが必要でしょう。

日常生活での注意点(大切)
洗体:良く泡立てて、その泡で優しく洗い、こすり過ぎないこと
   肌トラブルは洗浄から 
   お湯の温度はぬるめ(38~40度)
   あまり長時間、頻回の入浴は避ける
衣類:下着は綿など肌なじみのいいもの
   静電気を起こしやすいものを避ける
その他:部屋の保湿、爪を切り、掻かないこと
    電気毛布やこたつを控え目に
    辛すぎるもの、アルコールを避ける

漢方の空間ファインエンドー薬局HP
女性のための漢方対策
肌トラブルの漢方対策

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいね!クリックどうぞよろしく

中高年の乾燥肌のかゆみと漢方対策

2009-03-11 | 肌トラブル・アトピー・美容
だいぶ春めいてきましたが、こじらすと春になってもなかなか症状が治まらないのが「乾燥肌のしつこいかゆみ」です。

中高年の女性に多いようです。
足とか腰とか背中とか、皮膚が無性にかゆくなります。
掻き壊して血がにじんでもかき続けてしまうくらい・・・。

掻いてるうちにだんだん皮膚面が荒れて乾燥しやすくなり、
角質層が肥厚してごわごわしてきます。
硬くなるとくすむので、あちこちシミやあざのように見えてきます。
この状態では「尿素」で少々保湿してもなかなか追いつかないようです。

50代後半女性
突然、あちこちかゆくてたまらなくなり、相談に見えました。
なにをつけてもかゆいそうです。
ふだんは穏やかな人なのに、気持ちまで痒そうでイライラしていました。

体質をチェックすると「血虚」症状があり、
皮膚面はまったく赤くなかったのでので「婦宝当帰膠」の服用を開始。
炎症が見えれば「五涼華」というハーブも一緒に使うといいのですが、
まず婦宝当帰膠から始めてみることに。
2,3週間後、やっぱりかゆみは治まらないので「五涼華」を一緒に飲んでいただくことにしました。

数日後、
「あれ(五涼華)よく効いたの~、痒みが落ち着いたら肌がずいぶん元に戻って」
「婦宝当帰膠を飲んでいるほうが皮膚がカサつかないみたいなのでこれは続けるわ」
五行草エキス配合のスキンケア(爽肌精)のサンプルをまた差し上げると
「あ、そうそう、これつけるといいわよね」

この女性の場合は、対策が早かったのでとてもスムーズに回復しました。
それに彼女は「飲む」派、かな。ふだんお化粧はほとんどしないようだし。

長年、掻き続けているという人も結構います。
皮膚は引っ掻き傷だらけですっかりゾウの皮膚のようにごわごわになっています。

だけど痒み対策は、肌につけるものを探しはしても、なかなか飲んで治そうという発想には行き着かないようで、漢方をご紹介しても二の足を踏まれることもしばしば。
つまり「つける」派が大多数。

80代の女性もそのひとり。
「あちこちの皮膚科にいったんだけどねえ・・・」という方ですが、
「飲むのはちょっとね」
五行草(ごぎょうそう)エキス配合のクリーム(爽肌精リフレッシュ(R)クリーム)は、つけると痒みが治まるというのでコツコツつづけていただいています。

「とにかく掻かないことよね。掻かなければ肌は回復するのよね」
と来局するたびに、最初にお願いしたことをしっかり復唱してくださるのですが、
そういいながら、つい手がかゆい所に伸びているのがちょっと気にかかる・・・
患部を見せていただくと以前よりはしっとりしてきているので、
ま、コツコツ参りましょう。

漢方の空間ファインエンドー薬局   爽肌精スキンケア

脂漏性湿疹が爽肌精(そうきせい)でgood

2008-10-16 | 肌トラブル・アトピー・美容
爽肌精オリエンタルハーブボディソープ

60代くらいの女性が来局され、

「これで、頭も洗っていいわよね。」
「うちの主人なんですけどねぇ、これで頭を洗ってるの。」
「やっと、きれいになってきたんで、これでなくちゃ」
「脂漏性湿疹っていうんだったかしら、頭皮の。皮膚科でもなかなか治らないって言われてるし」
「いまずいぶんきれいになってるんだけど、また再発したりするのかしらねえ」

