マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

『麺や 七彩』

2010年08月31日 | 身辺雑記

 
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月27日に「倫理研修会」が午後1時から中野で開催されるので、その日の昼食に、西武新宿線「都立家政」にある「麺や七彩」へ出掛ける事に決めていました。このお店、以前から気に掛っていました。喜多方ラーメン店ではあるが、化学調味料を一切使用せず、テレビにも登場し、山岸一雄氏に「参った」と言わせて以来人気急上昇のお店で、特に麺に凄みがあるとの評判のラーメン店です。






 更に、この都立家政駅、マーちゃんが鷺宮高校勤務時代毎日利用した駅で、この「麺や七彩」が開業する以前の中華料理店には昼食によく出掛けたお店だったのです。駅周辺と、よく利用した店がどう変化したかも知りたくての都立家政再訪でした。
 西武新宿線の普通電車が停車する多くの駅は良く言えば庶民的ですが、駅周辺に繁華街を持たない駅が多い中、なかでも都立家政の街は何の特徴も名店もない駅でした。再訪し、その感想に変化はありませんが、駅から歩くこと3分、以前に比較して洒落たお店が少し増えたようです。

 開店11時30分の1分前にお店に到着。列をなす人は僅か5名、多分それ程待たないで入店出来る事と一安心。猛暑の影響もあり、炎天下に並んでまでラーメンを食そうと言う人は少ないようです。待つこと数分で入店、店内を見渡すと、以前と同じように全てカウンター席ですが、店内の一部を改装し、カウンター席は10席に増えていました。つけ麺も売れ筋と聞いていましたが、私は初めてのお店では他店との違いを感じたくて”普通の”ラーメンを注文します。
 
 待つこと15分はかかったでしょうか。かなり丁寧に作り上げている事が伺い知れます。スープは魚介だけから作りあげたもので、化学調味料を一切使用しないすっきりした味で、完飲しました。麺は縮れの強い自家製でコシもあり滑らかさを兼ね備えた素晴らしい麺ですが、「西尾中華そば」店の麺の方が私の口には合う様です。 




 そしてチャーシュー
はとろとろのバラ肉と低温調理のモモ肉の2種類。どちちらも美味しく頂きました。「西尾中華そば」店もそうでしたが、流行っているお店はどこもチャーシューに気合を入れて調理しているかと一人合点しました。
 お隣さん注文のつけ麺は日本そばのモリの様な形で出されていました。こちらも食欲をソソラレル出来栄え。もう少し涼しくなったら再訪したいと思えるお店でした。 

(追記:昨日のブログに登場したパズルの答えは(2)10cmです。一見すると、どのテントウ虫も目指す相手に追いつかず、永遠に相手を追いかけ続けると思われます。中学生も最初そう考えたようですが、実はだんだん正方形の内部に入り込む事に気が付き、その軌跡を円と考え(3)を正解と考えました。軌跡は円ではなく”うずまき”線になり、著者の解答はこうです。Aの進む方向とBの進む方向は常に直角をなす。だから、AはBを1秒間に1cmづつ追いつめ、10秒で追いつく事が出来、Aの進む速度は毎秒1cmだから、追いつくまでに進んだ距離は10cmであると書いていました。高等数学を使用しても問題は解決しますが、そこはパズルの本。読者の直感に訴える解決法を書いていました。)


「数学を楽しむ会」で再会

2010年08月31日 | 身辺雑記

 昨日の8月30日(月)、白鴎中学校の3年生6名と再会しました。偶然な出会いから、半年に一度ほど、数学のパズルを紹介して考えてもらう事とし、その後数学の宿題の質問を受ける会で、「駒込交流館」で開催しています。前回の会は今年の1月、冬休終了目前に実施しましたから、7ヶ月ぶりの再会です。男女3名ずつの全部で6名の中学生、一段と背が高くなっていて、この頃の成長の速さに驚かされます。



