マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

第2章 初級ステップ(4)

2009年06月07日 | 数独


        図1
 図1は前回のブログの最終局面の再掲です。
 数を入れる方法①ブロックについて考える ②行について考える ③列について考える ④マスについて考える の4つの作業を実行しても、新たにマスに入る数が見出せない状態に陥っています。さあどうするかと言う局面です。
 ここからは書き上げてある候補数を消去していきます。候補数を消去していき、そのマスに入ることの出来る数を一つに絞りこめれば、それが確定数で、その数をマス入れる事が出来ます。そこでここからは”候補数を消す”手筋の話となります。

(2)候補数を消す手筋
 候補数を消す手筋は、実は数多くあります。図1を見て「d3=f3=2or4 だから二国同盟が成立し d3とf3を含む3列とⅣブロックからd3とf3を除き、2と4を消すことが出来る」事を見抜いた方も多いと思います。確かにその通りです、しかしマーちゃんはここでは、敢えて今はその方法を取りません。後に触れることにして、まず行を眺めます。
①行について考える
 まずa行を見ます。a行の中に登場する数が1個の数は無いか”読み”ます。あるはずが無いのですが、今までの読みにミスがあったかも知れません。万一に備え登場する数が1個の数を捜し、あればそのマスにその数を入れます。無ければ次に、候補数が2個登場する数を”読み”ます。図1のa列にはありません。原則として3個以上を考える必要はありません。
 次にb行を”読み”ます。候補数の登場が1個のものはありませんが候補数の登場が2個のもの、二つあります。1と4です。しかしこの場合の二つの1は属するブロックが同一では無いので他の数を消す能力はありません。しかし4には他の数を消す能力があります。下の図2のb行の中の4を赤で示しました。良く見てください。


       図2
 b行の4が入るマスは確定していませんが、しかし1列目か2列目です。確定では無いが1列目か2列目のいずれかには必ず入ります。謂わば”準確定”です。この二つのマスは同一のⅠブロックに属します。Ⅰブロックのb1かb2に4が入るわけですから、Ⅰブロックの他のマスには4は入りません。言い換えれば、Ⅰブロックの他のマスから4を消せる訳です。具体的にはa1、a2、a3 の黄色で示した4が消せます。
 少し一般的に言えば「2行の中に2個存在する候補数4が2個とも同一ブロックに存在するとき、そのブロックから他のマスの候補数から4を消せる」のです。
 この様な”読み”をa行~i行まで行います。c行~i行まで”読み”を入れた結果h行の2つの8にも消去力があり、Ⅸブロック内の黄色の数8が消えます。行について考えた最終結果を図3に示します。
  

         図3