「お食事の嗜好はどうですか」
「肥満ではないけど、おなかは出てるのよー。脂っこいものが好きでね」
「メニューに海藻類をまめに取り入れてみてください。食事は毎日のことだから、少しずつでも積み重ねれば体質を改善することができるでしょう」
⇒「髪のぱさつき2タイプ」をご参照ください。   

「昆布、わかめ、それにひじきとか?」
「仕事で外食するときはけっこう脂っこいものを食べてるみたいなのよねぇ」
「手間がかかるでしょうけど、作ってあげてください」
「そう、大変なのよ料理・・・でも仕方がないわ、やってみるわ」


話を聞いているだけで、愛が伝わってくる女性でした。
 爽肌精スキンケア


漢方の空間ファインエンドー薬局HP
生理・不妊症・更年期・婦人科疾患のための漢方薬対策
肌トラブルの漢方薬対策

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいね!クリックどうぞよろしく

肌対策・夏の思い出、爽肌精(そうきせい)

2008-09-08 | 肌トラブル・アトピー・美容
爽肌精リフレッシュ(R)ローション&リフレッシュ(R)クリーム

薬用爽肌精性(M)ローション&(M)クリーム

この夏も肌トラブルについて多くのお問合わせがあり、爽肌精のサンプルをお試しいただきました。

ご来局できない遠方の方々は、直に肌状態を見ることができないので困難な部分もありましたが、幸いサンプルで漢方処方の素晴らしさを実感してくださった方も多かったようです。

肌の炎症がありながらも乾燥するというタイプの方には、
爽肌精ローション(R)と(M)の2種使いと、加えて(R)クリームというスキンケアが特に好評でした。

漢方処方のスキンケア:爽肌精(そうきせい)

これから空気が乾燥するシーズンになると、クリームはよりしっとりしたもの((M)クリーム)が必要になってくるかもしれません。肌状態に合わせて方法をかえてゆきましょう。

頭皮も皮膚の一部です。顔と同様スキンケアしましょう。

このところ、
「くすみ」や「しみ」のお問い合わせが増えてきました。日焼けがとれて、急に目立ってくるころです。
対策としては「爽肌精(M)シリーズ」や「紫根シリーズ」もいいですね。お問い合わせください。

シミ・くすみ対策

紫根美容法

漢方美肌づくり


五行草茶(ごぎょうそうちゃ)も湿疹などのトラブルに大活躍してくれました。

毎年夏場に手指の皮むけに悩んでいた女性が、五行草茶に挑戦した今年は、まったく症状が現れなかったと大変喜んでくださり、
雑草で生えていますよ
と五行草の写真を見せたら、先日見つけて手に携えて来局され、
「これですね!、五行草茶も飲むけど、自宅で栽培して食べようと思うの」
と種を採取することにしたそうです。
身近にある漢方の知恵、もっと広められたらいいなあとつくづく思ってしまいました。

五行草茶


漢方の空間ファインエンドー薬局HP
生理・不妊症・更年期・婦人科疾患のための漢方薬対策
肌トラブルの漢方薬対策

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいね!クリックどうぞよろしく

髪のパサつき2タイプ

2008-09-04 | 肌トラブル・アトピー・美容
9月4日は「櫛(くし)の日」。
美容関係者らが決めた日ですが、「くし(櫛)」の語源は「薬」と同じで、不思議・霊妙なこと「奇(く)し」「霊(くし)び」だそうです。
秋になると、髪の抜け毛やパサつきが気になります。
そこで、今日は髪のパサつき2タイプと漢方対策をご紹介します。