 今日紹介したパズルは2題。1題はこのブログ(6月9日)に登場した問題で、もう一題は「おもしろい数学パズルⅠ」(M・ガードナー著:社会思想社)に登場する”テントウ虫の
恋”と言うパズルです。実はこの本は、世界的に有名なパズルを紹介しますと言ってきた私の”タネ本”でもあります。今日はタネ本も紹介し、早速考えてもらいました。右にその問題を掲げますから、我と思わん方は挑戦してみてください。残念ながら中学生から正解は出ませんでした。解答の概略は明日のブログの(付記)に乗せます。



 パズル終了後は質問会。生徒たちの質問に次々に答えていきます。学校特製の数学のワークブックが50ページにも亘り、かなり重厚な問題集で、発展問題などで生徒達は苦戦していました。私も久しぶりに解く”幾何”の発展問題には悩まされました。問題を見て一瞬に解答が思い浮かばない問題もあるのです。頭脳が錆付いてきていることを実感します。朝9時から開始したこの会、来春の再会を約して、12時に会は終了しました。


倫理研修会へ

2010年08月29日 | 行政書士奮戦記
 昨日(8月27日)、東京都行政書士会主催「倫理研修会」が「なかの ZERO ホール」で開かれ参加してきました。最近、新聞紙上を賑わす行政書士が増えてきている事態を重く見て、行政書士の職業倫理の確立を狙った、行政書士会本部の”決死”の催しで、東京都の会員を対象にした、義務的研修会でしす。

 8月も末になってから、行政書士の研修会や会合が増えていました。8月24日(火)には無料相談会があり、午後から参加しました。午後1時半、相談者の椅子席に座ると程なく、見覚えのある女性が私の前に立ちました。富士神社でのラジオ体操参加者で、文京区々議会議員の渡辺さんでした。区報にこの無料相談会の知らせが載りますから、「それを見て、お声を掛けようと思いまして。私の部屋の方にもお出で下さい」と名刺を置かれていかれました。今回の相談会には、連日の暑さにもかかわらず27件もの相談が寄せられ、相談件数が増えています。それだけ困った事態に出合う事が多くなっている現状の反映でしょか。
 
 8月25日(水)の夜には支部懇談会が。この会の第一の狙いは支部の会員の方が作成した「東京都行政書士会文京支部」のホームページの業務上の利用の仕方の研修にあり、ホームページ作成者からその使い方の説明がされました。業務に役立つ情報やその使用方法、有難い限りです。
 この会のもうひとつの目的は会員相互の自由な意見交換。参加者を3つの少人数のグループに分け、飲酒自由の雰囲気のなかで、ざっくばらんな懇談が夜8時半過ぎまで続きました。

 
 そして昨日の「倫理研修会」です。参加者は700人は超えていたでしょうか。午後1時から4時10分まで、4本の講演がありました。その中で特に私が興味を持って聞いたのは、東京都立大学名誉教授兼子仁さんの講演です。「行政書士の職業倫理と行政書士法」と題されたこの講演、大学で法律の授業を受けている感じになりました。特に司法書士法と弁護士法にも触れての部分は、行政法の第一線での研究家ならではの内容で、度々引きあいに出された「行政書士法コンメンタール」を是非読んで見ようとの思いになりました。

 研修会を終え、久し振りに元同僚のWさんと一献傾けました。「おりいって相談したい事がある」との事でしたが、深刻な話題ではなく、たまには一杯やりましょうとのメッセージだったようです。中野ブロードウェイを外れ脇道に入り、路地裏の焼鳥屋で喉を潤し、”義務”果たした開放感に浸りました。今日も暑そうですが、池袋のジュンク堂に兼子先生の本を買いに出掛ける積りです。

突然に「世界で一番難しい数独」です

2010年08月27日 | 数独

 まったく、突然に数独です。7月19日に「第4章 上級ステップ(とりあえずの終わりに)」を最後に、その後数独についてはまったく触れていません。その時は「どんな超難問数独でも解決出来る方法を解説します」とのタイトルのもと、37回に亘る連続の解説を載せましたが、途中「全ての難問が解ける方法」には至っていないことに気が付き、「今後に待ちたい」として、”筆を折り”ました。

