8月26日、朝9時、山仲間Wさんと妻の3名で蓼科目指して東京を発ちました。私は1週間ぶりの蓼科ですが、妻は今夏初めて。同行のWさんと27日に北八ヶ岳の山々に登る予定もありました。
27日(木)
山荘→(車:50分)→麦草峠→(徒歩:60分)→茶臼山→
(徒歩:70分)→縞枯山→(徒歩:40分)→縞枯山荘→(徒歩:10分)
→坪庭→(徒歩:1時間50分)→麦草峠→(車:25分)→奥蓼科温泉
保科館→(車:25分)→山荘
北八ヶ岳は蓼科山と八ヶ岳の間に位置し、北横岳・縞枯山・茶臼山の三山を中心とする一帯を言い、ダケカンバなどに覆われた森林豊かな地域です。標高もそう高くなく、所々に湖が点在し、森林浴にはもってこいの場所。ただ八ヶ岳ほどの人気はなく、その分静かな山歩きが楽しめます。
茅野方面からも北八ヶ岳の山々はなだらかな姿を見せてくれます。しかし私がこの地を訪れるのは実に34年振り。1975年夏、都立高校2校目のワンゲルの顧問として生徒と一緒に、大河原峠から入山、北八ヶ岳・八ヶ岳を縦走し小淵沢に抜けたのでした。殆ど女子だけの1年生の部員、今では考えられない縦走でした。下山直前、私の足もガクガクになった事をよく覚えています。
今回はその時とは逆のコース、麦草峠から茶臼山・縞枯山に登り、坪庭を目指しました。
(登山口付近)
朝6時半スタート、天気は比較的快晴。樹林帯を進むこと1時間で山頂到着。7・8年ぶり登山のWさん、若さ故か快調のピッチです。時折切れる樹林帯の向こうに南アルプスの甲斐駒ケ岳と仙丈岳が遠望できます。
(茶臼山)
茶臼山から縞枯山への登りも緩やかな尾根歩き。途中の展望台に昇れば、中央アルプスや浅間山、奥秩父も姿を現し、大満足。程なく縞枯山頂到着。
(縞枯山)
(縞枯山頂)
縞枯山も森林に覆われ見晴らしは全くききません。軽くエネルギーを補給してスタート。下りは思ったより長くかかりました。恐らく標高差200mくらいはあるでしょうか。降りてきて草原状の一角に「縞枯山荘」がありました。静かな端正な佇まいの山荘。風力発電も取り入れている様子。冷えたミルク一杯で喉を潤し、暫しの憩いの後坪庭を目指します。
(縞枯山荘)
(風力発電)
坪庭はピラタスロープウェーを利用してもやって来れる「高山植物」の宝庫。残念ながら8月の下旬にあまり高山植物は見られませんでしたが、ここからの「北横岳」は秀麗な姿を見せてくれました。
(坪庭からの北横岳)
(坪庭散策路)
帰路は坪庭から麦草峠へほぼ水平に下ります。途中トリカブトの群落が疲れた体を慰めてくれます。1時間50分で元の峠へ。休憩も含めて5時間半のハイキング。
帰りに奥蓼科温泉郷「保科館」の露天風呂で一汗流し帰路につきました。
(下山路での分岐)
(トリカブトの群落)
(奥蓼科温泉郷保科館玄関)
(保科館の露天風呂)