タイプ(1)
年齢とともに頭髪全体が細く弱くなって、コシがなくパサつく。脱毛、白髪も多くなってきた。

タイプ(2)
毛先のトラブルが多い。枝毛や切れ毛が起こりやすい。白髪も目立ってきた。抜け毛も気になる。


◆原因と漢方対策

タイプ(1)精血不足
年齢(中壮年以降)や慢性疲労が続いたりすると起こりやすい。毛根部の栄養が不足するので髪全体が細く弱くなる

何首烏(かしゅう)プラス杞菊地黄丸などの補腎剤。

タイプ(2)気血両虚
しっかり食べなかったり、出産時の出血過多で体力を消耗したりするとおこりやすい。毛髪先端から異変がはじまり、カサついてツヤがなくなる。

十全大補丸 婦宝当帰膠+補中益気湯など。

(1)(2)は両方重なって起こる場合も多い。


■髪によい食べ物◆肝腎を強化する食べ物がおすすめ

クコの実、なつめ、竜眼肉、ブルーベリー、レーズンなどのドライフルーツ、アーモンドなどナッツ類、黒ゴマ、黒豆、レバー、牡蠣、しじみなど

ゴワゴワしたフケが多い、頭皮がべたつくという方は、ミネラルと食物繊維が豊富な海藻類で腸内の掃除をしっかり行うと頭皮もすっきりするでしょう。


漢方の空間ファインエンドー薬局HP
生理・不妊症・更年期・婦人科疾患のための漢方薬対策
肌トラブルの漢方薬対策

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいね!クリックどうぞよろしく

爽肌精(そうきせい)ボディーソープが新発売に

2008-07-30 | 肌トラブル・アトピー・美容
敏感肌対応漢方処方のスキンケア
爽肌精(そうきせい)シリーズでしばらく品切れしていたボディソープが改良新発売となりました。

生薬成分のうち、これまで含まれていた当帰(とうき)の量を2倍にし新たに桃仁(とうにん)を配合、黄ゴンはなくなりましたが、肌のうるおいを一層補い育てる漢方処方となっています。

当初は泡立ちもさらに改良したいとのことでしたが、植物性界面活性剤のみの使用にこだわったため、相変わらず泡立ちはよくありません。
これまで通り、泡立てスポンジやネットにとって、良く泡立ててご利用ください。

そして!
価格も努力していただき安くなりましたよ。(500ml 2,625円)

汗をかいて肌が過敏になりがちな夏。
肌にやさしいボディソープで、引き続き養生なさってください。

漢方の空間ファインエンドー薬局

汗と肌トラブル

漢方アトピーらんど

アトピー改善漢方対策の流れ

2008-06-20 | 肌トラブル・アトピー・美容
アトピーなどの慢性皮膚炎では、症状がひどくなったときにあわてて漢方対策などを始める場合が多いようです。
しかし、一時的にひどい状態が治まったとしても、その肌には健康を維持する力が充分備わっていないので、まだまだ一触即発状態です。引き続き元気な肌を育てるための養生を行いましょう。

ステップ1:炎症・赤みを抑える対策

炎症が強い時期は、炎症を抑える対策を優先します。
赤味があってブツブツと盛り上がり、ジュクジュクと滲出液がでてきたり、赤味があって乾燥し夜間にかきむしり布団に粉が落ちていたり、血がにじんでいたりなど炎症の状態はさまざまです。

・辛い物や刺激物、脂っこい物、味の濃いものをさける
・疲労しないようにする
・睡眠不足厳禁
・紫外線を避ける

*ハーブティー⇒五行草茶、五涼華など

*漢方処方一例
清熱対策:白虎加人参湯、黄連解毒湯、瀉火利湿顆粒、涼血清営顆粒など

*スキンケア
五行草エキスなど炎症を抑える働きのあるローションなどを中心に。
爽肌精リフレッシュローション


ステップ2:肌を丈夫にする対策(ここからが本番)

少し症状が治まると安心してつい治療の手を抜いてしまうことがありますが、ここからが治療の本番ともいえます。
年単位の養生が必要ですが、安定した状態を少しでも長くキープできるよう、毎日養生を積み重ねてゆきます。

これによって皮膚層が規則正しく整い回復力は高まり、たまに炎症出現したとしても元に戻りやすく、かゆみも起こりにくく、やがて肌変動の波が小さくなってゆくでしょう。

あなたがふだん実行するとよいこと
胃腸を丈夫に(小児のアトピー対策)