 いまだ
完全解決への道遥かに遠し、です。それどころかそんな姿勢をあざ笑うかの様な問題を紹介するメールが2本、同じ日に違う方から届きました。「解けたら天才!フィンランドの数学者が作った”世界一難しい数独”」とのタイトルのメールにはその紹介記事と、その数独の問題が書かれていました。右図がその問題です。解いてみてください、と言うより数独の現在の一断面の紹介の積もりで、最下段にその記事が書かれている URL を乗せました。数独のある断面が乗っていますから、宜しければお読みください。
 
 その概略を書きますと
 《海外の複数のニュースサイトが伝えるところによると、上記の問題は実はフィンランドの数学者 Arto Inkala 氏が作成した問題で、彼曰く”世界でもっとも難しい数独”とのこと。問題は彼が作成した問題作成プログラムによって作成したもので、問題作成にはなんと3ヶ月を要したそう。》で、問題解決には軽く数週間はかかるでしょうとまで書かれていました。マーちゃんも早速問題に取り組みましたが、確定数は僅か2個、あと手筋を用いて候補数を一つ消しただけで、まったく先が見えません。

 日本発の「数独」というパズル、イギリスで大フィーバーし世界各国に広がりました。日本でも「ニコリ社」からは「激辛数独」などの問題集が、世界文化社からは「難問ナンプレ」と名付けられた問題集などが数多く発売されています。池田書店から発売された「極」の編著作はイスラエル人です。マーちゃんは日本作家の作品はその作風や使われる手筋を知るが故に多くの問題を解けますが、外国人作の問題は、苦戦が続いています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100824-00000018-zdn_g-ent


『三井記念美術館』へ

2010年08月26日 | 映画・美術・芝居・落語

 昨日8月25日(水)、家人と日本橋にある「三井記念美術館」へ出掛けました。平城遷都1300年を記念して、”會津八一のうたにのせて”の副題のもと「奈良の古寺と仏像」展が開かれています。







 ひと月ほど前に一度出掛けた家人からは、法隆寺の「夢違観音」が展示されていると聞かせれていて、この仏様を観たいと同時に、會津八一の歌にも触れたくて、この日の来るのを楽しみにしていました。
 入場すると直ぐ、小さな仏様の「金銅仏」が展示され、その奥に「法隆寺」や「東大寺」「唐招提寺」「秋篠寺」などの奈良の20寺院の古寺に伝わる仏像が展示されています。飛鳥時代から室町時代にかけての仏像や仏教工芸品が併せて60数点も展示され、国宝や重要文化財も数多く公開されていました。
 
 會津八一の”ひらがな”のみのうたが各古寺の冒頭を飾ります。
 「東大寺」    おほらかに もろてのゆびを ひらかせて
            おほきほとけは  あまたらしたり
 「唐招提寺」   おほてらの まろきはしらの つきかげを
            つちにふみつつ ものをこそおもへ
 「薬師寺」   すゐえんの あまつをとめが ころもでの
            ひまにもすめる あきのそらかな
 「新薬師寺」   みほとけの うつらなまなこに いにしへの
            やまとくにはら かすみてあるらし
 「秋篠寺」     あきしのの みてらをいでて かへりみる
            いこまがたけに ひはおちむとす
 等々。

 「法隆寺」の冒頭に歌は書かれていませんが、夢違観音(観音菩薩立像)がおわしまし、入場者の少ないこの日、温和はお姿を長い事見つめていました。又奈良の古寺を訪れたくなる気持ちを抱きつつ、「三井記念美術館」を後にしました。
 帰路、ツマラない一言を呟いてしまいました。「大好きな浄瑠璃寺はどうして登場しないのだろう」と。家人曰く「この4月、奈良からバスで行ったけど、浄瑠璃寺の住所は京都です!」。そうでした。その知識は頭にあるのですが、知識がしっかりと身についていないと、ついトンデモナイ事を口走ってしまいます。
 昼食は京橋で途中下車し、明治屋に寄りました。店内での椅子席で飲む生ビールは650円ながら、立ち飲み価格は350円、良い情報を仕入れましたので、近いうちに又明治屋に出掛けようと思いました。