江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

着物

2010-11-21 22:26:42 | 日本の文化について
11月21日はひたちなか市のおやこ劇場での公演。
私たちにあわせて着物を着ようと声を掛けたそうで、
中学生が4人と、大人が何人か着物姿だった。
そして最初の挨拶の中で「着物を着慣れましょう」と呼びかけていた。
これはいいことだ。
習うより慣れろ、とよく言われる。

先日ホテルニューオータニで仕事があったとき、
控え室から中庭が見えた。
そこに和服姿の外国人女性。
その後から日本人女性がやはり和服姿で現れたが、
なんと仕草が自然だったのは外国人のほうだった。
見ていると、相当に和服が好きらしい。
慣れるとどんな体型でも着こなせるし、仕草も身についてくるのだろう。

おやこ劇場の挨拶の中で、気になる話しがあった。
最近の子どもの中には、ススキを知らない子がいるという。
きっと親に全く関心がなく、会話に出てくることもないのだろう。
でも多分、これは不幸な事なのだと思う。
人間の感覚は、自然の中で研ぎ澄まされてきた。
文化はその感覚に支えられている。
もし自然を見ず、感じずに育つならば、何かとても大きなものが欠けたまま
大人になるのではないかと心配になってくる。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紅・黄葉 | トップ | 禁煙の弊害 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (ゆめひろばスタッフ)
2010-11-24 15:14:22
先日は、とてもよい舞台を見せていただきありがとうございました。舞台の準備からお手伝いさせていただきましたが、上條さんのこだわりが見受けられ、感心しながらのお手伝いでした。(美しかったです)

子どもたちも高学年向けの鑑賞例会ということで、とても落ち着いてしっとりと見られました。おとなしいので、私などは、かっぽれで思わず手拍子を打ちそうになりましたがやめておきました(笑)

着物は、子どもたちの母親が成人式で着たものや自分の着物など様々ですが、私の周りの大人もやはり着物離れ?がすすんでますね。文化がうしなわれてしまうのは悲しいことです。
嘆いているのは私たち日本人よりも海外の方たちが、そう思っているかもしれませんね。

来年のお話になりますが、ひたち大道芸などにお越しの際には、またお会いできますよう、皆様のご健勝お祈り申し上げます。
返信する
お世話になりました (上條 充)
2010-11-24 21:32:34
公演ではいろいろお世話になり、有難うございました。
皆さんがとても楽しそうにお手伝いくださったものですから、
準備も片付けも早く、綺麗にできました。
有難うございました。
返信する

コメントを投稿

日本の文化について」カテゴリの最新記事