*肌の潤いを補うサプリメント
・コラーゲン
ウナソル コラーゲンプレミアム
・コラーゲンをとるならビタミンCVと一緒に:沙棘精
細胞の膜を丈夫に:紅沙棘
美肌づくり紅沙棘
・SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)で抗酸化対策
プログリーン(麦緑素)

*漢方対策一例
活血:涼血清営顆粒など
涼血清営顆粒など
補血:当帰飲子、温清飲、婦宝当帰膠など
補腎:六味丸、八仙丸、プラセンタエキス(オリヂンP顆粒)など

*スキンケア
保湿を中心に
薬用爽肌精ローション、オリエンタルエッセンス
セ・サージ


スキンケア

アトピー性皮膚炎になりやすい人の肌は、角質層の水分や脂質、セラミドが不足しているといわれます。肌に合ったローションやクリームが見つかったら、日に何度となくなくつけることが必要でしょう。

また、人によって、季節によって、生活環境によって「合う」アイテムは異なってきます。一つの肌でもローションが2種類必要だったりする場合もあるでしょう。肌状態に応じて柔軟に対処しましょう。

漢方美肌づくり


アトピー性皮膚炎の特徴

・慢性的:良くなったり悪くなったりを繰り返す
・遺伝的:本人または家族が気管支炎、アレルギー性鼻炎、結膜炎
  などのアレルギー疾患をもっている。
・かゆみが強い(特に夜間)
・左右対称:体の中心線を基準に左右対称の部位に現れやすい
・免疫グロブリンIgEの数値が高いことが多い
・心理的ストレス、ホルモンバランスの影響を受けやすい
アトピー性皮膚炎ガイドライン


漢方の空間ファインエンドー薬局HP
生理・不妊症・更年期・婦人科疾患のための漢方薬対策
肌トラブルの漢方薬対策

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいね!クリックどうぞよろしく

子供のアトピー対策

2008-05-16 | 肌トラブル・アトピー・美容
季節の変わり目を迎え、肌トラブルの相談が急に増えてきました。
気温変動が大きくなり紫外線の影響も受けやすく、肌は不安定になりがちです。

あの人の肌がきれいなのは

「何つけてるの」「何食べてるの?」
素肌がきれいな人には、つい質問攻めにします。当然その答えはいくつかあると予想します。遺伝的な素因のほかに、生活の仕方のさまざまによっても肌の状態が違ってくることを認識しているからです。

「昨日寝てないから、今日は肌がガサガサ・・・」
皮膚は健康な人でも体調、気候、食べ物などの影響を受けます。

このことは慢性皮膚炎に悩む人の生活を否定しているのではありません。アトピーという難治性の疾患は「ちょっと薬を塗る」という方法だけでは到底治るものではないということです。

あれこれつけたけど治らない

ちょっとした傷や炎症と同じように「つけて治す」という感覚でアトピーに向かうと、あれも効かない、これもダメの連続です。

皮膚のバリア力が弱く外界の刺激を受けやすい、炎症を回復するのに時間がかかりまた次の刺激を受けて炎症がおこる・・・
慢性化してしまうのは、皮膚の力が落ちているからでしょう。

順序よくじっくり元気な皮膚を「造って」いく養生が必要です。

「アトピーだからどうしよう」ではなく「元気な皮膚を造るために何をどうすればいいか」そんなところから考えてみれば、解決策が具体化するかもしれません。

小児の対策

これまでの漢方対策の経験で言えば、小学生くらいまでの慢性皮膚炎は、胃腸を丈夫にする対策をしっかり行えば、治る力が増すようです。
(もちろん大人の場合も大切な対策です)

食べた物がきちんと消化され栄養としてしっかり体内で働いてくれれば、肌は順調に層をなし、やがて抵抗力のあるつやつやした肌が訪れるでしょう。
皮膚は絶えず代謝していてどんどん入れ替わっています。回り道だと思わずこのことを実行してみてください。

「胃腸は悪くない」
「ちゃんと食べてる」
そう言わずにもっと食べることを見直してみましょう。

良く噛んで食べる
ながら食いをしない
規則正しい時間に食べる
旬のものを選んでいる
夜遅くに食べない
毎日気持ちよく排便できる
乳幼児の場合は、決して離乳食を急がないこと

あなたがふだん実行するとよいこと

参考)胃腸の漢方
六君子湯、黄耆建中湯、星火健脾散(参苓白朮散)など

炎症が強い時は
あっさりしたもの、さっぱりしたメニューを選びます。
辛い物、味の濃いもの、消化の悪いものを控えましょう
睡眠不足厳禁です。

ハーブティーとして五行草や五涼華などもおすすめ。

皮膚対策のハーブティー

気温が急に上昇して、体の恒常性を保つために体の鎧である肌は大忙し。だからいまどきの肌はお疲れ状態です。
第一の対策は睡眠かも。
規則正しく寝ましょう。
新しいスキンケアを試すにしても、そおっと始めてくださいね。
症状に波があってもあわてず。
クヨクヨしないのも体のため

漢方の空間ファインエンドー薬局


つい真剣になる美肌情報

2008-02-04 | 肌トラブル・アトピー・美容
漢方化粧品、爽肌精(そうきせい)のリピートをいただいた。

肌の乾燥やかさつきが落ち着いて昨年の今頃よりずっと肌の調子がよいとのこと。
それに「トランサミン」がいいと聞いて皮膚科で処方してもらっているのでそれもいいのかもしれないとのこと。

「トランサミン」を美容に使うのはうっすらと聞いたことがあった。消炎効果もあるのでいいかもしれないけど、しみにいいという作用機序は不明らしい。
止血作用もあるので血栓ができたりしたらいやだなあと個人的には思う。
(お肌のことになるとつい、自分の肌にはどうかなと真剣に考えてしまう
ただでさえ血流が悪化して脳の老化が気になる年齢だし・・・・
肌のくすみやしみ対策には、漢方的考えると「活血」つまり血流改善でしょう。
そうだ、「心沙棘(しんさーじ)」でも飲んでみようかな。フラボノイドの抗酸化作用と血行促進作用もあるし。それに天然物だし。
まず自分で試すべし。結果を楽しみに。

漢方の部屋ファインエンドー薬局

セ・サージや瑞花露が「クロワッサン」に紹介されました

2006-08-26 | 肌トラブル・アトピー・美容
秋になると、肌が急に年をとったようになって焦ります。
夏の疲れが、体内だけでなく肌にも、くっきり現れるのですね。

先日「皮膚病の漢方研修会トピックス」でも紹介した漢方の美容法が
今週発売の雑誌「クロワッサン」に、紹介され、
漢方化粧品の「瑞花露(すいかろ)」と「セ・サージ」が掲載
されました。

記事のテーマは、

『美肌は元気な毛細血管がつくる。中医学の美容法に注目。』
(108~109ページに掲載)

「血虚」タイプに「婦宝当帰膠」、「お血」タイプに「冠元顆粒」
も掲載されています。

ちなみに「セ・サージ」は、

『からだの酸化による肌の老化を遅らせ、皮膚細胞の再生を促して
潤いのある素肌づくりをサポート。
年齢のによるたるみやシワ、しみ、冷暖房や気候の変化による乾
燥、紫外線によるトラブルなどに悩む人にお勧め。』

と紹介されていました。

漢方美肌づくり
五行美肌づくり(体質別美容法)
セ・サージ、紅沙棘
瑞花露
婦宝当帰膠・冠元顆粒


ステロイドと漢方養生(皮膚炎対策)

2006-07-26 | 肌トラブル・アトピー・美容

ステロイドバッシングという言葉があるそうで、「絶対ステロイドはイヤ、もうステロイドをやめる!」といわれるアトピー性皮膚炎の患者さんもしばしばいらっしゃいます。

しかし、アトピー性皮膚炎は、なかなか完治しにくく、治ったようにみえて、また悪化したりと、大波小波を繰り返すので 難病さらには強病(ごうびょう)と呼ばれたりしています。

これに対抗するには、多方面からの手段が必要でしょう。

 

1)ステロイド剤の考え方

皮膚炎症がひどいときは、たとえば燃え盛る火には、とにかく早めの消火が必要です。

また、アトピーなど慢性皮膚炎体質では、絶えず火種がくすぶっている状態(遺伝的にすでに敏感な状態)と考えられ、じょうずにステロイド剤を利用することは、ある面でとても有効とえいるでしょう。

 

2)養生としての漢方対策、食事対策、スキンケアなど

体質は
「遺伝的な素因(先天的要因)」がベースになっているとしても、
「食べ物や生活環境(後天的要因)」の積み重ねによって
その環境にあった体を日々創造しています。

ですからステロイド療法の一方で、
養生面の対策は必要不可欠。というより当たり前。

より健康な肌ができるように、
胃腸を丈夫にし、十分な栄養を摂り込む努力を重ねていくことです。

漢方対策は
偏った体質を、中庸に保つために必要な食べ物(生薬)を選んでいく作業と同じです。
火照っていたら冷ます働きの処方、カサついていたら潤す働きの処方、胃腸が弱っていたら胃腸を元気にする処方・・・などです。

まさに、今日の体調に「なにを食べるか」を考えるのと同じで、食事療法のより積極的なものと考えることができます。

欠かせない食生活の改善
当然、日々の食生活がお粗末であっては、話になりません。
いつからアトピー性皮膚炎が増えたのか定かではありませんが、昔は少なかったのですから、規則正しい食生活、素材が生きているもの、添加物が少ないもの、日本人の体質に合っているものなどを意識したほうが良いのではないでしょうか。

スキンケア(ステロイドとワセリンだけ、ってことはないはずです。)
普通肌の人でも毎日、ローションやクリームで肌をいたわっているのですから、皮膚トラブルを起こしやすい人はもっと、スキンケアが大切でしょう。
ステロイドを塗る以外にも、肌の潤いを保ったり、血行をよくしたり、ほてりを冷ましたりなどの作用のあるローションやクリームをきめ細かく使用することも重要な養生。
日々肌の状態に応じてアレンジすることも大切。

参照)皮膚病の漢方研修会トピックス

 

3)年齢が高くなると治りにくい理由

成長期は、
日々、抵抗力や回復力が増しているので、治す力がアップしています。

ある程度の年齢をこえると、
日々老化してゆくのですから、ほっておいて治癒力がアップするはずがありません。

右下がり、右上がりの過し方

 

漢方の部屋   漢方アトピーらんど 


皮膚病の漢方研修会トピックス

2006-07-24 | 肌トラブル・アトピー・美容

皮膚トラブルも、漢方的な発想をすると「体をトータルに考える」ことによって、さまざまな対策の可能性が見えてきます。

ステロイドと漢方養生

実際中国では、体質にあう漢方薬を煎じて、これを服用すると同時に湿布として使ったりします。軟膏もいろいろあり、また体質に合わせて生薬を軟膏にブレンドしているそうです。

日本では、販売されている生薬の軟膏は種類が少なく、く紫雲膏や太乙膏、中黄膏くらいしかありません。
そこで、自分の肌状態に応じて、さまざまな工夫をするとよいでしょう。

 

さて、昨日の講演の中でも「五行草」は大活躍していました。

(トピックス1)五行草でまず湿布(ローションパック)

これからのシーズンは、あせもや日焼けなど五行草の機会が多くなるでしょう。
ハーブティーとして飲むと同時に、五行草のエキスをコットンに含ませ5~10分くらいパックすると、ひんやりいい気持ちでさっぱりします。

パックの後は、肌体質にあわせたスキンケアをしっかり行っておきましょう。五行草入り化粧品シリーズ爽肌精(そうきせい)

 

(トピックス2)セ・サージクリームの応用

すでに美容クリームとしての支持が高いクリーム「セ・サージ」。
慢性トラブル肌の再生にも、積極的に応用されていました。
乾燥が強い場合は、ワセリンと混ぜたり、ローションがしみるような傷がある場合は、サージオイルの上に塗り重ねたり・・・
また、クリームとローションを混ぜたり、それもその時々の肌状態によって混ぜる割合をかえてみたり・・・
いろんな工夫がありました。

すでに、これらをご利用の皆さんも自分の肌状態に合わせた工夫をどんどん行ってみてくださいね。
よい結果をお待ちしています。

漢方理論に基づいた「セ・サージ」や「瑞花露(すいかろ)」「爽肌精(そうきせい)」。これらの製品の優れているところは、なんといってもそのレシピの良さです。
漢方の専門家が生薬の性質を知りつくして、生薬相互のバランスをしっかりとっているところでしょう。

単に、「○○がいい」ということだけで、生薬エキスをあれこれ適当に寄せ集めて配合しているのではない、ということです。

 

漢方の部屋  漢方美肌づくり  セ・サージ  


蒸し暑い季節に悪化する皮膚疾患に五行草(馬歯見)スベリヒユ

2006-07-06 | 肌トラブル・アトピー・美容
蒸し暑くなって、皮膚疾患が出現したり、慢性の皮膚疾患が悪化する
ことが多くなりました。

当薬局でも、五行草茶(ごぎょうそうちゃ)や五行草エキス入りの化粧水
のご要望が急に増えてきています。

これからのシーズンは、日焼けトラブルにも利用されることが多くなります。

で、上の写真がその植物で、和名は「スベリヒユ」。

あ、見たことある・・・と思われる人も多いでしょう。
道端や、ご家庭の鉢植えにも雑草としてまぎれていたりします。

生薬名は、馬歯見(ばしけん)(「けん」は草冠に見)
つまり馬の歯みたいな葉っぱの植物ってことです。

茎が赤いのが特徴で、見えないくらいの小さな黄色い花をつけます。
葉が緑で根が白、種が黒で、みごと五つの色をそろえていることから
「五行草」とも呼ばれています。

こんなに身近にあるのに日本でほとんど利用されていませんが、
中国では、皮膚疾患にはとてもポピュラーな薬草です。
赤みが強かったり、ジュクジュクしたり、かゆみが強い皮膚疾患によく
用いられています。
患部につけたり、「五行草茶」は、お湯に溶かしてお茶として飲みます。

また、病原性の急性下痢やしつこい咳き(百日咳)などにも用いられる
ことがあります。

スベリヒユをさっとゆでて、油で軽くいためてもおいしいそうです。
(個人的には、まだ作ったことがありませんが)



スベリヒユの小さな花を園芸用に大きく咲くように改良したのが
「花スベリヒユ」「ポーチュラカ」といわれています。
すでに葉の形は、馬の歯のようではないですね。

漢方アトピーらんど

漢方薬剤師がつくった敏感肌対応基礎化粧シリーズ「爽肌精」(そうきせい)

漢方の空間

にほんブログ村 トラックバックテーマ 今が旬!植物たち~♪へ今が旬!植物たち~♪





肌がきれいになった2例

2006-04-08 | 肌トラブル・アトピー・美容
先日、漢方対策で肌がきれいになったという話題を伝えたら、今日は、2人の女性からもそんな話題をいただきました。

その1)
「親から、『最近、化粧のりが良くなったね』と言われました!」

自分の親からほめられるってうれしいですよね。
肌がきれいになるのって、本人より周りの人間のほうが、よくわかるんですよね。

生理不順の対策を行っている方です。3ヶ月目に入り、生理に伴う不快症状もずいぶん減少し、低温期と高温期のメリハリもはっきりしてきました。当初はいかにも貧血といった肌色でしたが、桜色のキレイな肌になってきました。
また、頑張ろうね。


その2)
「この漢方で身体の掃除をしてるんですよね。がっちりやろうと思ってます」

子宮内膜症で生理痛が酷く漢方対策をおこなっている方です。
本人は気が付いていなかったようですが、あきらかにこのところ両頬のシミが薄くなり、肌全体のくすみがとれています。
「肌、きれいになってるよ」といったら、
「そう?!やった~!!やっぱり身体の掃除出来てるんだね」といい笑顔。
元気な顔色は、相手に元気を与えてもくれますね。感謝。

漢方の部屋